新型コロナ感染症対策のため、ジャズやクラシックの演奏会に出かけるのは、控えめにしています。その代わり、テレビ番組を観ていて、中でも、BSテレ東の「エンター・ザ・ミュージック」は毎回視聴しています。
少し前ですが、4月9日放映ののブラームス「交響曲第2番」(2020年4月11日の再放送)の内容がとても良く、やや地味だと考えていた同曲に親しみを感じ、改めてCDを聴き、併せて、他のCDも聴きました。
【エンター・ザ・ミュージック】
毎週土曜 朝8時30分~BSテレ東にて放送中(エンター・ザ・ミュージック|BSテレ東 (bs-tvtokyo.co.jp))。ゲストと指揮者の藤岡幸夫さんが「音楽は世界を豊かにする!」のコンセプトを元に、音楽のジャンルを越えたトークや演奏を展開します。
出演は、指揮者の藤岡幸夫さん、アナウンサーの角谷暁子さん。ゲストは、新井鴎子(音楽構成作家)さん。
『バッハ、ベートーヴェンと共にドイツ音楽における“三大B”と称されるブラームスが、着想から完成まで20年以上かかった交響曲第1番と打って変わって、わずか5ヶ月で完成させた交響曲第2番を特集。その時代背景、作品の特徴を紐解きながら、関西フィルによる名演をじっくりとお届けする。』内容です。
藤岡幸夫指揮関西フィルによる演奏。
新井鴎子(音楽構成作家)さんによる解説。1851年から1868年までの約20年間は、「シンフォニー 死の時代」と言われ、後世に残るような作品は書かれなかったそうです。そこへ登場しのがブルックナーとブラームス。
第2楽章冒頭に関する「藤岡メモ」。こういうメモは、とても参考になります。
新井鴎子(音楽構成作家)さんの解説で、交響曲について、1902年までにヨーロッパで演奏された回数を多い順にあげると、シューベルト「ザ・グレイト」、ブラームス第2番、ベートーヴェン「運命」の順だそうです。この結果、特に「ザ・グレイト」の1位に驚いている藤岡さんです。
第3楽章を演奏している関西フィルの木管楽器奏者。ここには映っていませんが、ホルンの演奏がなかなかよかったと思いました。
(参考 関西フィルによる「南国のばら」の演奏)
【エンター・ザ・ミュージック】ワルツ『南国のばら』作品388(抜粋) - YouTube
(CDでブラームス「交響曲第2番」などを聴きました。)
ブラームス「交響曲第2番」。カール・シューリヒト指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1953年録音)。デッカレコーディングのBOXセットの一枚です。
ギュンター・ヴァント指揮北ドイツ放送交響楽団 「ブラームス交響曲全集」 (RCA 1982~1985年録音)から第2番。
(さらに他のものも聴きました。)
続いてブラームス「弦楽六重奏曲第1番、第2番」。アマデウス弦楽四重奏団ほか(1966年、68年録音)。特に第1番が好きです。
シューベルト「交響曲第9番 ザ・グレイト」。ニコラウス・アーノンクール指揮ロイヤルコンセルトヘボウ管弦楽団。ヨーロッパでは、この交響曲が最も演奏回数が多く人気があったとは、驚きました。
締めは、シベリウス「交響曲第5番」を藤岡幸夫指揮関西フィルハーモニー管弦楽団の演奏で。