昨日、次女が初任給でプレゼントを買ってくれたが私自身が初任給をもらったときを思い出してみた。
親不孝ものの私は父や母に何もあげてなかったと思う。
東京の大学を卒業した私はそのまま東京に就職して勤務地は新宿でした。
住まいは京王線の世田谷区桜上水で新宿まで15分と好アクセスでした。
当時、土曜日は半日の勤務でした。
就職してすぐの土曜日、父と母が部屋の片付けを兼ねて静岡から私に会いに来たのですが、バカ息子の私は30分だけパチンコをして帰ろうと思い、父と母をアパートの外に待たせているにもかかわらずパチンコをしてしまいました。
またそんな時に限ってパチンコが出てしまい30分のはずが2時間以上もパチンコ屋に滞在することに!
当時は携帯電話があった時代ではないので全く連絡手段はないので父と母は待ちぼうけ。
パチンコで遅くなったにもかかわらず私は「ごめん、仕事忙しくて」と嘘の言い訳をして帰宅。
父と母は「頑張っているな」と一言。
全くどうしようもないバカ息子である。
その年の12月、パチンコで勝った15000円を元手に競馬の有馬記念を買ってみた。
パチンコ、麻雀は好きだったが競馬はほとんどやらなかった。同じ職場の競馬好きの先輩がJRAに行くから一緒に付き合ってと言われ私も馬券を買ってみた。
全く馬に詳しくはなかったが当時故障明けのトウカイテイオーが気になり人気は高くなかったがトウカイテイオーと一番人気だったビワハヤヒデの馬券を3000円分購入するとビギナーズラック。
何と33倍の配当がつく当選。
3000円が100000円になる。
バカ息子はこの当選金で初めて父に老眼鏡を母に自転車を購入してプレゼントする。
今考えてみても恥ずかしい。
しかし母はその自転車に乗ること半年もなく私が大学入学前に患った乳癌が脳に転移して49歳という若さで亡くなってしまった。
親孝行は何一つできなかった。
今回、次女からのプレゼントをもらい自分の過去を回想しながら仏壇に手を合わせ両親への感謝と親不孝を詫びました。
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