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オーデック ブログ

写真好きの建築女子が綴る、日々のあれこれ!

調整区域の土地活用(コインランドリー)

2017年02月04日 | 不動産
自社で直接係わった案件ではありませんが、コンテナのコインランドリーを通りがかりに見つけました。



コンテナも水道や排水をつなぐと、継続的に使用するものとなり、建築確認が必要になってきます。


確かこのあたりは調整区域、なるほどコインランドリーなら。都市計画法の定義では「市街化調整区域」とは市街化を抑制すべき区域とされます。

しかし、日常生活のため必要な物品の販売の店舗など、限られたものは許可を得て建築が可能です。コインランドリーもそのひとつに該当します。

個人として資格を有する理容業や美容室なども建築が可能です。自己用住宅も、一定の要件を満たせば建築が可能です。(出身者や10年居住等)但し、都市計画法の許認可が必要です。

弊社は、設計事務所登録をしておりますので、不動産の仲介とあわせてこれらの手続きが一緒にでき、コスト削減にもつながります。調整区域の土地購入や土地活用などお気軽にご相談ください。
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66年後にやっと相続完了!

2017年02月02日 | 不動産
1年がかりの仕事がやっとカタチになりました。長くもめていた相続案件、しばらく放置され、なんと66年。いくらなんでも、長すぎるでしょう~

66年という月日を経て、当初4人のはずが全国あちこちに広がった相続人は14人に。
更に調査で驚いたのが、被相続人の親で昭和11年に亡くなっている祖父名義の土地も数か所あり、焦りました。

司法書士の先生に教えて頂き、昭和22年5月2日以前は、家督相続制度で長男が相続するため、今回は2代にわたる相続手続きになりました。


不動産のリストを作り、物件の調査をし、現在の使われ方の状況や地代、賃借人の確認。更に、滞納している税金の調査など、これらをそろえ相続関係説明図を元に、一人ひとり交渉にあたりました。

1月の最後に、やっと相続手続きがすべて完了し名義がかわりました。苦労した仕事でしたがたくさんの事を学び、とてもいい勉強になりました。

でもこれからが大変、まだまだ続くんです。多額の固定資産の未納額を払うための、売却の準備です。早速、売却に向けた打合せを済ませ、ひとり海を眺めた帰り道でした。


皆さんのご実家など大丈夫ですか?
複雑になった相続案件は、弁護士に頼むより、不動産業者のほうが早く片付けられることもあります。売却に向けた相続はなお更、私たちの方が得意かもしれません。
(もちろん、費用を考えても)


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土地所有権 地下は何メートルまで?

2016年11月04日 | 不動産
会社の庭のサザンカが次々花を咲かせ、寂しくなる庭に彩りを添えてくれています。


現在進行中の相続案件のお手伝いで、珍しい登記に出合いました。「地上権設定登記」建物や工作物を所有するために設定される権利です。

一部抜粋したものです。


これは「霞ケ浦導水事業」と呼ばれる、霞ケ浦と那珂川間の42.9キロメートルを地下の水路で結ぶものです。この事業は水質浄化や水資源の確保のためと言われますが、個人的には反対です。

既に1000億もの費用が掛かっていますが、将来どれほど効果が出るのか疑問です。この登記を見ると、導水管路設置
深さが6.39~17.55メートルの間を導水管路存続期間中、無償で使うとの登記。

さて、土地の所有権ですが上空・地下にもおよびます。上空は300メートル、地下は40メートル、そのため、このような登記があります。

6号国道に近い小美玉市でしたが、この地下に導水管路があるのね・・・と。改めてこの事業の存在に気づかされました。霞ケ浦流域住民100万人の水資源として、これらがムダに終わらないことを願いたいですね。




霞ケ浦導水事業
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埋蔵文化財の試掘

2016年10月02日 | 不動産
不動産売却にあたり、説明をしなければならない重要事項説明。その中の一つに、埋蔵文化財包蔵地の有無があります。明日、残金決済予定だった土地は元々はサツマイモ畑でしたが、埋蔵文化財包蔵地内、試掘が必要な場所で専門家の調査が入りました。



いや~ビックリ!!
まだ、詳細な調査報告は受けていませんが『奈良・平安時代の住居跡』らしいんです。


住宅は建つものの・・・少し着工が延期?
雨続きで予定が伸び、微妙なタイミングでの決済になってしまい、はっきり報告できないのが心苦しいです。家づくりを楽しみにしているお客様、早くに役所からの回答がもらえ、着工がずれこまない事を願うばかりです。

この近くは、虎塚古墳や横穴墓群も発見される史跡エリア。

不動産購入をご検討中の方、
埋蔵文化財包蔵地の場合、どうぞご理解を。


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危険な土留め

2016年09月20日 | 不動産
今秋は台風が多く大変です。
先日、台風の雨による被害現場を目撃。古い団地内ですが、土留めが崩れています。


最初は何があったのか驚きましたが、よく見ると原因がすぐわかります。後からやり直したと思われる外構工事、大谷石の基礎を取り除かず化粧ブロックが積まれています。コストを抑えるためなのか?認識不足か?絶対に、このような危険な工事は弊社ではできません。



大谷石は含水率も高く、風化しやすいため土留めには本来向きません。(現在は、土留めには使用禁止)
度重なる雨で限界を超えたようで、人災にならずよかったです。

古い住宅地では、時々見かけます。
土地購入をご検討の方で、現況が大谷石の土留めや境界の場合、施工し直す予算も見込んでください。


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