「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

            麻生総理のおしゃべり

2009-02-12 06:47:20 | Weblog
麻生内閣の支持率がどんどん下がっている。過去もっとも低かった森内閣の9%(20001年
朝日新聞調査)に迫る勢いだ。不人気の原因の一つは総理の発言にブレがあるということ
のようだ。そして、それは俗っぽい言葉でいうと、総理の"おしゃべり”に起因しているみたい
である。浜田防衛大臣にまで"総理は言葉を一度呑み込んでは”などといわれている。

郵政民営化問題をめぐる総理の発言はブレており、整合性に欠けている。老妻がお茶の間
談義で"総理は少し正直すぎるのだ”といっていたが、もしかすると、本当に言葉が呑み込
めない人なのかもしれない。渡部浩三民主党最高顧問からは"人柄は好きだが、首相になら
なければよかったのに”と茶化していた。

と、いわれても与党自民党が多数決で選んだ総理である。”辞めた”という決定権は麻生総理
にある。過去二代にあって自民党は途中で総理のイスの座をを放棄している。麻生総理はそれ
だから繰り返し”私は逃げない”と明言している。

不景気の中での難問山積、国民は先行きが見えない閉塞感を抱いている。ここで総理に逃げら
れたら日本は沈没への道を歩むかもしれない。今、総理のやることは景気の回復、一つである。
18日からサハリンでメトベージェフ大統領と会い、北方領土問題も話し合うそうだが、ことは領土
問題である。失言は許されない。発言のさいは、一度言葉を呑み込んで言質をとられないように
お願いします。