頑固な鮎師の独り言!!

鮎竿、鮎仕掛け、鮎釣技、日進月歩の現在も、鮎ちゃんに見向きもされない頑固な鮎師の独り言!!&珍道中記。

鮎の生命力

2007年09月24日 | 鮎友釣り
21日、去る9月6.7日、伊豆狩野川を直撃した台風9号の爪痕を見てきた。

マイお気に入りポイントの上流部東流近辺では、川筋がすっかり一変し、川のど真ん中には、どこから流れて来たのか巨大な大石が鎮座している。
両岸の葦原は綺麗サッパリ流されて、上手の田毎迄見通しが良くなり、河原を楽に上流まで歩ける状態。

地元長老の話では、狩野川台風以来の大出水だったらしいが、幸いにも人的被害が最小限に抑えられたのは、幸いと言わざるを得ない。嵯峨沢橋の橋桁にはいまだに流木が引っ掛かり、大増水の面影を残していた。


21日、写真の通りまだまだ川は白川状態で有ったが、どうにかオトリを流せるのではと思い竿を出してみた。

以前の掛かるポイントとは激変しているので、手探り状態でオトリ操作し大石裏の白泡絞り込みで、拾い釣りながら天然遡上アユをソコソコに釣果を得ることが出来た。

一時は今年の狩野川鮎釣りも終わりかと心配したが、川の回復と共に、しっかりと生命力旺盛に復活しているのには、ただただ関心と自然の営みに脱帽するのみ。大石がゴロゴロと流される濁流と大増水の中、あの小さな鮎達が命を生き存えていたのには驚嘆。タモ受けした野鮎に<良く生きていたね。頑張ったね有り難う>と一言呟いてしまった一日であった。

9月末頃になれば、川一面に垢が広がり生命力豊かなアユ達が、釣り人達を歓待してくれることと思うな

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