「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

      政治家の劣化と甘え、そして老害

2008-03-13 07:46:43 | Weblog
「国会サボってハワイでゴルフ」と週刊誌が大きく伝えている。主人公は自民党
元幹事長の中川秀直氏と赤松広隆・民主党選対委員長である。今朝の新聞は
日銀総裁の人選が民主党ほかの反対で"不同意”に終わったと報じているが、
ことゴルフとなると違うらしい。仲良く手を取り合って遊べるらしい。

先日の新聞の政治面に自民党の伊吹文明幹事長、谷垣禎一政調会長、二階俊
博総務会長、古賀誠選対局長の党四役が渡辺恒雄読売新聞グループ会長と料
亭で密談したと、小さく報道されていた。福田内閣になってから例の自民民主大
連合をはじめフィクサー役として登場してくる人物だ。

中川秀直氏は安倍内閣当時の党幹事長である。そして週刊誌を騒がせる常連で
ある。こんな男に党の幹事役を任せたことが安倍内閣の崩壊を早めさせた。政治
家の劣化である。一方では政治家の甘えも目にあまる。なんで第一党の四役がね
じり現象で国会審議が事実上ストップしている時に、ガン首そろえてフィクサーまが
いの人物と会うのだ。政治家の甘えである。

ナベツネこと渡辺恒雄氏は82歳、渡辺氏を動かしていると噂される中曽根康弘
元総理は5月の誕生日がくれば90歳である。いくらわが国が老人国であっても
こういった超高齢者が新聞の活字になるのは異常である。それとも政治家の劣
化を見るに見かねて口を出すのであろうかー。

与党も野党もへんな意地の張り合いをやめて欲しい。国民はいまの政治のあり
方に”不同意”である。政治不信を深めるだけである。