書店で見て面白そうだったので、益田ミリ著「タイムトラベル世界あちこち旅日記」を購入。日本経済新聞夕刊の連載(2021年1月5日~6月22日)を、加筆、改変、改題し、書籍化したものです。
表紙。著者は、イラストレーターだけに、楽しい表紙になっています。
(裏表紙にある本書の紹介)
(目 次) 出かけた国が目次になっています。
(感 想)
益田ミリさんの軽妙でユーモア溢れる文章が、面白く、癒されました。出かけた国での飲食や買い物、名所見物とその感想が主なのですが、現地の方との交流も描かれていて、心温まるエッセイです。
著者の初めての海外旅行は1987年の美術学校のイタリア研修旅行で、恋の成就を願ってトレビの泉にコインを2枚投げ入れたところから始まっていますが、仕事だけでなく、ツァーに加わって個人で多くの国に出かけていて、本当に旅好きです。
14「チェコ モーツァルトをプラハの教会で」や19「ドイツ 冬のベルリンで焼きソーセージ」が印象深い。夜の教会コンサートでモーツァルトに涙したり、クリスマスマーケットの焼きソーセージを美味しそうに頬張る場面を読んでいたら、ヨーロッパに出かけたくなりました。
(文中のイラストや写真から)
(著者の紹介)