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「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

     ”坊ちゃん宰相”を手玉にとった”ペテン師宰相”

2011-06-04 06:46:12 | Weblog
鳩山由紀夫前総理は、どこまで”お坊ちゃん”で”おめでたい”のだろう。一昨日の菅内閣に対する決議案にからんだ菅総理との事前の「約束」について今になって”菅総理にだまされた。彼は約束を守らないペテン師まがいな男だ”と怒っている。早期退陣を約束したのに居座っているということのようだが、もしそうならば、菅総理は”お坊ちゃん”を手玉に取った”ペテン師”かもしれない。

一国の宰相に対して1年前まで宰相だった男の口汚い非難だ。国民はもううんざりし返す言葉もない。これに踊らされて、あっちへ行ったり、こっちへ行ったりしている民主党の”先生”たちは、まさに烏合の衆だ。もともと今回、自民党など野党三党が菅総理に対する不信任案を突きつけたのは、菅総理の下では震災の復興も原発事故の収束もおぼつかない、ということだった。そして与党民主党の中にも決議案採決直前まで70人とも80人ともいわれる”先生”方は、野党案に同調していた。

昨日の参院決算委員会で自民党の山本一太議員や公明党の谷合正明議員が、居座りを続けるかに見える菅総理を追及したが、総理はかたくなに先日の民主党代議士会での発言”一定のメドがついたら、若い方に譲る”と繰り返すだけ。意識的に”辞任する”とか”退陣する”という言葉を避けていた。

”一定のメド”とはいつまでなのか?福島原発の”冷温停止”という説もある。もしそうだとすれば、来年まで菅総理は居座りを続けることになる。菅総理の早期退陣は鳩山由紀夫氏だけでなく、ほとんどの国民がそのように思い期待していた。菅総理が我欲を捨てなければ、復興復旧への道はさらに遠のくばかりだ。