オーデック ブログ

写真好きの建築女子が綴る、日々のあれこれ!

田中酒造店(取手市)

2018年05月24日 | 建物探訪
前回の紹介した奈良漬「新六本店」さんの隣にあるのが田中酒造店さんです。(まち歩きコースの2軒目)


右側に見えるのは防火用の天水桶、当時のままと思われます。
創業は1655年、360年も続く取手市に唯一残る自家醸造蔵です。

江戸時代には、利根川に面した陸前浜街道の宿場町として、舟運と商業で栄えた町でした。
取手市には、この名残を残す歴史のある建造物が点在しています。







店舗部分の建物は230年経っているとの事。蔵の部分は180年前からだそうです。
君萬代(きみばんだい)という銘柄で、若夫婦が力を合わせ蔵を守っています。



酒蔵も見学させて頂きました。
これはお米を蒸す釜です。奥に見える丸い容器を載せて蒸します。



こちらではホーローの醸造タンクが、大事に使われています。


建物の見学が中心でしたが、帰りには試飲で感動した甘酒を購入。
天然の甘味が最大限に生かされ、すっきりしたお味が飲みやすく、美肌に最高ですからね。

お酒の飲めない女子には甘酒おすすめです!
田中酒造の造る「君萬代」茨城県人として応援したいです!



(株)田中酒造店
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「新六本店」取手市の奈良漬屋さん

2018年05月22日 | 建物探訪
一昨日は、所属する建築士会主催の体感ツアー県西・県南編に、勉強を兼ね参加してきました。この体感ツアーは、建築士会のまちづくり委員会がシリーズで、ガイドマップを作成のために行っています。
陸前浜街道・常盤編、水戸街道・つくば編、鬼怒川水系編、八溝山麓編などがあります。

今回のコースのなかで、最初に訪ねたのが取手市の奈良漬屋さん「新六本店」


江戸末期、舟運を生業としていた頃の屋号は「河岸の新六」とのこと。
先々代の新六が試しに造った奈良漬が、以外に美味しく親戚などに褒められ、気をよくした新六は、明治元年に奈良漬を販売するようになったそうです。屋号はその名のとおり「新六」に。

店舗と土蔵は150年に渡り、建物を維持しながら商売を継続しています。この蔵の中で、数度の漬け直しをしながら熟成させ、出番を待っています。



内部を見せて頂きましたが、ご迷惑となるといけないので一部を。



店舗部分は、平成25年に耐震補強を施し、数寄屋風に内装を改装したとのこと。


見学のあとは試食会、お茶頂きながら白いご飯も欲しくなりました~私は定番のウリやキュウリの他に、ショウガとごぼうをチョイス。ごぼうの奈良漬、なかなかいいですよ~

水戸京成百貨店やカスミ、イオンさんでも取り扱っていますので是非お試しを。

奈良漬製造元「新六本店」
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えきアート「清澄白河駅」

2018年05月21日 | アート
大江戸線「清澄白河駅」のパブリックアートは圧巻です!
タイトルは「20世紀文明の化石」作家は樋口正一郎氏




駅のホーム壁一面、上下線共にです。
このアート、好みです~



解説によれば、かつて江東区の工場で生産されていた工業製品を、駅に設置できる厚さ3㎝以下にスクラップした作品とのこと。

大江戸線乗った際は「清澄白河駅」の壁面をご覧ください。
この駅から徒歩3分の場所にあるのが「清澄庭園」ですよ~こちらへも是非!!



私の庭園日記はこちら

清澄庭園(東京都公園協会)
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旧遠山家住宅が国の重要文化財に!

2018年05月19日 | 建物探訪
先日紹介した「遠山記念館」が国の重要文化財に指定されます!今日の朝日新聞で、記事を見つけました。



伝統に近代的手法を巧みに融合させた、昭和戦前期の和風建築と紹介されています。


こちらは中央の棟、東棟と西棟があります。
建物図面と内部は前回の記事を。

これらの優れた建築技術を絶やすことなく継承してもらいたい。
建築に興味のある方是非お出かけ下さい。




遠山記念館
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チョウジソウ(丁字草)の咲く水辺

2018年05月18日 | 植物
かつては日本の野山に自生していたという「丁字草」



今はほとんど自生する姿は見られない。清楚で美しい姿ですが、かなりの毒性を持った有毒植物とのこと。触ったくらいでは危険はないようだが、誤食すると瞳孔が開き、血圧の低下や麻痺などを起こすそうです。

環境省のレッドデーターブックでは、100年後の絶滅確率が約97%だそうです。
(準絶滅危惧Ⅱ類の分類だとか)
やや湿ったところが適地のようだが、主張しすぎない可憐さが可愛いですね。

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