安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

ドナルド・バード「MUSTANG」、セブンイレブンの「ロックアイス」(キャンペーンで無料)で自宅ハイボール。

2022-11-27 19:30:00 | トランペット・トロンボーン

セブンイレブンでハイボールを二缶買うと、ロックアイス(氷)をもらえるというキャンペーンをやっていたので、角とトリスのハイボールを購入し、ロックアイスをもらいました。自宅で飲みながら聴いたのは、ジャズ・ロックです。

DONALD BYRD (ドナルド・バード)
MUSTANG! (BLUE NOTE 1966年録音)

   

ドナルド・バード(tp, 1932~2013年)については、「Fuego」(1959年)や「The Cat Walk」(1961年)といったハードバップ期のブルーノート作品を愛好してきました。最近、再発レコードで、ジャズロックやフュージョン系のものを聴いたところ、そちらも良いので取り上げました。

メンバーは、ドナルド・バード(tp)、ソニー・レッド(as)、ハンク・モブレイ(ts)、マッコイ・タイナー(p)、ウォルター・ブッカー(b)、フレディ・ウェイツ(ds)。ソニー・レッドはリーダー作は1作だけですが、サイドメンとしてこの時期にブルーノート録音があります。

曲目は次のとおり。

1  Mustang (Sonny Red)
2  Fly Little Bird Fly (Donald Byrd)
3  I've Got It Bad (Duke Ellington)
4  Dixie Lee (Donald Byrd)
5  On The Trail (Ferde Grofe)
6  I'm So Excited by You (Donald Byrd)
ドナルド・バード作が4曲、ソニー・レッド作が1曲に、デューク・エリントンとファーデ・グローフェの曲を収録。「On The Trail」は、組曲「Grand Canyon」(大渓谷)の3曲目で、ジャズの素材としても用いられ、ジミー・ヒース(ts)、デクスター・ゴードン(ts)ら多くの録音があります。

「Mustang」や「Dixie Lee」といったジャズ・ロックのナンバーが収録されていて時代も感じさせます。でも、フレディ・ウェイツ(ds)の小気味よいドラムスに乗り、ドナルド・バード(tp)はじめメンバーが快調で、なかなか楽しめます。ハードなイメージのマッコイ・タイナー(p)がジャズロックを演奏していて、微笑ましくもあります。バラードの「I Got It Bad」や、対旋律を見事に吹いている「On The Trail」と、ドナルド・バードはスタンダード曲でも冴えています。

(参考)本作から「Mustang!」が聴けます。

マスタング ドナルド・バード・セクステット (Mustang! - Donald Byrd Sextet) - YouTube

安曇野市宅で聴いているところです。飾ってあるのは、ドナルド・バードのブルーノート作品で、右から「Slow Drug」、本作「Mustang!」、「BlackJack」、「Kofi」、「Thiopian Knights」。「Thiopian Knights」だけは、オリジナルですが、あとは、近年再発されたレコードです。

ハードバップ期のアルバムも。直輸入盤の「フュエゴ」と日本のキング盤の「CHANT」です。

【たまには、おうちで居酒屋・バー】

近所のセブンイレブンで、角ハイボールを購入しようとしたら、対象商品を2個買うと氷がもらえるというので、トリスハイボールも購入。左端のロックアイスをもらいました。

「ROCK ICE GLASS」とあり、初めて使う商品です。中には氷がぎっちり。

蓋を開けて、そこに、サントリー角ハイボールを注いでみました。氷が溶けないので、はみ出ています。

おつまみを探してきました(笑)。ホワイトチョコレートがコーテイングされた高崎市のガトー・フェスタ・ハラダのラスクです。チョコレート代わりに。

すぐ食べれる味染みこんにゃくも出してきました。

カロリーが低くてよいです。一袋にこんにやくが、150g入っていますが、なんと65kcalです。

高崎駅ビルで、スタッフおすすめ商品として売られていたので、目にとまり、購入。手軽で美味しく、気にいっていて、リピートして購入しています。

お手軽バーというか、自宅でウィスキーです。たまにはよいか。そのうちに、「白州」や「余市」でハイボール作って、飲んでみたい。入手できるかどうか、最近、日本のウィスキーは人気があるようです。


ブルー・ミッチェル「STEP LIGHTLY」と「RIN'S COFFEE」(上田駅前)の話題

2021-06-20 19:26:20 | トランペット・トロンボーン

上田市の喫茶店巡りをゆっくりと続けています。今回は、上田駅前の「RIN'S COFFEE」を訪れました。2~3回入ったことがあり、結構気に入っていて、電車の待ち時間などがあれば、すぐに寄りたくなるお店です。焙煎した豆を初めて買いました。中古レコード店ですぐに手が伸びた日本盤。

BLUE MITCHELL (ブルー・ミッチェル)
STEP LIGHTLY (BLUE NOTE 1963年録音)

   

ブルー・ミッチェル(tp, 1930~79年)は、1959年から63年までホレス・シルヴァー・グループで活躍していましたが、本作はその最後の頃に録音した、ブルーノート初リーダー作です。しかし、発表は1980年で、その理由はレオ・ライトのチューニングが狂っていたからだそうですが、内容は悪くない好きなアルバムです。

メンバーは、ブルー・ミッチェル(tp)、レオ・ライト(as)、ジョー・ヘンダーソン(ts)、ハービー・ハンコック(p)、ジーン・テイラー(b)、ロイ・ブルックス(ds)。このメンバーを観ただけでも聴いてみたくなります。

曲は次のとおり。

1  Mamacita (Joe Henderson)
2  Sweet and Lovely (Gus Arnheim)
3  Andrea (Roger Bokin)
4  Step Lightly (Joe Henderson)
5  Cry Me A River (Arthur Hamilton)
6  Bluesville (Sonny Red)
ジャズオリジナル4曲に、スタンダード2曲です。ジョー・ヘンダーソンが2曲提供し、「Sweet and Lovely」と「Cry Me A River」の編曲も手がけています。

東芝盤を持っていましたが、今回、キングレコードから出された見本盤を購入しました。番号まで付されながら、お蔵入りして17年間も発売されなかったのが、わからないくらいの内容です。こういうことは、ブルーノートレーベルしか考えられません。ミッチェル(tp)が快調なのに加え、ヘンダーソン(ts)、ハンコック(p)のソロも聴けます。「Sweet and Lovely」、「Step Lightly」、「Cry Me A River」、「Bluesville」とジョー・ヘンダーソンが作編曲したものがとりわけ良いです。

   

キング盤のセンターレーベル。上のジャケット写真は東芝盤のものです。

キング盤のレコードを聴いているところで、ジャケットを飾ってみました。

【RIN'S COFFEE】

住所:長野県上田市中央1丁目1−22
電話:0268-21-1424
ホームページ:Rin's Coffee|スペシャルティコーヒーの焙煎|長野県上田市 (rinscoffee.jp)

上田駅近くにお店はあります。

外観。テラス席もあります。

店内

店内。カウンター方向。

ブレンドコーヒーとチーズケーキを注文。

濃い目です。

しっかりとしたチーズケーキで、堪能しました。

シュガーやミルクも良いのもを使っていると思います。

豆を購入しました。ペルーの豆だそうですが、フレンチタイプの濃い目の焙煎のものです。

自宅で淹れているところ。よく膨れます。

濃い目ですが、あっさりとして飲みやすいもので、美味しくいただきました。


ソニー・レッド「THE MODE」と信州新町道の駅の「そば信」の話題

2019-11-17 20:09:05 | アルト・サックス

先日、国道19号線経由で安曇野市から長野市へ戻ったのですが、ランチに長野市信州新町の道の駅にある蕎麦屋「そば信」に久しぶりに寄りました。石臼でひいた粉を使い、手打ちで蕎麦を打っていて、人気のあるお店です。手作り感のあるアルバム。

SONNY RED (ソニー・レッド)
THE MODE (JAZZLAND 1961年録音)

   

ソニー・レッド(as, 1932~81年)は、デトロイト出身で1960年代にリーダー作を録音しています。代表作は、ブルーノートレーベルの「OUT OF THE BLUE」だと思いますが、ジャズランドの諸作もそれぞれ特徴があり、このThe Modeはメンバーの選択や選曲にみるべきところがあります。

2つのセッションを収録してあり、1961年12月14日のものは、ソニー・レッド(as)、グラント・グリーン(g)、バリー・ハリス(p)、ジョージ・タッカー(b)、ジミー・コブ(ds)。6月1日のものは、ソニー・レッド(as)、シダー・ウォルトン(p)、ジョージ・タッカー(b)、ジミー・コブ(ds)。グラント・グリーンやシダー・ウォルトンの参加が目をひきます。

曲目は、スタンダードが「Moon River」、「I Like The Likes of You」、「Bye Bye Blues」、「Never Never Land」の4曲、ソニー・レッド作の「Super-20」、「The Mode」、「Ko-Kee」の3曲の計7曲。映画音楽の「ムーン・リヴァ-」を演奏しているのが目に留まります。「The Mode」は文字通りモードプレイを指向したもののようですが、グラント・グリーンのプレイもあって、あまりモード曲のようには聴こえません。

ソニー・レッド(as)の明るめなプレイを楽しめるアルバム。レッドはチャーリー・パーカー系統ではあるものの、黒っぽさは少なく端正なので、メロディの美しい曲が似合っていて「Moon River」やバラードの「Never Never Lnad」におけるプレイには心安まります。グラント・グリーン(g)は、シングルトーンによるブルージーなプレイを行っていますが、レッドの自作「Super-20」で本領発揮しています。ジャズ・メッセンジャーズ加入前のシダー・ウォルトン(p)も聴けます。

【そば信】

住所:長野県長野市信州新町水内4619 道の駅 信州新町内
電話:026-262-2788
ホームページ:sobashin

道の駅の駐車場。昼時は、混んでいます。

そば信入口

   

お品書き。ざるそばは530円です。

店内。セルフ方式です。

天ざるそばを注文。

やや黒っぽい田舎そばです。

天ぷらですが、ボリュームあります。

石臼

打っているところです。こちらのお店の社長は知っている方ですが、現在は息子さん2人で切り盛りしています。

隣の直売所でリンゴとバニラのソフトクリームをデザート代わりに食べました。蕎麦のボリュームがあるので食べ過ぎ。

「かあさんの歌」は、 1956(昭和31)年に,当時20歳の 窪田聡氏が作詞作曲した。 窪田氏は 1935(昭和10)年に東京で生まれ,戦時中に長野県信州新町の父親の実家に疎開して、その時のイメージなどから、この歌を作ったと言われています。


ソニー・レッド OUT OF THE BLUE

2010-10-21 00:07:02 | アルト・サックス

JR東日本と長野県内の各観光協会などが、10月から12月まで信州デスティネーションキャンペーンを行っています。信州をくまなく歩いてほしいという意味を込めて、アルクマというマスコットを作りPRしており、長野駅にはそのイルミネーションも灯っています。紅葉のこの時期は、とりわけ見所が多いので、多くのお客様に信州を訪れていただければ嬉しいです。名前に「レッド」が入ったミュージシャンです。

SONNY RED (ソニー・レッド)
OUT OF THE BLUE (Blue Note 1959年、60年録音)

 Out_of_the_blue_sonny_red

名前に、レッドが入るジャズメンは、レッド・ガーランド(p)、レッド・ミッチェル(b)、レッド・ホロウェイ(ts)やフレディ・レッド(p)なども思いつきましたが、アルト・サックスのソニー・レッドを聴いてみました。彼は、50~60年代のハードバップ期に佳作を残しており、本作品はワンホーンでもあり、彼の代表作の一枚です。

メンバーは、ソニー・レッド(as)、ウィントン・ケリー(p)、ポール・チェンバース(b)、ロイ・ブルックス(ds)、一部ベースとドラムスがサム・ジョーンズ(b)、ジミー・コブ(ds)。僕にとっては、頬が緩んでしまうメンバーであり、実は買った動機は、ケリーのピアノを聴くためでした。

曲目は、スタンダードと自作が半々くらいです。LPでは「Bluesville」、「Stay as sweet as you are」、「I've Never Been in Love Before」(まだ恋したことはない)、「Blues in The Pocket」、「Alone Too Long」、「Nadia」、「The Lope」、「Stairway to The Stars」(星への階段)の8曲。テンポは、早くてミディアム・ファーストくらいなので、ベースも含めて各人のソロがじっくりと楽しめます。

レッドは、甘さを含んだ音色でストレートにメロディを歌いあげており、力強さには欠けますが、その分繊細さがうかがえます。ハードなイメージではないので、ブルーノートの作品としては異色といってよく、ヴォーカルを楽しむようにも聴けます。きれいな旋律の「Stay as Sweet as You Are」、「I've Never Been in Love Before」、「Alone Too Long」あたりが印象に残ります。「Stay as Sweet as You Are」を聴くと、ナット・キング・コールの滑らかな歌(「Love is The Thing 」(Capitol)に収録)を思い出します。

【長野駅の「アルクマ」イルミネーションとJR情報誌】

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