新潟市と佐渡島旅行3日目、この旅行も最終日となりました。
朝食は1泊目と同じ、アパホテル&リゾートでのビュフェです。
またまた炊き立てコシヒカリを食べ過ぎてしまい、ランチはいらないかもしれません
せっかく来たのだから…テレビの番組で聞いたことのあるセリフのような…
お寿司屋さんや新潟県民ソウルフードのイタリアンの「みかづき」に行ってみたいのですが、
胃が追いついていけないようです。特に夫
3日目は、北方文化博物館へ行こうと思ってて、いろいろ調べたのですが、
公共交通機関でのアクセスがあまり良くないので、観光タクシーをお願いしました。
観光タクシーなので、道すがら新潟のお話を聞きながら目的地へと走っていきました。
大きな砂丘と潟でできた町が新潟なのだそうです。
そうでしたか、潟があるから新潟なのですね。
そして、水のある大地だから米作に適していた。
今さらなのですが、タクシーで田畑を見ながら走っていると納得できました。
北方文化博物館、つまりは豪農の館、伊藤家へ着きました。
正門
こちらから入りますが、こちら、お城ではないですよね?
江戸時代中期に農家から身を起こし、代を重ね、豪農として巨万の富を築いていく伊藤家。
全盛期には、遥か彼方の『弥彦神社まで自分の所有する土地だけを踏んで行けた。』
そんな、驚きの話があるそうです。
遠いのはわかるのですが、どれほどの距離かわからないので、調べたら、車で1時間半。
これはもう、城主並みの所領ですよ。
びっくりして口が開きっぱなしのまま、門をくぐり、お屋敷へと入って行きました。
賓客用玄関
お寺の勅使門のような、あるいは迎賓館や本丸御殿などで見たことのあるような造り。
全て檜造り。
ところで…こちら、一個人のお宅ですよね?
何度も確認したくなります。
こちらの本宅敷地は8,800坪、建坪1,200坪という広大な広さ。
たとえ、一桁少なくても相当大きなお家とお見受けします。
それなのに、ここまでくると、もう想像外。
お屋敷が立派なら、木々も立派
見上げるのに、首が痛いくらい高いのです。
お屋敷見学 受付
台所や茶の間などのある主屋棟から建物の見学に入ります。
茶の間の囲炉裏
当時、働いていた人たちの家にはお風呂が無く、こちらのお宅でもらい湯をしていたそうです。
湯上りには、囲炉裏の周りに座って暖まっていたとか。
チラッと聞いた話なので、違っていたらごめんなさい。
台所
米1俵(60kg)
従業員50名と家族が一日で食べる米の量。
毎朝、これだけの米を炊いていたそうです。
台所
資料館
婚礼の際の献立表は長さ5,5メートルもあります。
座敷から見る大広間
中庭もきれいです
大広間
特別な行事に使われました。
座敷全部で畳100枚
柱のない釣り欄間も見事
一説には、「鬼滅の刃」のお館様のお屋敷にそっくりだとか…
コロナ禍真っただ中の映画公開中には、コスプレして写真を撮る方が多かったそうです。
軒を支える柱は、長い一本の木
前には回遊式庭園が広がる。
秋にはさぞかし美しい景色が広がるのでしょうね。
お約束の滝も流れています。
大広間棟から主屋棟を眺める
三楽亭
とても珍しい建築で、建物自体が正三角形なら、柱や建具、畳も三角形。
きっと大工さんは、大変だったでしょうね。
見事な藤棚と公衆電話ボックス
ところで、なぜ「北方文化博物館」と言う名? 「伊藤家本邸」ではない?
それは、戦後の農地解放で、お屋敷が残る方法を模索されて、
博物館としてなら残せるので、「北方文化博物館」の名になったそうです。
圧倒されたお屋敷拝見でしたが、
きっと季節それぞれに美しいでしょうね。
また訪れたい。
次回へ続く
それではまた~