先日「産経新聞」のコラム「正論」に岡本行夫・元小泉総理補佐官の原稿
が載っていた。産経のいわゆる”正論路線”と論旨がちょっと違うので首
をかしげていたが、やはり同紙の別のコラム「断」に評論家の潮匡人氏が
"疑問”と失望”をもって反論していた。潮氏の言うとおりである。岡本氏
の考えは歴史への冒涜である。
岡本氏は「正論」の原稿の中で沖縄戦の住民集団自殺に日本軍が関与し
ていたかどうかの問題について"歴史は事実関係ではなくて、どんな主観
で語られるかが焦点だ”といった意味のことを書いている。僕の解釈によ
れば、沖縄住民が現在、軍の関与があったといっているのだから、それが
歴史になるということのようだ。
米下院本会議が”従軍慰安婦”にからむ対日謝罪要求決議案を採択した。
岡本氏のこれについての意見も歴史への冒涜である。これも僕なりの解釈
だが、彼は”何万人もの慰安婦の事例すべてを検証することは不可能だ。
だから一般的に語る時には解釈者の主観によって問われる”とあたかも日
本が真実を掲げてウンヌン言っても、米国人がそう思っているのだから、
それが歴史となり仕方がないのだというのである。
僕は10年来、インドネシアの”日本の穴"虐殺問題に取り組んでいる。虐
殺は100%虚妄である。だが地元住民はまだ虐殺を信じている。岡本氏の
歴史解釈によれば、住民の主観がそうだから、それが歴史だというのであろ
うか。岡本氏は外務省出身だそうだが”日本の穴”の時もも外務省は虚妄の
撤回に一切、手を貸さなかった。
が載っていた。産経のいわゆる”正論路線”と論旨がちょっと違うので首
をかしげていたが、やはり同紙の別のコラム「断」に評論家の潮匡人氏が
"疑問”と失望”をもって反論していた。潮氏の言うとおりである。岡本氏
の考えは歴史への冒涜である。
岡本氏は「正論」の原稿の中で沖縄戦の住民集団自殺に日本軍が関与し
ていたかどうかの問題について"歴史は事実関係ではなくて、どんな主観
で語られるかが焦点だ”といった意味のことを書いている。僕の解釈によ
れば、沖縄住民が現在、軍の関与があったといっているのだから、それが
歴史になるということのようだ。
米下院本会議が”従軍慰安婦”にからむ対日謝罪要求決議案を採択した。
岡本氏のこれについての意見も歴史への冒涜である。これも僕なりの解釈
だが、彼は”何万人もの慰安婦の事例すべてを検証することは不可能だ。
だから一般的に語る時には解釈者の主観によって問われる”とあたかも日
本が真実を掲げてウンヌン言っても、米国人がそう思っているのだから、
それが歴史となり仕方がないのだというのである。
僕は10年来、インドネシアの”日本の穴"虐殺問題に取り組んでいる。虐
殺は100%虚妄である。だが地元住民はまだ虐殺を信じている。岡本氏の
歴史解釈によれば、住民の主観がそうだから、それが歴史だというのであろ
うか。岡本氏は外務省出身だそうだが”日本の穴”の時もも外務省は虚妄の
撤回に一切、手を貸さなかった。