「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

「世界一です」 オドール監督

2006-03-22 07:23:47 | Weblog
王ジャパンがWBCでキューバを破り世界一の王座を勝ち取った。"おめでとう、
おめでとう”ー久しぶりで日本中が一つとなり、喜びでわきたった。僕のような
洲崎、上井草球場時代からの超オールドプロ野球ファンにとって、日本が
野球で世界一の座につくなんて、とても考えられない、まさに奇跡である。

1949年10月、オドール監督率いるS・F シールズが来日、全日本
チームと6試合戦い、6タテにした。川上・赤バット、大下・青バットのいた
全日本も、この3A所属のチームにまったく歯が立たなかった。当時、旧
後楽園球場でコーラ売りのアルバイトをしていた僕を口惜しがらせたものだ。

オドール監督は戦前1931年と34年の2回 大リーグ・チームの一員として
来日、また戦後は46年についで51年にも再来日、日本のチームと試合をして
いる。大の親日家で日本の野球界に対する功労者である。この功績で監督は、
米国の野球関係者としては始めて2002年、日本の野球殿堂入りしている。
王ジャパンの世界一に一番驚き、かつ喜んでいるのはオドール監督かもしれない。