映画「鬼平犯科帳 血闘」が、松本幸四郎主演で映画化され、封切られたので観てきました。原作は、池波正太郎さんの小説です。
(出 演)
松本幸四郎(長谷川平蔵)
市川染五郎(銕三郎(若き日の長谷川平蔵))
仙道敦子(久栄)
中村ゆり(おまさ)
火野正平(相模の彦十)
(スタッフ)
監督:山下智彦
脚本:大森寿美男
音楽:𠮷俣良
撮影:江原祥二
原作:池波正太郎
(あらすじ)
長谷川平蔵が若い頃に世話になった居酒屋の娘おまさが密偵になりたいと申し出て来る。平蔵はその願いを退けるが、おまさは平蔵が芋酒屋『加賀や』の主人と盗賊の二つの顔を持つ鷺原の九平を探していることを知り、探索に乗り出す。九平を探すうちに凶賊・網切の甚五郎の企みを知ったおまさは網切一味の中へ入り込む。しかし、おまさは絶対絶命の危機に陥る。
(感 想)
池波正太郎生誕100年を記念して、昨年、「仕掛人・藤枝梅安」が豊川悦司主演で映画化され、今年(2024年)は、鬼平犯科帳が映画化され、池波ファンとしてはとても嬉しく、さっそく観に行きました。「藤枝梅安」には及ばないものの、今回も本格時代劇で見応えがありました。
平蔵と密偵となる「おまさ」の二人を中心とした物語で、捕物劇であるとともに、二人の若い頃と現在が描かれている人間ドラマでもあり、原作を元にした脚本がよく出来ています。おまさを演じた中村ゆりさんが好演しているのを始め、女優陣が揃っていました。
セットも丁寧に作ってあり、居酒屋のシーンなどが良かった。残念だったのは、音楽がつまらないことで、特に殺陣(チャンバラ)シーンとなると盛大な音量でそれらしい音楽が鳴るのには閉口しました。静かな殺陣のシーンがあってもいいような気がします。
(以下、映画のシーンから)
おまさ(中村ゆり)と長谷川平蔵(松本幸四郎)
左から相模の彦十(日野正平)、長谷川平蔵、木村忠吾(浅利陽介)
平蔵と同心たち。
殺陣のシーン
【公式サイトへのリンク】
劇場版『鬼平犯科帳 血闘』公式サイト|『鬼平犯科帳』SEASON1 |池波正太郎 生誕100年企画 (onihei-hankacho.com)