goo blog サービス終了のお知らせ 

「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

          冬季五輪 日本人の劣化

2010-02-27 07:15:50 | Weblog
バンクーバー冬季五輪のフィギュア女子をめぐるメでイアの過熱ぶりはちょっと異常
に感じる。銀メダルを獲得した浅田真央をはじめ三選手ともよくやった。でも、歳を重
ねてへそ曲りになってきたのかもしれない。連日連夜、テレビも新聞も大騒ぎするほ
ど価値のあるニュースなのだろうか。国会では国の大事な来年度予算が審議されて
いるのに隅に追いやられてしまった。

女子フィギュアの結果は演技の前からなんとなく判っていた。僕は結果がわかった途
端テレビを切った。そして、暫くたって再びNHKにチャンネルを回したら予算委員会の
国会中継を放送していた。僕の購読している新聞のテレビ欄には予告がなかった。変な
カンぐりをすると、国会での”鳩山叩き”を回避するための操作なのかもしれない。

予算委員会では自民党が町村元官房長についで若手の大村秀明議員が福祉医療に
ついて、これまた若手閣僚の長妻厚労相に質問していたが、例によって大村議員は一
方的な自己主張。長妻厚労相は、勉強不足で役人の資料頼り。みっともなかったのは
町村議員に”シカト”された腹いせを議場にぶつけ委員長に注意されていた。

女子フィギュアだけではない。どうも日本人選手の期待はずれが多すぎる。なかにはル
ール違反や体調不良で試合にも出られなかった選手もいる。隣国韓国の活躍が華々し
いだけに老人の身体には悪い。国会の若手同士の”かみあわぬ”論戦をみたこともあっ
て、僕は日本人が劣化してきたのではないかと感じた。

国の指導者が”政治とカネ”で謝り通し。国を代表する企業の代表が、これまた外国の
議場で頭の下げっぱなし。”これでは”仕方がない。