おくのほそ道

漫画「ジパング」にハマったが故に興味は海上自衛隊へ!護衛艦を見るための旅行、漫画やサッカーなど、趣味をメインに語ります

ジパング 航跡407

2009-07-11 | ジパング
今回の主役は、戦艦大和。

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主砲弾庫付近で大爆発を起こし、船体が断裂、沈んでいく大和。
その様子をレーダーで捉えたみらいは、米軍による原爆回収の可能性がなくなったことを受け、主砲による攻撃を中止する。
大和の沈没によって生じた海流に巻き込まれる救命筏。
角松と草加は海へ放り出されるが、角松は草加の腕と筏のロープを放さずにいた。
このままでは、沈没の渦に巻き込まれて二人とも死ぬ…草加に手を離すよう促される角松が下す決断とは…?

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ついに大和が沈没する日が来た、って感じです。
その描写も、ページ数も、さすがにしっかり描かれているし使っている…。
歴史上に残る運命の時、ですから、ここを疎かにすることはできませんよね。
でも、正直、思ったよりも早い沈没だったな。

だから、その沈没の渦に巻き込まれる救命筏と、それに乗っていた二人に襲い掛かる危機的状況や、当然のごとく待ち受けていた困難に、
「やっぱりこんな風になっちゃうの?!」
と、呆然としてしまいました。
本当に、いつも最悪な状態に追い込まれるパターンなのね…。

みらい(=SH)のレーダーには、2つに割れた大和の船体と、カーネル乗艦の駆逐艦(大和の10時方向)、3隻の米軍艦艇(同1時方向)と思われる船影?が映っている。
(この3隻に関しては、方向が変なので今後の動向に注目が必要)
これを見る限り、救命筏に対して、未だ駆逐艦は大和を挟んだ真逆の位置にいるわけなんですよね。

つまり、米駆逐艦が角松たちを救出する、という可能性が消えたことに!

みらいも、大和との距離がそう近付いているわけでもなさそうなので、(先週の、“相対距離16マイル”は、あくまでも米艦隊とみらいとの距離なので、大和との距離は不明という結論でよろしいかと)角松らを助けに行ける可能性は無い模様。

しかも、角松と草加が大和から脱出している可能性にかけて、とにかく救出に行くんだ、という空気も、残念ながらこの時点でのみらいには皆無(^^;)

杉本・柳ら、先制脱出組の位置も、大和からかなり遠くなってしまっている今、角松には、救いの手すら差しのべられる可能性もない、最悪な状況です。

どうなるんだ?

草加は
「手を放せ!」
「このままでは、あなたも死ぬ!」
「あなたは生きて、やることがあるはずだ!!」
…つまり、“自分の手を放せば、あなたは生き長らえる”と言うけれど、実際はここで草加の手を放そうが、掴んだままでいようが、角松が自力でどうにかできる状況にはないんです。

仮に草加を見捨てたとする。
一人で筏に乗ることができても、あんな風に沈んでいく戦艦を飲み込む渦に逆らって、どうやって手漕ぎで、あの海域を離脱できるっていうの?

ケガの割には二人とも意識がはっきりしすぎているし(つまり弱っている素振りが全く無い!草加も先週は死にそうだったけど、今週は別人みたい)、助けさえ来ればなんとかなりそうな雰囲気が伝わってきちゃうんですよね~。

本当にケガは…角松も草加も、今後のことを考えれば、もう少し軽くても良かったんじゃないかなぁと思ってしまった今週号でした。
今の状態では、不自然すぎて笑えてしまうレベルなのでね。

で、来週に向けての予想としては、「角松は草加を見捨てない」に1票。

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