きのう僕らは国府津からわざわざ御殿場線経由で沼津へ行った。85年前の
両親の沼津での生活を追想,追体験したかったからだ。丹那トンネルが出来
るまで東海道線はこのルートを走っていた。発想はよかった。山北駅をすぎ
ると日本一の富士の秀峰が目の前に迫ってきた。これまで見たこともない立
派な大きい富士だった。
若山牧水の歌碑祭・芝酒盛りは、この富士を借景に千本浜の松原で催された。
牧水を偲ぶ市民たちの舞踊、詩吟、コーラス、市内中学校の優秀表彰のあと
亡父の遺品、牧水直筆の扇子(15日ブログ)が僕ら夫婦から牧水博物館の
林茂樹理事長に贈呈された。
芝酒盛りは変わった趣向である。松林の中に筵を敷き、集まった市民たちが
地酒を飲み交わす。酒を愛好した牧水ならではの祭りである。僕らもこの輪
に加わり,焼鳥、おでんを食べながら85年前の牧水と亡父との交遊を偲んだ。
よく晴れた秋空、秋というより夏を思わせる日和だった。
歌碑は牧水の体型みたいな大きな自然石で幾山河の歌が刻まれていた。
# 幾山河こえさりゆかば寂しさの
はてなむ国ぞけふも旅ゆく。
良き時代の良き歌人が良き地で詠んだ歌である。
両親の沼津での生活を追想,追体験したかったからだ。丹那トンネルが出来
るまで東海道線はこのルートを走っていた。発想はよかった。山北駅をすぎ
ると日本一の富士の秀峰が目の前に迫ってきた。これまで見たこともない立
派な大きい富士だった。
若山牧水の歌碑祭・芝酒盛りは、この富士を借景に千本浜の松原で催された。
牧水を偲ぶ市民たちの舞踊、詩吟、コーラス、市内中学校の優秀表彰のあと
亡父の遺品、牧水直筆の扇子(15日ブログ)が僕ら夫婦から牧水博物館の
林茂樹理事長に贈呈された。
芝酒盛りは変わった趣向である。松林の中に筵を敷き、集まった市民たちが
地酒を飲み交わす。酒を愛好した牧水ならではの祭りである。僕らもこの輪
に加わり,焼鳥、おでんを食べながら85年前の牧水と亡父との交遊を偲んだ。
よく晴れた秋空、秋というより夏を思わせる日和だった。
歌碑は牧水の体型みたいな大きな自然石で幾山河の歌が刻まれていた。
# 幾山河こえさりゆかば寂しさの
はてなむ国ぞけふも旅ゆく。
良き時代の良き歌人が良き地で詠んだ歌である。