「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

         国益を考えない朝日の報道姿勢

2010-02-28 05:48:52 | Weblog
朝鮮学校を" 高校無償化”から外すのは人種差別の疑いがあると国連人種差別撤廃
委員会が取り上げたと朝日新聞が伝えている。ジュネーブ発の特派員原稿だが、よく
読むと、発端は朝日新聞の社説である。社説をウエーブで読んだという外国人の委員
が騒ぎだしたのである。相も変らぬ国益無視の朝日の報道姿勢である。

小ブログ(25日)は朝鮮学校を高校無償から外すなという朝日新聞の24日の社説に対
して強く反対する意見を書いた。国をあげて北朝鮮による拉致問題の解決に迫っている
のに、その国の子弟の通う高校の授業料をタダにするのは、どう考えてもおかしい。しか
も北朝鮮とは国交もない。

”マッチポンプ”という言葉があるが、朝日の報道姿勢はマッチで火をつけた上、さらにこ
れに油を注ぐのが常套手段である。1981年の教科書誤報問題の時もそうだし、2003年
の”従軍慰安婦”をめぐる河野発言の時も同じであった。国益を考えずマッチで火をつけ、
さらに油を注いで他国を利せさせる。

北朝鮮による拉致事件ぐらい人権侵害はない。国連人権差別撤廃委員会の委員の面々
はどれだけ拉致事件を知っているのか疑問である。人種差別どころか拉致は、人権の完
全無視である。朝日新聞は偏見に基づく社説で火をつけたのだから、ポンプで消火に勉
めるのが報道の責務であるのだが、その逆である。