オーデック ブログ

写真好きの建築女子が綴る、日々のあれこれ!

土地所有権 地下は何メートルまで?

2016年11月04日 | 不動産
会社の庭のサザンカが次々花を咲かせ、寂しくなる庭に彩りを添えてくれています。


現在進行中の相続案件のお手伝いで、珍しい登記に出合いました。「地上権設定登記」建物や工作物を所有するために設定される権利です。

一部抜粋したものです。


これは「霞ケ浦導水事業」と呼ばれる、霞ケ浦と那珂川間の42.9キロメートルを地下の水路で結ぶものです。この事業は水質浄化や水資源の確保のためと言われますが、個人的には反対です。

既に1000億もの費用が掛かっていますが、将来どれほど効果が出るのか疑問です。この登記を見ると、導水管路設置
深さが6.39~17.55メートルの間を導水管路存続期間中、無償で使うとの登記。

さて、土地の所有権ですが上空・地下にもおよびます。上空は300メートル、地下は40メートル、そのため、このような登記があります。

6号国道に近い小美玉市でしたが、この地下に導水管路があるのね・・・と。改めてこの事業の存在に気づかされました。霞ケ浦流域住民100万人の水資源として、これらがムダに終わらないことを願いたいですね。




霞ケ浦導水事業

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ビールを飲んで宝くじを当て... | トップ | 勝田駐屯地・施設学校開設65... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

不動産」カテゴリの最新記事