安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

メル・トーメ SUNDAY IN NEW YORK

2009-03-04 21:03:29 | ヴォーカル(L~R)

忙しい毎日が続いているので、気分転換をしようと、この前の日曜日に松代(長野市)に行ってきました。自宅から車で15分ほどですが、真田氏の城下町だけあって、真田城跡や文武学校、武家屋敷などが残っており、それらの周辺を散歩してきました。静かな通りを歩くのはいいものです。タイトルに日曜日が入っているアルバムです。

MEL TORME (メル・トーメ)
SUNDAY IN NEW YORK (ATLANTIC 1963年録音)

 Sunday_in_new_york

「Sunday in New York」(ニューヨークの日曜日)をタイトルに掲げて、ニューヨークに関連した歌を集めたアルバムです。この歌の歌詞は、「日曜日のニューヨークはお昼寝をしている。日曜だからゆっくり過ごそう、人生はボールのようなものだから」と始まり、ゆっくりした休日にふさわしいものです。

メル・トーメのソフトな歌声が映える編曲、伴奏です。録音はロサンゼルスで行われ、編曲はジョニー・ウィリアムス、ディック・ハザード、ショーティー・ロジャースが担当し、伴奏のバンドのメンバーは不明ながらいい音を出しています。

曲目は、「Sunday in New York」、「Autumn in New York」、「Lullaby of Birdland」、「Broadway」、「The Brooklyn Bridge」、「Harlem Nocturne」、「New York, New York」、「There's a Broken Heart for Every Light on Broadway」、「Manhattan」など全13曲です。ニューヨークに関連した歌がこれだけ並ぶと壮観です。

「Sunday in New York」は上品でおし ゃれで、まるで大都会にいるような気分にさせてくれますし、「There's a Broken Heart For Every Light on Broadway」ではセンチメンタルな表情がよく感じられます。ムード・ミュージックなどでもおなじみの「Harlem Nocturne(ハーレム・ノクターン)」のヴォーカル・ヴァージョンは珍しいと思いますが、素晴らしくてさすがにメル・トーメです。