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オーデック ブログ

写真好きの建築女子が綴る、日々のあれこれ!

観光地と動物について

2015年11月27日 | 環境
先日訪ねた世界遺産の「厳島神社」
フェリーから降りると、まったく違和感なく街中にシカがいます。




島内には約500頭生息し、そのうち街中には200頭くらいとのこと。餌やりなどは禁止されているので、かみついたり、追いかけられたりなどはまったくありません。

世界遺産の地に相応しく上品な振る舞いです。


震災の年に視察で訪ねた、日本三景の「松島」
フェリーでの島めぐり観光では、カモメのエサ用にえびせんが売られ、とにかく群がる鳥たちが騒々しく、ゆっくり風景を楽しめませんでした。(子どもは喜ぶかもしれませんが)

鳥にもよくないし、糞の被害などは?と、疑問に感じていました。
なんと・・・平成26年4月1日よりカモメの糞などによる「松枯れ防止」のため、観光船での餌付けが禁止されました。

私から言えば、遅いよ~と。
せっかくの美しい風景が、人間の浅はかな行動であやうく環境破壊になるところでした。やっと規制ができてホッとしました。



厳島神社の記事はこちら

松島観光協会
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ニキ・ド・サンファル展

2015年11月26日 | アート
国立新美術館で開催中の「ニキ・ド・サンファル展」へ

今回の展示は大満足でした!!
フランスの女性アーティストですが、日本のコレクターの方のお陰でとても充実した展示内容でした。



私がニキを好きになったのは、パブリックアートとして(公共施設の中のアート)ヘビをモチーフにした、楽しい色使いのベンチを見てからです。



ニキは心を病み、治療のため始めた創作活動。作品を通し、だんだんと自分を取り戻し、様々な作品を発表してきました。

初期の作品から晩年まで、作品の変化や心のありようも感じられます。ニキを代表する作品はなんといってもナナのシリーズ。

ナナはフランス語で、女性を意味する言葉のようですが、ナナには女性パワーと勇気を感じます。


初来日では、京都の仏像に刺激され、「ブッタ」という作品ができました。
(こちらは写真撮影が可)


ニキとしては、めずらしい素材です。


とにかく展示数が多く、巨大な作品もあり見応え充分です。
ご興味ある方、是非お出かけください!!

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3.11以後の建築

2015年11月24日 | 地域情報
水戸芸術館で行われている『3.11以後の建築』



茨城県建築士会青年部では、伊藤豊雄を中心に取り組まれた仙台での「みんなの家」で、プロジェクトに参加しています。

これは、仮設住宅団地内に建設されたコミュニケーションスペースです。被災者の暮らす仮設住宅の中で、心がやすらぐ居間のような楽しい空間をつくることをコンセプトにつくられました。

東日本大震災は、建築業界に大きな変化をもたらしました。
建築物だけではなく、人と人との繫がりや地域の中のコニュニティなど、ソフト面からのアプローチの大切さを、改めて考えさせられました。

今回の展示では、21組の建築家の取組みが紹介されています。ご興味のある方、是非お出かけください!!


水戸芸術館



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曲げわっぱ職人、パリへ行く

2015年11月22日 | 日々のあれこれ
先日出かけた銀座三越での事。

曲げわっぱの職人さんが実演中。手仕事には興味があるので、色々と質問をしているうちに・・・話が盛り上がり、実演の手を止め、商品について説明してくれました。


秋田杉の大館曲げわっぱ、「柴田慶信商店」のご本人です。手間をかけた、美しい仕上がりと技術力に職人としての誇りを感じます。

なんと柴田慶信さん、パリでワークショップをしたらしい。そして、また海外でのワークショップの予定が入っているとのこと。

すっかり意気投合し、一緒に行かんかね?
(実際は秋田弁で)

スゴイお誘いが・・・ジョークでしょうが、このパワフルな元気さには私も驚き、いい刺激を頂きました。

日本の伝統技術が海外でも認められ、このように活躍できることがうれしいです。2代目の息子さんと仕事をするようですが、まだまだ現役で頑張ってほしいですね!!


柴田慶信商店
天然秋田杉の大館曲げわっぱ

コメント (2)
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平和記念公園とイサム・ノグチ

2015年11月20日 | 建物探訪
映像で何度も見ている平和記念公園ですが、その場に立つと違ったものが見えてきます。

設計は丹下健三氏。
やはり映像だけではわからなかった、全体のランドスケープのすばらしさと、丹下氏の平和への想いを感じました。

モニュメントからは、真っすぐ直線方向に原爆ドーム


このモニュメント(慰霊碑)は、本来「イサム・ノグチ」のデザインが選ばれていましたが・・・彼が日系アメリカ人であるということから、原爆を落としたアメリカの人間に慰霊碑を作らせるわけにはいかないと・・・選考から外されたました。

以前読んだ雑誌によれば、丹下健三氏の設計ではあるが、この慰霊碑はイサム・ノグチのデザインが大きく生かされています。

横からみるとまた違った見え方です。



2階の資料館、通路から撮影



『平和の鐘』


周囲にはハスが植えられ、8月6日の平和記念日には、美しい花を咲かせます。

『原爆の子の像』



『韓国人原爆犠牲者慰霊碑』

戦時中の労働力不足を補うため、強制連行や徴用により広島の地で被爆した朝鮮人の方々の慰霊碑です。

こちらではガイドがつきましたので大変勉強になりました。皆様もお出かけの際は、公園内のボランティアガイドがおすすめです。


広島平和記念資料館

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