長野駅前の「和真」でメガネを買い換えました。3年ぶりくらいになりますが、このごろ見えづらくなっていたので、当分安心です。昔と比べて随分と値段が安くなり、2万5千円で済みました。お店の人からは遠近両用メガネを薦められたのですが、今までと同じ近視用のものにしました。遠近両用も、それぞれの見え方は良いのですが、目や首の動かし方など慣れるのに時間がかかりそうなので、今回は見送りです。スタンダードと実験的な曲の両方が入っている作品。
DON FRIEDMAN (ドン・フリードマン)
FLASHBACK (RIVERSIDE 1963年録音)
ビル・エヴァンス(p)に大きな影響を受けたピアニストは多いですが、ドン・フリードマンもその一人です。エヴァンスからの影響に加えて、フリードマンは、前衛的ともとれる録音も残すなど、かなり個性的なところがあります。「Circle Waltz」(Riverside)が最高作とされていますが、この「Flashback」は、抒情的なものと、即興的で実験的なものが収録されていて、興味が湧きます。
ピアノ・トリオによる演奏で、メンバーは、ドン・フリードマン(p)、ディック・ニス(b)、ディック・バーク(ds)。ディック・バーク(ds)はともかく、ディック・ニス(b)はほとんど名前を聴きませんが、リズム・キープだけでなく進歩的で、対等的なプレイも行っています。
曲は、スタンダードの「Alone Together」、「Wait 'til You See Her」、「How Deep is The Ocean」(愛は海よりも)、フリードマン作が4曲で「Ballade in C-Sharp Minor」、「News Blues」、「Flashback」の7曲。フリードマンのオリジナルのうち、「Ballade in C-Sharp Minor」のテーマは、「Secret Love」に似ていると、聴くたびに感じます。
「Alone Together」は、ベースの前奏から、いきなりピアノが入ってくる出だしが特徴的で、エヴァンスライクなスイングする刺激的なソロが聴けます。スローテンポの「Ballade in C-Sharp Minor」は、抒情的なテーマを持っていますが、モノクローム的でもの静かな展開をしていきます。ドラムスとのやり取りがある「Wait 'Til You See Her」は明るめで、この曲が好きな僕には嬉しいトラック。「Flashback」は、現代音楽的なところもあり、スパイス的に聴いています。