安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

チャールス・ロイド OF COURSE, OF COURSE

2014-07-20 09:11:33 | テナー・サックス

この頃、松本市へ出かける機会が多く、先週の土曜日も行っていました。楽しみの昼食ですが、松本城近くの「かつ玄」でいただきました。同店は、昭和49年の開店以来、落ち着きのある店内で美味しいカツが食べられるので、お気に入りのお店です。長野市に住んでいる今でも、たまにですが立ち寄ります。同じ建物の2階は、ジャズバー(喫茶)の「エオンタ」(現在は午後4時からの営業)なので、夕方から、かつ玄で食事をして、エオンタで珈琲やお酒を飲むというコースもよさそうです。サクサクとしたリズムも楽しめます。

CHARLES LLOYD (チャールス・ロイド)
OF COURSE, OF COURSE (Columbia 1964, 65年録音)

   Ofcourseofcoursecharleslloyd

チャールス・ロイド(ts, fl)は、活動期間が長く、また音楽性が幅広くて、フュージョンやアヴァンギャルドにまで及びますが、僕が一番興味をそそられるのは、強力なリズム陣を擁してライブや録音を行っていた、1960年代半ばです。ハードバップベースですが、新しさも出ていて、飽きがきません。このアルバムもびっくりするようなメンバーで吹きこまれてます。

メンバーは、チャールス・ロイド(ts, fl)、ガボール・サボ(g)、ロン・カーター(b)、トニー・ウィリアムス(ds)、アルバート・スティンソン(b)、ピート・ラロカ(ds)、ロビー・ロバートソン(g)。ロン・カーターとトニー・ウィリアムスは注目ですし、「Sun Dance」の1曲だけですが、ロックグループ「ザ・バンド」のロビー・ロバートソンが参加しています。

1964年の録音が、「The Song My Lady Sings」、「The Best Things For You」、「The Things We Did Last Summer」(過ぎし夏の想い出)、「One For Joan」、「Goin' To Memphis」の5曲。65年3月録音は、「Of Couse, Of Couse」、「Apex」、「Voice In The Night」、「Thrid Floor Richard」の4曲。以上の9曲は、カーター(b)とウィリアムス(ds)が参加。65年10月録音が、「Island Blues」と「Sun Dance」で、スティンソン(b)とピート・ラロカ(ds)が参加し、「Sun Dance」にはロバートソン(g)も参加しています。

飛び切りモダンで、刺激的なアルバムです。抒情的なメロディの曲があったり、テンポや音の強弱もかなり変化するものがあり、若干総花的ではありますが飽きません。チャールス・ロイドのフルートによる「Of Course Of Course」や「Third Floor Richard」は、軽快なところもあって楽しい。一方テナーによる、「The Best Thing For You」や「Apex」は、コルトレーンからの影響が色濃く感じ取れます。それにしても、トニー・ウィリアムスのドラムスはスリリングで、気持ちがよく、素晴らしい。

【かつ玄 松本市】

住所:長野県松本市大手4-9-7
電話:0263-32-2430
ホームページ:かつ玄本店ホームページ

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ランチタイムより遅い時間だったので、空いていました。

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ヒレかつ、海老フライ、穴子フライなど四味定食。美味でした。