ジャズ喫茶Mーgate（長野県北安曇郡松川村）に挨拶も兼ねて出かけてきました。お店に置いてあった「信州にジャズを広める会」の会報（平成26年3月31日発行）に、マスターの池原和雄さんが「ジャズ喫茶M-gateを開店して」と題して、開店のいきさつやジャズファンになったきっかけ、訪れたお客様のことなどを書かれていて、興味深く読みました。同店では、CDは使わず、レコードをかけています。僕もレコードを取り出しました。
HORACE SILVER （ホレス・シルヴァー）
DOIN' THE THING （BLUE NOTE 1961年録音）
レコードは、国内盤がほとんどですが、輸入盤も少しは持っていて、聴いたのはユナイテッド・アーティストにより再発された「DOIN' THE THING」です。ブルーノートのものでも、再発（東芝直輸入品も含む）なら、そう高くないこともあり、つい衝動買いすることがあります。今日はレコードを楽しむ日にして、ソニー・クラークとカーティス・フラーのものも聴いてみました。ジャケットも下の方に掲げました。
「DOIN' THE THING」は、ニューヨークのクラブ「ヴィレッジ・ゲイト」における実況録音です。メンバーは、ブルー・ミッチェル（tp）、ジュニア・クック（ts）、ホレス・シルヴァー（p）、ジーン・テイラー（b）、ロイ・ブルックス（ds）。ミッチェルとクックというフロント陣も揃っていますが、やはり注目は、シルヴァーのリズミックなピアノでしょうか。
曲は、ホレス・シルヴァーのオリジナルで、「Filthy McNasty」、「Doin' The Thing」、「Kiss Me Right」、「The Gringo」の4曲。最後にシルヴァー・グループのテーマ曲となっている「Cool Eyes」が短く演奏されています。それぞれ、このグループに相応しい曲ばかりです。僕は、「Filthy McNasty」をことに気に入っています。
ファンキーさが溢れた活気あるライブが楽しめ、曲の紹介などアナウンスも録音されていて、雰囲気が伝わります。なんといっても、「Filthy McNasty」が最高です。ミッチェル（tp）が絶好調で、ソロもメロディアスでいいのですが、シルヴァー（p）の力強く調子のよいバッキング、ソロに興奮します。「Doin' The Thing」は、マイナーブルーズと紹介がありますが、テンポも早く、クック（ts）とミッチェルのソロは熱気を帯びて盛り上がり、ブルックス（ds）も派手なソロをとります。
【ジャズ喫茶 M-gate】
住所：長野県北安曇郡松川村85－28
電話：0261-62-2384
営業：11時～20時（ラスト・オーダー 19時）
定休日：火・水曜日（年末年始は別に定める）
レコードは現在1700枚で、買い増している最中とのことです。スピーカーはJBLのエベレスト。
「信州にジャズを広める会」の会報に掲載されたマスターの文章（1ページ目）。
【続けて聴いた東芝EMI（株）による直輸入盤LP】
いずれも中古で購入したものです。右のフラーのものは、シュリンク（薄いビニール）がかかったままです。この2枚は、国内盤LPも所持しています。
「BUD」には、僕もたまに顔を出します。地元の人が集まりますが、小布施という土地柄からか、いろいろなお客様を見かけることがあります。音にも気を使っていて、いいお店だと思います。
「M-Gate」は、高速道安曇野インターで降りるのが最も近いと思います。近くには安曇野ちひろ美術館などもあるので、機会があればお寄りください。
昨日は、小布施町の「ＢＵＤ」さんに伺いました。小布施の街に溶け込んでいるような良いお店でした。
信州には、いいお店が多くて、羨ましいです。
今回ご紹介の「M-gate」さんは、大糸線沿い、関東からは、だいぶ遠いのですが、遠出の折にでも一度寄ってみたいです。
安曇野ですが、都市化が進んでいるので、少し北の、松川村や大町市の方が田舎がお好きな方にはいいかもしれません。ジャズ喫茶「M-gate」は、松川村にあって、近くにはいわさきちひろの原画などを収蔵展示している安曇野ちひろ美術館があります。
僕は都会も好きで、いつ、東京へ行こうかとか、名古屋や大阪、仙台あたりもいいなあなんて考えています（笑）。
先日NHKの「家族に乾杯」で安曇野の街を観ました。
私もゆっくりと大自然の中で聴いてみたいです。
いつも素敵なブログに感謝です。