オーデック ブログ

写真好きの建築女子が綴る、日々のあれこれ!

「どどめ色」と桑の実

2020年06月21日 | 雑学
朝日新聞で面白い記事を見つけました。
皆さんは「どどめ色」聞いたことありますか?



自分ではほとんど使いませんが、体が冷え唇が紫色になった様子を、実家の母はどどめ色と言っていたことを思い出しました。
この「どどめ色」が桑の実からきていることを知ってなるほど~と思いました。

私の趣味で撮っている植物図鑑に、桑の実の画像がありました。


桑の実は赤色から、熟すと紫色そして黒へと変わります。
残念ながら熟した画像はありませんが、桑の葉はカイコのエサです。
養蚕が盛んだった群馬県では「どどめ色」は熟した桑の実の色のことを言ったそうなんです。

実家のある鉾田市でも、私の小さい頃は桑畑がありました。
母がこの桑の実との関係を知っているかは聞いていませんが、甘酸っぱいという熟した桑の実を食して、どどめ色の唇を試してみようかな(笑)

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伊能忠敬記念館

2019年11月27日 | 雑学
千葉県の佐原にある「伊能忠敬記念館」へ行って来ました。



駐車場は建物の裏手にあり、川を挟んで、旧宅があります。
伊能忠敬といえば、地図を作った人として知られていますが、元々の家業は酒造業です。
50歳を過ぎ家督を長男に譲り、興味があった天文学を学ぶため、江戸に入り天文方 高橋至時に入門。


その後勉強した学問を生かし、様々なオリジナルの道具を用意て、日本全国を測量をして歩きました。
71歳までに計10回の測量の旅。忠敬は73歳で亡くなりましたが、没後3年後には日本全図を完成。

とにかく驚くのは、200年前に歩いて作った地図の精度と芸術的な美しさ。
人生50年と言われた時代に、この年齢からの新たなチャレンジ

伊能忠敬の生き方に力をもらい、勇気とファイトが出てきます。
今回はタイミングよく、専門の方のガイド付きで見学できたので、理解も深まり大変勉強になりました。


館内にも展示してありますが、建物裏側の、象限儀(しょうげんぎ)


この象限儀を測量の道具として持ち運び、北極星の高度を観測しながら緯度の測定を行いました。
天文測量を全国的行ったのは、伊能測量隊が初めてであったようです。


あいにくの雨でしたが、酒造業を営んでいた旧宅がこちら。
旧宅のまわりは古い建物が数多く「重要伝統的建造物保存地区」に選定されているので、町並みも楽しめます。









平成22年のことでしたが、「完全復元伊能図全国巡回展」
伊能図を体験しています。



地図や測量にご興味のある方、是非お出かけください。
何をしたらいいかと悩んでいる方、ここに行けば、一歩踏み出す勇気が!


関連記事はこちら
「はじめて日本を測った男」

「伊能忠敬記念館」

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10月21日は「あかりの日」

2016年10月21日 | 雑学
今日最初に車のエンジンをかけると

「今日はあかりの日です」
と話しかけてくれました。

「へーそうなんだ」と返事をかえす。

明治12年、エジソンが日本・京都産の
竹を使って白熱電球を完成させたそうです。

日本電気協会などが、昭和56年に制定。

言っておくけど
カーナビの解説ではありません(笑)

それにしても、カーナビから
ネタを提供してもらうとは。

というわけで、あかりに感謝しましょう!

美しいあかりですが、自宅では・・・
言うまでもありませんが。

東京都庭園美術館のひとつ、出かけた際は
数々のレトロな照明もお見逃しなく!




東京都庭園美術館
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ハスの葉に似せた商品開発(バイオミミクリー)

2016年10月18日 | 雑学
朝日新聞、別刷りのbe
先週の「ののちゃんのDO科学」から

質問は
「ヨーグルト、なぜフタに付かない?」

以前は、フタを開けたとき
ヨーグルトが飛び散り、服につくなどで
苦情が来ていたそうです。

商品開発のヒントは
皆さんもよく知るハスの葉っぱ。
(今の時期は枯れています)

この超はっ水機能を模しているんです。

平らに見えるハスの葉ですが
表面には細かい毛がびっしり生えて
空気の層が水を持ち上げているとのこと。

毛そのものにも
水をはじく成分があるそうですよ。


ののちゃんの記事では
ふくろうの羽根→新幹線のパンタグラフ
ヤモリの指先→粘着テープなども紹介。

このような生きものの持つ形や仕組みを
真似して、私たちの生活に生かすことを
バイオミミクリー(生物模倣)

建築業界にも身近なものがありました。
コンクリート型枠用合板です。

安い塗装品もありますが
この超はっ水機能を生かした商品は
型枠を外した時の仕上がりがなめらか。


そういえば過去の記事では
ごぼうの花→マジックテープ
これも生物模倣ですね。

身近なところに商品開発のヒント
自然から学ぶ柔軟な発想を持ちたいです。


関連記事はこちら
マジックテープの秘密
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マジックテープの秘密

2015年08月17日 | 雑学
先日は水戸黄門の家紋について
その植物を紹介しました。

今回は私たちの生活で
大変便利に使われて物

『マジックテープ』

その商品開発の
ヒントになった植物を紹介します。

アザミに似ていますが
見る機会の少ないごぼうの花です。


そして、こちらがその実です。



それは、1948年スイスでの出来事

狩猟に愛犬と出かけ、野生のごぼうの実が
洋服にくっついていることに興味をもち
顕微鏡でその構造を観察したそうです。

その実は、無数のカギ状のトゲで
それが衣服などに絡みつくというわけ。

この構造を応用したのが
着脱が自在な面ファスナーの誕生です。

日本では東海道新幹線の
客席のヘッドレスカバーに採用され
一躍注目を浴びたそうです。

今では、洋服やスニーカー
自動車や生活のあらゆるもので
見かける「マジックテープ」

本来は植物に備わった
タネを遠くまで運ぶ知恵です。

小さい頃、野山を駆け回っていた方なら
洋服にくっつくトゲトゲの実
経験があるのでは?

自然界から学ぶことは偉大ですね。

植物園での勉強会で教えて頂きました!






クラレファスニング株式会社

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