今日(9月15日)、「信州醸熟和酒の会」提唱の長野県内10,000人信州地酒で同時カンパイ(乾杯)イベントに参加して、飲み会に出席してきました。どうやらこの催しは、長野県内だけのようですが、たまには日本酒もいいものです。すぐ酔うので、少しだけ飲んだだけですが、芳醇な冷酒でした。帰宅してそんな女性ヴォーカルを聴いてみました。
ILENE WOODS (アイリーン・ウッズ)
IT'S LATE (Jubilee 1957年録音)
ヴォーカルのオリジナル盤は、いくらか安くなったとはいえ、人気のあるものは簡単に出ませんし、結構な値段がつきます。アイリーン・ウッズのこのジュビリー盤もそのような一枚で、僕はとりあえずCD(LPTIMEレーベル)で我慢をしています。このレーベルは、いろんなものを出してくれるのでありがたいのですが、不満なところは、ジャケットにオリジナルレーベルの表記がないことで、いつも泣いています(笑)。
アイリーン・ウッズは、ディズニー映画「シンデレラ」(1950年)で、シンデレラの声を担当したことで有名です。そのサントラ盤でも3曲歌っていますが、これは彼女の唯一のヴォーカル作品で、よくぞ残してくれたものです。たいへん安らぐ内容で、深夜に聴くにも相応しい。
スタンダードが主ですが、意外に面白いものが含まれ、「It's a Blue World」、「Everytime」、「When Your Lover Has Gone」、「If I Love Again」、「What A Difference A Day Makes」(恋は異なもの)、「Estrelita」、「While We're Young」、「If You Were Mine」、「I'm Old Fashioned」、「You're Blase」、「I Remember You」、「It's Late」の12曲。編曲は、ビル・クリフトンが担当しており、フルートのソロなども入るジャジーな仕上がりですが、うるさくなく優雅です。
ややハスキーな声で可憐で繊細な感じの歌いぶりで、ビヴァリー・ケニーを少し想いおこさせます。バラードの「It's a Blue World」、情感を込めて声を張り上げる「Everytime」。スローテンポで、滑らか、レガート気味に歌う「If I Love Again」は、クリフォード・ブラウン(tp)の演奏で聴き慣れているだけに、却って新鮮。「What A Defference A Day Makes」は軽やかにスイングしています。「Estrelita」は、鼻歌風のスキャットで、ムードたっぷりなど、「シンデレラ・ヴォイス」を堪能できます。
【信州地酒で同時にカンパイ】
長野駅前にある「ウインズ長野店」で、職場の仲間で盛り上がりました。ローカルニュースでは、午後6時30分の同時カンパイにむけて、カウントダウンも行われ、僕らもそれに合わせました。写真のお酒は大雪渓で、長野県北安曇郡池田町で作られているものです。松本市、安曇野市を中心とした、県の中部でよく飲まれている美味しい地酒。
昔から欲しかったアルバムなので、直ぐ注文しなければ。
ビヴァリー・ケニー似ということなので、楽しみです。
CDが出ているので、入手は困難ではありません。白人ヴォーカルファンなら、買って損はないと思いますが、LPTIMEレーベルによる復刻なので、ロゴが入らないなど、残念なところはあります。
日本盤のLPも中古盤市場で結構いい値がついていますね。内容がよさそうなので、LPTIMEで発売された直後CDで入手しましたが、内容は期待どおりなものの、コレクトするという点ありがたみが薄いです(笑)。
tempoさんが、購入を中止されたように、僕もやめようかと考えましたが、中身につられて、ずるずると購入しています。復刻という点にかけては、日本のメーカーはたいしたものですね。