舞浜RC(MRC)&湾岸TC(WGTC)浦安市・江戸川区陸上クラブ

東京ベイエリア(浦安市,江戸川区)を拠点に活動している小中学生の陸上クラブ
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夢を失くした君へ

2020年05月03日 14時10分10秒 | 日記

各世代、様々な種目で全国大会の中止が発表されています。
これまでの努力の成果を発揮できる場がなくなって悔しかったり、仲間との大切な時間を奪われて悲しい気持ちになっていると思います。
悔しいと思えるほどこれまで努力してきた自分を誇りに、一緒にいれない事を悲しいと思える仲間に出会えた事を宝物に思ってください。

自分もこの冬、大きな目標に向かって突き進んでいる選手たちのサポートをしてきました。
昨年秋にチームを立ち上げた時は全国大会なんて目指すのはきっと何年も先なんだろうなと感じていましたが、集まってきた子たちが本当に意識の高い選手ばかりで一緒に大きな夢を追いかけるという自分の夢がいきなり叶いました。
そしてこの夏その夢に手が届きかけてる実感があっただけに本当に悔しい気持ちでいっぱいです。
みんなと出会えてなかったら夢を追いかける事も、こんな悔しい気持ちになる事もできなかった。
夢を分け合えたくれた君に俺はいっぱいいっぱい借りがある。
その借りを絶対返したいと思っているから、今はそのつらい気持ちが晴れるまでたくさんわがままをいってほしいです。

自分は学生時代に大きな大会を目指したことはないから、君の気持ちを完璧に理解してあげる事はできないと思う。
今はSNSでたくさんすごい選手が手を差し伸べてくれているし、君と同じ境遇の選手がいっぱいいて気持ちを共有できるからうまく活用してほしいです。

俺自身もまだ夢を叶える途中だから何も立派なことは言ってあげられない。
ただ俺にも数年間追い続けてきた夢があって、その夢が叶わなっかった時に心に大きな穴が開いた。
空っぽになった心にはきっと空気すら満たされていない。
真空状態は陰圧だからそこには必ず次の夢が吸い寄せられる、その心の隙間が大きければ大きいほど大きな夢が。
理系だからこんな比喩しかできないんだけど夢を失った俺に待っていたのは海外レース参加、チーム立ち上げとさらに大きな挑戦でした。

君たちのこれから待っている未来には今と同じくらい辛い決断をしなきゃいけない時がまたやってくる。
その時に考える時間はそう多くは与えられない。
今は時間だけはたくさんあるから悩んで悩んで考えて考えてほしい。
この先練習を続けていっても冬の大会もなくなる可能性だってある。
練習をやめて勉強に専念してたら全国大会よりさらに素敵な大会が設立されるかもしれない。
どんな決断をしても後悔がゼロになる事はないと思う。
それでも自分で導き出した答えなら前に進む事が出来るし、周りの大人が必ず君の背中を押してくれるから。


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