おくのほそ道

漫画「ジパング」にハマったが故に興味は海上自衛隊へ!護衛艦を見るための旅行、漫画やサッカーなど、趣味をメインに語ります

7/19 平成20年度呉地方隊展示訓練(その1)

2008-07-27 | 自衛隊
もう1週間前の話になってしまいましたが…
今更ながら「平成20年度呉地方隊展示訓練in広島湾」1日目のレポです(^^;)

私がこの日乗艦するのは「護衛艦いなづま」(DD105)
呉駅近くから送迎バスが出ていましたが、港まで10分もかかりません。
あっという間に到着すると、たくさんの艦艇が…!


手前に接岸されていたのは敷設艦むろと(ARC482)

艦首がいかにも「ケーブル巻きます!」って感じで圧倒されますね!
この艦艇は呉に1隻あるだけなので、見ることができてよかったです。

さて、乗艦する人たちは自分が乗るフネを確認して、それぞれの艦艇に散ばっていきます。

私は右手奥のいなづまへ…。
乗艦券と引きかえに、番号の入った札とパンフレットを貰ったのだけど…テーブルの上にはピンバッジが山積みになっていて、一瞬「貰えるのかなっ?」という期待に反して何もなし。ガッカリ…。
子供限定にしては数が多すぎるし、あれは何だったんだろう?

ピンバッジくらいなら艦内で買えるからいいや…と思って、食堂付近で乗員の方に聞いてみたところ、帽子しか用意していないとのこと。
「ピンバッジもないですか?」と聞いたら「売れないので…」だって。
そ、そんなことないでしょ~!!?

ガッカリした私は、そのまま機関室兼応急指揮所へ行きました。

最近は、出港までの時間をここで過ごすのが好き!
まったり感があって気楽だし(一般の方々は、中に入ってもちょっと見てすぐに出て行くので)出港の際の乗員のやり取りは艦橋と同じなんだもん。
モニターで外の様子も見えるし、わざわざ混雑しまくっている艦橋なんぞへ行くことないでしょ!

この「いなづま」では、エンジン4基のうち、2基づつ違う会社のものを付けているそうです。(イギリス製とアメリカ製?ロールスロイス社製とか言ってた…)
性能に違いがあって、使い分けているのかと思い質問してみたら、
「ちょっとわからないので、調べておきます」というお答え。
え…(^^;)


向かって右側にある、戦闘態勢表示板の下には燃料の残量(艦艇&ヘリ)などのモニターもあって、係の方が説明してくれたのですが、聞いちゃまずいかな~?と思ってた、護衛艦の搭載燃料量まであっさり答えてくれましたよ…。
やっぱりこの場所は、掘れば掘るほどザクザクとお宝が出てくるお部屋です!

出港後は後部のヘリ甲板へ行きました。

格納庫内は毛布を引いた上でくつろぐ人でごった返していたけど、日が当たる甲板上は暑さもあって人はまばら…。
とりあえず甲板をぐるっと1周してみたりして…。
艦首より艦橋を臨む

垂直発射装置(VLS)はアスロック発射用

海の色は最初深緑色という感じでした。
訓練海域あたりまで来ると、さすがに蒼くてきれいでしたが、陸地に近いあたりではこれでもきれいな方かな~。

…しばらくすると、いなづまの後ろに「あけぼの」(DD108)と「やまゆき」(DD129)が見えてきました。



そういえば、いなづまの前を行くはずの「せとゆき」「ひえい」「くろべ」はどこにいるんだろう…?
…って、いなづまより少なくとも「ひえい」「くろべ」の出港は遅いはずなので、どこかで合流するんだろうけど…。

長い時間、我がいなづまを先頭に、あけぼの・やまゆきの3艦で航行していると、いよいよ展示開始時間(12:30)になり、最初に展示航空機が次々とやってきました。
まずは哨戒ヘリSH60J

練習機T-5

練習機TC-90

次に見えてきたのは…?

救難飛行艇US-1Aだ!

轟音と共に飛んできたF-4ファントム戦闘機
ピンぼけですいません;コンデジと私の腕ではこれが限界~!

同時に、前方左から「せとゆき」「ひえい」「くろべ」がやってきました。
DD131せとゆき

DDH142ひえい

ATS4202訓練支援艦くろべ

この3艦に、我がいなづま以下3艦が取舵で回頭し、隊列を作っていったのです。
そしてその後に続くのが、松山出港の「しもきた」と岩国出港の「ちはや」
LST4002輸送艦しもきた

ASR403潜水艦救難艦ちはや

一般客を乗せている艦艇はここまで。
その後ろには以下の3艦が続きます。
ちょっと小さいけどね。
AMS4304多用途支援艦げんかい
この艦艇は、今年2月に就役したばかりの新しいフネなんですよ!

MSC677掃海艇まきしま

SS596潜水艦くろしお

この艦隊に加わってはいないけれど、数隻の艦艇が海域の警戒に当たっていたそうです。
(潜水艦の向こうに、ちっちゃく写っているのがソレかな)

それから注目して欲しいのが「空」
暗かったり明るかったりしているでしょ?
この展示中、3回ほど雨が降ってきたのです。
降っては止み、の繰り返しでした、この時までは…!

次回は展示のつづき、アトラクション編から!

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平成20年度呉地方隊展示訓練概要

2008-07-19 | 自衛隊
呉地方隊展示訓練・初日が終了しました。
明日参加する方の為に、隊列や参加艦艇・内容に関して事前報告しておきます!

知らずに当日楽しみたいんだけど…、という場合はスルーして下さいね。

■隊列
せとゆき―ひえい―くろべ―いなづま―あけぼの―やまゆき―しもきた―ちはや―げんかい―まきしま―潜水艦

■展示時間
12:30~13:30

■展示内容
航空機展示飛行=SH-60J、T-5、TC-90、US-1A、P-3C、F-4
護衛艦編隊航行
ヘリIRフレア発射
LCAC高速航行展示

US-1A着離水
ヘリコプター低空飛行
LCAC高速航行展示
海上保安庁巡視艇・ヘリ高速機動展示

展示を見る場合は、左舷側で!
が、最初のLCACのみ、右舷側なので移動しましょう(^^;)

US-1Aの着離水は1機のみで行われるので、乗る艦艇によって見ることができる場面が限定されてしまいます。
いなづまの後部甲板にいた私が見ることができたのは、離水シーンだけでした。

以上、参考にしていただけば幸いです!
明日も良い航海になりますように…!
(いなづまでは今日、幼児にケガ人が出ました。家族で来られる方は、子供に目を光らせていただきたいものです)
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’08 呉地方隊展示訓練 同行者募集

2008-07-10 | 自衛隊
7/19,20に行なわれる呉地方隊展示訓練に、山口在住の友人を誘っていたのに「船酔いするので」と、あっさり断わられたため、急遽乗艦枠が1人X2日分空いてしまいました(^^;)

「是非、呉で護衛艦に乗りたい!」

という方がいらっしゃれば、左下にある“メールを送る”から連絡を下さい。
詳細のお問い合わせもどうぞ!

7/13(日)23:30まで受付けまして、万が一複数の希望者がいた場合は抽選とさせていただき、即ご連絡致します。
多くの方に乗っていただきたいので、2日間別々の方と…と考えているのですが、なにせ拙いこのブログ、過去の募集ではほとんど希望者なしの状態(^^;)
希望者があなたしかいない場合は2日間共乗れるかも?!
(結局私が1人で乗ることも大いにありえるけど~;)

そこで、希望者の方は「乗艦できる日(19or20日、もしくは両方)」を必ず記入して下さいね。
ちなみに乗る艦艇は、
 19日いなづま(8:55までに乗艦・9:40出港)
 20日ひえい (9:15までに乗艦・10:00出港)
…の予定です。
(友人Aさんのご配慮により、19日の艦艇が変わりました♪)

※乗艦場所は「呉港」ですのでご注意下さい。

ところで、ようやく横須賀の展示訓練の詳細が発表になりました。
当初は8/23、24という裏情報だったのに、6月末発売の「世界の艦船」の後ろの方にひっそりと「8/9,10」と書いてあったから、本当かよ?!と半信半疑だったのですが…。

しかも、場所がぁ~!
なんで宮城?!
仙台港って駅から近いの?
(確認してる時間がありません~;)
石巻がちょっと大変なのは知ってますよ(^^;)
電車の本数がね。
以前、サッカーの遠征のついでに石巻の石ノ森章太郎記念館に行ったのですよ。
ここの場合、海は近くても場所自体が遠い…。

10日は東地宏樹さんのお芝居を見に行くことにしているので、9日に行くとなると強行スケジュールは必至。
…そのへんは当たってから考えるか。

それから、某掲示板の情報によると、ようやく今になって「あしがら」が横須賀に来たらしいですね。
去年の「あたご」が6月だったのに、1ヶ月も遅れてる…。
見に行きたいなあ~。

「あたご」の方はといえば、6月中旬に長崎港のドックに入り、9月まで修理点検が行なわれるそうなので、8月にはまたこの目で見ることができそうです。
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呉の乗艦券キターーーー!

2008-07-07 | 自衛隊
7/19,20に行なわれる'08 呉地方隊展示訓練の乗艦券がようやく届きました!
よ、良かった~!(*^O^*)/

5日から当選はがきが届き始めていると聞いていたけれど、私が住む場所には到着までに中1日かかると踏んでいたので、内心ドキドキでしたが無事に…。
ただ、家族の名前で3枚出したうち、自分の名前で出した1枚だけがハズレ、らしい…。
このハガキだけ今日届きませんでした。
(はずれハガキは後回しにさせられたものと思われる)

一昨年の観艦式、昨年の展示訓練の経験から、長時間の航海は1日しか体力が持たない、と実感していて、土日のどちらかが当たればいいや、と思っていたのに、そういう時に限って2日分当たるんですよね。
(いや、去年の体験航海は2日分共に当たり続けているじゃないか^^;)

しかも!
複数枚当たる場合は、100%全部同じフネ!
去年の横須賀マリンフェスタの時なんて、2日分計3枚の乗艦券全てが「はたかぜ」だったもんな~(泣)
…ということで、今回も2日間「ひえい」です(爆)
全然違う日に、違う場所から投函しているんですけどね~~~。

昨年から言っているのですが、これはいわゆる海自の

「ご家族でご一緒に!」作戦

ではないですか~?
家族で当選した場合は、同じフネに乗れるための考慮をしますよ!みたいな。

…余計なことをせんでも良い!!
日にちが違うんだから、違うフネに乗せておくれ~!

来年のことがあるので、苦情はこのくらいで(^^;)
とにかく乗艦券が来たことが嬉しいです。
最悪フネに乗れなかった場合は、出港する艦隊を見送ったあと「大和ミュージアム」と「鉄のくじら館」の見学で2日間を過ごすからいいや、と思っていたのに。

しかも乗れるのがDDH142「ひえい」
ヘリ護衛艦での航海は初めてなんですよ。
(見学だけなら長崎で「くらま」を見たが…)
楽しみだなぁ~~♪
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渋谷に「自衛館」OPEN!

2008-07-01 | 自衛隊
新聞のラテ欄を見ていたら、TBSの夕方のニュース番組の項目に

「防衛省公認コスプレ店!?“自衛館”きょうオープン!隊員不足の解消なるか」

…とあった。
あわてて録画の準備をする私。

最初は、アキバのメイドカフェみたいなもの?と、思い込んでいたけれど、なんてことはない…正真正銘の自衛隊広報館が、渋谷の一等地・宮益坂に出来た、というものだった。
(参考記事はこちら

映像を見てみると、入口は飲み屋の広告に隠れて若干解り辛いし(一歩下がった奥にあるという感じ)内部は縦長で、気軽に入れるという雰囲気ではないような…(^^;)
確かに各種制服をたくさん置いて、“自由に試着してみてね!”(撮った写真を貰えるそうです)っていうところから若者を呼び込もうとするのも、考え方としては間違っていないと思うけど、反対に「それしかないの~?」とも思ってしまったり。

これが民間委託の賜物なら、正直ちょっとお金使うとこ間違ってるんじゃないの?って感じがする。(全く意味ないでしょ、あの程度じゃ)
マニア目線でなく、一般人としての目線で見てそう思うのです。
若い自衛官で、リクルートのプロジェクトチームか何か立ち上げて作った方が、面白いものに仕上がったのでは?
(ちなみに…マニアは行く価値ない場所ですね。防衛省ツアーに行く方がよっぽど楽しいと思われる)

番組では、この「自衛館」以外にも、自衛隊のリクルート活動に関して取材していたのですが、茨城では、なんとの地本の自衛官自らDJをするラジオ番組があったり、海自下総勤務の1士が、出身校(違うかも;)に出向いて仕事の説明をしている様子などが紹介されていました。
「休みがない、って思っているかもしれないけど、ちゃんと取れますよ」
って言ってたけど、ほんとかな?

陸上勤務(航空基地)だと、そうなのかな…
土日にイベントがある時は代休取れるの?ホント?
…って、TVに向かって突っ込みたくなりましたわ。
同時に、今年こそは下総に行くぞ~!と、関係ないところで決意を新たにしてみたり(^^;)

ファンだから言うわけじゃないけど、海自なら、アニメのジパングを見せるのが1番手っ取り早いんじゃないかと思うんですけどね。
何であれを広報に使わないのか不思議です。
アニメが始まったときの某掲示板には、ジパングも海自も知らなかった人が、これは面白い!と多数書き込んでいて海自に対する認識も高まったと思われるのに。

空自なら「よみがえる空」か~!

でも、ヘリや戦闘機、護衛艦や戦車に乗るだけが自衛官じゃないわけで、色々な職種があるのは、就職先としてはおもしろいんじゃないかな~と、今になって思う私なのでした。
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6/15 埼玉地本・体験航海

2008-06-16 | 自衛隊
先日6/14、15に晴海埠頭で行なわれた、埼玉地本主催の県民限定体験航海に参加してきました。
私が当選したのは、15日の午前の部。
朝6:30に家を出て、現地には8:30前に到着したのに、すでに地本の装備品展示会場にはかなりの人だかりが…!

…これってやっぱり、団体のバスか何かで来ているご招待の方々なんでしょうね~。

会場も、地本主催だけに海限定の装備品ではなく、陸自の車両やら銃器関係が展示されています。
手前:89式5.56mm小銃

右:84mm無反動砲 重さなんと16kg!

グッズ売り場や、食べ物関係の出店も…。

地本主催のイベントでも、ここまで派手(っていう言い方でいいのかどうか??)なのは見たことないんですけど…。

東部方面隊マスコットの「あづま君」

今回の航海担当艦は、DDG171「はたかぜ」
前にも書きましたが、なんと5回目の乗艦なのですよ。
今回も宜しくお願いします!っていう気持ちで乗せていただきました。

出港するまでの時間は、お決まりの艦内見学。
まずは食堂へ直行!
グッズ売り場を物色してから、隣にある機関室兼応急指揮所を見学して、電気関係ご担当の2曹のお話を伺いました。

「新しい艦は××だけど、古い艦なので○○になっている」という話は身につまされましたね~。
現場の方は大変だ、と思うと同時に、新しければいいっていうものじゃないのかな~みたいな…。

エンジンや発電、燃料タンクのお話を聞いたので、
「燃料満載で出港した場合、どの位航行するとカラになるんですか?」と素朴な疑問をぶつけてみたら、
「え~と…それは~…」
…すいません。聞いてはいけないことを聞いてしまったみたいです(^^;)

その後、また甲板に戻るといよいよ出港です。
徐々に岸壁から離れていく

航海中、甲板上ではいつもの装備展示(速射砲・アスロック発射機などを動かす)を行なって、多くのギャラリーを集めていましたが、私はずっと海面を見ていました。
いや~、すごい色だなぁ…と。
東京湾の海の色をしかと見よ!

黄土色とオレンジ色と深緑色が混じったような、何とも言えない色でした。
こんな海の色、地方では絶対に見られないんじゃないでしょうか。

「はたかぜ」が針路を反転させ始めたので、そろそろ艦橋にでも行ってみるか…と思ったら、ものすごい列になっていたのであっさり断念。
そこら辺をぶらぶらして、思わず目に止まったものをいくつか紹介します。

↑短魚雷発射管の図解説明板(の一部)
訓練の様子や模擬弾の回収方法が写真で紹介されていたけれど、「戦闘用~意!」で走ってくる岡くんに「岡~!腕まくりをするな~!」とのコメントが付けられていて笑えた。
作業服の腕まくりって、本来してはいけないことなんですよね?
ジパング(原作)では、2佐自ら腕まくりしてますが… ;


↑はたかぜ相談室
士官用個室の一室が相談室に当てられていました。
やっぱ、長い航海が続くときなどは、心のケアも重要かと。


↑表彰プレート(?)の一部
「平成19年度第1護衛隊群広報優秀艦」…順当でしょうねぇ!
私も昨年度だけで3度乗ったし。
他に気になったのは「給食業務優秀艦」というプレート。
…カレーコンテストで優勝したとか??


楽しい時間はあっという間に過ぎて、埠頭も近付いてきました。
今回もフジテレビを右手に見て…お?今日は海保の測量船が2隻停泊してる。
HL01とHL02

そして後部甲板から見た、レインボーブリッジ下を通過する時のマストのスレスレな様子ときたら!
こ、これはギリギリセーフですよ~!
1~2m空間があるかどうか…

同じフネでも、乗るたびに新たな発見とか楽しみがありますね~。
短い時間でしたが今期初の護衛艦体験航海、面白かったです。
今日はマニア率が低くて、お子様率が妙に高かったのも、地本主催ならでは、かな。

フネを降りてからは、埠頭の反対側にある桟橋に接岸されていた海王丸を見に行きました。

練習船だそうですが、現役の帆船を見たのはこれが初めてです。
すごくキレイで優雅だわ~。

旅客ターミナルのレストランで食事をしたあと、2階の送迎デッキに上がるとちょうど体験航海・午後の部の出港準備が行なわれているところでした。
…こうやって正面から出港するフネを見送ることは、実はなかなかないことなのです。
いつも自分が乗っている状態なので…。





手を振って見送りました。
…なんか、感動的でしたね。
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6/1 砕氷艦しらせ一般公開(その2)

2008-06-03 | 自衛隊
今回は「しらせ探検ツアー編」です。

←受付場所

普段は決して見学させることのない区画を、特別に係の方が案内して下さるこのツアー。
3区画に分けて、1回15人限定(しかも大人のみ)、ヘルメット・手袋着用で1時間に1回行なわれました。

すぐに名簿が埋まってしまうため、お昼頃でも2時間待ちで、子供連れ不可ということもあり、参加するのはマニアばかり…(^^;)
確かに待ち時間は厳しいものがありましたが、それにも増して貴重な体験が出来たツアーでした。

それに対して「南極体験ツアー」は子供優先。(1回20人・もちろん大人も可)
-20度の冷凍庫に入って、南極の寒さを体験してみよう~!というもの。
参加したお子様たちは、それはもう大騒ぎで楽しそうでしたよ!
 


①Bコース(11:15~)
前部区画・貨物倉の見学。
前甲板に設置されている巨大なクレーンを使って積み下ろしの作業を行なう倉庫部分の見学です。
一般見学の方が見下ろすことしかできない階層に来ちゃいました!
貨物倉を甲板から見下ろす

そこには予備の錨(でかい!)や、錨鎖を収納する入り口、更に下の階層の奥には発電機室もあり、ものすごい音が轟いているのを聞きました。
(これは艦内の電源用で、エンジンとは別種のものです)
予備錨 5,610Kgだそうです!

二層下の貨物倉

貨物倉の下部には発電機室が

狭くて急勾配のラッタル


②南極体験ツアー(11:45~)
Bコースが終了し、ヘリ格納庫へ戻ってくると、ちょうど予約を入れていた「南極体験ツアー」の集合がかかっているところだった…!
ギリギリセ~フ!

これは「しらせ」の冷凍庫に入って、南極と同じ-20度の世界を体感してみよう!というもの。
1回の参加人数が多かったので、なぜか私ともう1人の男性が誘導補助係にされてしまい、左折する場所で「南極ツアー」のプラカードを持たされてたという…(^^;)
これも貴重な経験ですね!

案内された冷凍庫へ入ると、当たり前だけどドアを閉められて“南極おじさん”のお話を聞いたり、足元に置いてあるコチコチに凍った冷凍野菜をさわったりしました。
冷気でモヤっている…

トマトで釘が打てます

が、2~3分で出られると思ったら大間違い!
これは何の拷問でしょうね(^^;)

…とは言っても、「寒い~っ!」とか言いながら、なんとかその場にいられる位のレベルだったのは幸いでした。
地上での-20度だと、風が吹き付ける状態でもあるでしょうから、体感温度はもっと下がって、凍えそうな状態になるのだろうし。
ちなみに、南極の最高気温は0度とか言ってました。


③Cコース(12:30~)
後部区画・エンジン関係の機械室を見学。
ここを一般人に公開するというのはかなり画期的だと感じました。
まず、足元が超危ない!
狭いうえに急な階段を下りて、網状になった足場に立つのですが、足を踏み外したら底に落ちる、っていうような場所なのです。
…ここは子供は無理だわ~。

そこにあったのは、スクリューの軸を覆う金属管。
プロペラ軸。この先に発電機・モーター、更にはエンジンが

説明プレート

機械室は入り組んでいて複雑です


Cコースの見学が終わると、最後のAコースまでは約2時間空くことに…;;
どーする?私!
いや、どうもこうもない。
一旦しらせを離れて厚生センター2階にカレーを食べに行くことにしました。
ここで食事ができるというのは、過去経験したことがないことです。
カレー、美味しかった!(460円)

食事のあとは、出店でおみやげを見たり…したけど…。
時間を潰すのって、本当に苦痛以外の何物でもありませんね。


④Aコース(15:00~)
中央上部区画・上部操舵所と発着管制所を見学。
  上部操舵所

艦橋の上にそびえる塔の上部に位置するこの操舵室、霧や吹雪などで視界が悪い時に使用する場所とのことですが、説明をして下さった士官の方が知るここ2年の間で使用したことはない、とのこと。
操舵所内部・狭いです!

外を見ると…高さがわかるかな?

部屋も狭いけど、塔の中のラッタルの急勾配と狭さには言葉もありませんでした。
これ、階段じゃなくてハシゴだろ!って感じ。

次は気象観測用レーダーの下にある、ヘリの発着管制所を見学。
あの大きなレーダードームと一体化してるっていうのが、驚きというより納得という感じ…。
発着艦管制所(白い部分は気象観測用レーダー)

管制所内部(なんだかイメージと違う;)

ツアー終了後はヘリ格納庫に戻り、ヘルメットと軍手をお返しして解散です。
そして私は速攻帰途に。
いや~、満喫満喫!

が、急勾配のラッタルの乗降がたたってか、気が付けば膝上あたりがぷるぷる引きつっているのですよ。
今までも散々護衛艦のラッタルを上り下りしたけど、こんな状態になったのは初めて!(あんな角度を見たのも初めて)

翌日は当然両足とも筋肉痛です(^^;)
恐るべし、しらせ秘密のラッタル!
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6/1 砕氷艦しらせ一般公開(その1)

2008-06-02 | 自衛隊
5/31、6/1の2日間、海上自衛隊横須賀基地で砕氷艦しらせの一般公開が行われたので、天気が回復した1日に行ってみました。
しらせの見学は個人的には3年ぶりのことです!
←右から しらせ・たかなみ・あすか

31日はあいにくの雨。
その中を一足先に見学してきたというAさんの情報によると、艦内見学順路の最終地点・ヘリ格納庫で「しらせ探検ツアー」なるものの受付が行われているとのこと!
普段入ることができない場所へ連れて行ってもらえるそうなので、これは絶対行きたいぞ~!

…が、そこはもちろん先着順。
3コース各組15人のツアーを1時間おきに行なうらしい。(15人て…)
当初は、お昼前位にゆっくり行こうかな…、なんて思っていたけど、急遽予定変更!
9時に到着するために、5時半起きですよ~(^^;)
田舎から横須賀へ行くのは大変なんです。

その時間に行っても、もうすでにかなりの人が来てる…(焦)
やっぱり前日に比べて天気がいいから、予想できたことではあるのですが…。
実際艦内に入ってみても、人の列は前に進まないし、これはちょっとマズイんじゃない?なんて、尚更焦ったりして。
(入場口から格納庫へ直行!っていうのは残念ながらNGなのです)

一般公開順路ではこんなお部屋が見られたりします。
観測員さんの部屋

以前は“バーバーしらせ”だったような…

歯科治療室

しらせ艦橋 とにかく広いです!


やっと到着した格納庫の中のツアー受付デスクを見ると、現段階で時間的に一番早いのは11:15からのBコース。
…1時間以上先じゃん!
とりあえず、そのツアーを押さえました。
(時間を潰さなきゃ…)
でも、時間が経つにつれどんどん人が押し寄せている現状では、一旦外に出たら時間内に戻って来られない予感も…。

お腹がすいてきたこんな時に限って、何も食べ物がないなんて~ひもじいぃ~!
前甲板とヘリ甲板を行ったり来たりしてから、今度は違うコースのツアーを申し込んでみました。
(一度に複数のツアー申込みをする事はできない)

合間に、甲板に置かれたヘリコプターを見学(中に入って説明を聞くことができます)したり、映像の上映会(約8分)に参加したりして…。
ヘリS-61A

中はこんな感じ。右側の座席は畳まれています。

展示されていた「号鐘」 ハンマーで叩くべからず!

ツアーの方は結局、①Bコース ②南極体験ツアー ③Cコース ④Aコース と、4時間以上かけて制覇してきましたが(各コースの所要時間は約20分)、帰途につく頃にはもう足がへろへろ、膝の上あたりがけいれんを起こし始めてしまったくらい。
もちろん日頃の運動不足は否定しませんが、ツアー中も別にどうということはなかったにもかかわらず、です。
…思えば「あれが原因だ…」と思えることがありまして…。
詳細は後日。

しかし、お昼くらいの見学者の列とヘリ甲板の人口密度は半端じゃなかったですね。
「え、これ何の列??」と思ったら記念スタンプを押すためだけの列だったり。
いくら「しらせ」が最後の一般公開だからといって、ここに来ている人の大多数はすでに1度は見てるはずでしょ。
すごいですね~!

午前中の後部甲板は、まだゆったりしていました。
右手前にあるのは「ラジオゾンデ(高層気象観測に用いる測器)観測用バルーン放球筒」です。

久しぶりの横須賀基地も、随所にセキュリティ強化が成されていて驚きました。
こんなゲートあったっけ?

でも、考えてみれば今までが生ぬるかったと言えるのかも。
(とはいえ、結構これも中途半端で、どれ位の効果があるのかは疑問…^^;)


休みの日は、どうしても家に閉じこもりがちになる私なのですが、思い切って外出してみると、天気も良く(日焼けが…泣)貴重な体験もできて、疲れたけれど有意義で楽しい1日になっていました。
今回の自分へのおみやげは「しらせパッチ」
直径10cmくらいあるもので、お値段は1,200円(ちと高いぞ!)


次回は「しらせ探検ツアー編」です。

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奈落の底から一転…

2008-05-28 | 自衛隊
私は正真正銘の埼玉県民なので、6/14、15に行なわれる埼玉地本の体験航海乗艦者募集に遠慮なく応募していました。
応募締切りは5/16。
結果は遅くとも、翌週末までに届くものと勝手に思っていたけれど音沙汰がない。
地本HPの応募ページを再度見てみると、当選者にのみメール連絡と、電話で確認と書いてある。

私のところには…当然来てないし…

いつまでも悶々としているのもナンだし、はずれならはずれと自分を納得させたくて、昨日地本に結果の連絡はもう行なわれているのかだけ聞いてみました。
すると「当選された方には、先週のうちに連絡しています」とのこと。
あ~、やっぱり外れたか、と、まぁ吹っ切れたっていうか結構サバサバとした気持ちでいたのですが…

来たのですよ。当選メールが!!!
しかも、今日夕方!

…???
どーゆうこと?

ちなみに問い合わせの電話では「応募した者なのですが」と、あえて名前は名乗らず、もちろん脅したりはしてません!(きっぱり)
雨のち晴れ、落胆一転歓喜、と言いたいところなのに、昨日の今日だったせいか、どうも納得ができなかったりする。

嬉しいのは嬉しいんだけどね(*^-^*)/

応募の際に、希望日を「14、15日のどちらでもよい」にしたら、やっぱり15日、しかも午前の部(←HPにはこのあたりのことも明記されてなくて後から雑誌で知ったという…;)になってしまった!
AM8:30~9:20が受付なので、家を7時に出てぎりぎりか、っていうところです。

体験航海担当艦は、以前にAさんから「“はたかぜ”らしい」と聞いていたけど、今回メールに添付されていた乗艦引換券の背景に、堂々とはたかぜのカラー写真が載っていた…(^^;)
ちなみに艦名はどこにも書かれていなかったけれど、それは素人対象の航海だからなのか?!
(マニア対象の体験航海など存在はしないけど~)

“はたかぜ”に乗るのは確か今度で5回目だと思う…。

当日は天候だけが心配です。
もう梅雨に入った地域もあるというし…。

自衛隊の装備品展示も同時に行なわれるそうで、時間は8:30~16:30
もしかして、この日もコスプレの姉さん方が大勢ここに来るのだろうか?
コメント (2)
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4/6 航空自衛隊熊谷基地 さくら祭

2008-04-06 | 自衛隊
4/6(日)に、航空自衛隊熊谷基地で行なわれた「さくら祭」に行ってきました。
昨年、行こうかな~と思いながら、直前になって行くのを止め、後でものすごく後悔したイベントだったので、今年こそは絶対に行くぞ!と気合を入れていたのです。

が、日程が出てみると、その日は米軍横須賀基地の「日米親善横須賀さくら祭」と同じ日!
キティホークの、今度こそ最後の一般公開もあるという話だし、未だ横須賀に留まっているあたごも気になるし…。

しばらく考えてみたけれど、昨年のキティ見学の長蛇の列の話とか、それを1人で並ぶことを考えると…(ちょっと苦痛)
熊谷だったら家からもそんなに遠くないし、去年の雪辱もあるので、同じ埼玉県民のYちゃんを誘って早々に熊谷基地行きを決めました。

横須賀のことは、例の汐入の刺殺事件のことがあったので、どうなるんだろう?とは思っていたのですが、犯人の逮捕を受けて、やはりイベントそのものは中止になったと新聞に書いてありました。
(基地開放だけは行なわれた?)
さすがに米軍も、お祭りなんてやってる場合じゃないですよね…。


ところで、6日は本当に暖かくて快適なお花見日和になりました。
航空自衛隊熊谷基地は、JR高崎線の籠原駅から約2kmの距離にあります。
徒歩約25分位でした。
事前に、ブルーインパルスが飛来する時間は聞いておいたので、9時開門のところ、11時半頃にのこのこと到着。
もうかなりの人が来場しているようでした。

基地内に入って本当に驚いたのは、桜の木の多さと敷地の広さ!
航空自衛隊、と一口に言っても、熊谷基地は教育隊・術科学校がメインなので、エプロンや格納庫があるわけじゃないんです。
まさに大学の敷地みたいな感じだったなあ…。

そんな中を、人が進んでいく方向にあわせて歩いていくと…
ヘリのローターが回る音が聞こえてきました。
プログラムを見ると、最初に行なわれるのはCH47Jの飛行展示。
が、桜の木がじゃまでヘリが見えない~!
飛行展示のメイン会場に着いた頃には、CHに変わってUH60Jの救難展示が始まっていました。


え!これがUH…?!
う~ん…かっこいいけど、違和感ありまくりな色ですよ。
空自のUHの色が白・黄色から変わるということは知っていたけれど、こんなに目立たない色でいいのかな~?
(多分いいからこの色になったのでしょう;)

次の、ブルーインパルスの飛行展示まで多少時間があったので、何か食べるものを…と野外売店に行ってはみたけれど、お昼に近付いているせいか長蛇の列が…。
それで、1度基地の外に出て、コンビニで軽いものを買おう、ということになり、来た道を戻ろうとしたところ、人が入っていく建物発見。
「厚生センターとかに、コンビニ入ってたりするし…」
と近付いてみたら、ビンゴ!
本当に厚生センターでした。

しかも、奥の方には食堂もあって、人目に付きづらいせいか、そんなに混んでなかったのです。
少ないメニューの中からカレーをチョイス。


(ここも、イメージ的には学食みたいな感じ…;)
お味の方は…う~ん…(^^;)コメントは差し控えさせていただきます。

食事が終わると、ちょうどブルーインパルスが来る時間です。
厚生センターの屋上へ行ってみると、もうそこは人がいっぱい。
程なくブルーの6機編隊が飛んで来ました!
わ~!すごい!!




あの距離感で普通に飛んでいること自体がすごいですよね~。
生ブルーを見るのは日韓W杯以来です。

次の飛行展示(T-7、C-1)まで、また少し時間があるので、ヘリの地上展示を見に行くことに。
(さっき飛行展示を行なっていたCH47JとUH60Jです)
←救難ヘリUH60J

←輸送ヘリCH47J

そして、再度厚生センター屋上へ戻り、練習機T-7と輸送機C-1の通過と旋回を見ました。
C-1なんて、ゆったりとしたスピードで何回も上空を旋回してくれてたのに、まともな写真が全く撮れませんでした orz
なんでこんなにピントが合わないんだろう…悲しい。

そして最後にF-15戦闘機の3機編隊が上空を通過して飛行展示終了。
それと同時に、さくら祭自体もお開きの時間です。
最後の最後に、厚生センターのおみやげ売り場を物色し、パッチを購入!
←サイズは8X3cm

他に、熊谷基地のピンズと、何でこれがこんなところに売ってるんだ?っていう、海自関係の携帯アクセサリーを購入しました。

今日のお客さんはほとんどが地元の人みたいですね。
駅にたどり着いた人間はほんの一握りだったので。
地元の方にとっては、桜の木の下で、シートを広げてお弁当を食べる、本当のお花見にイベントが付いてくるっていう感覚なのかもしれません。

ペットの入場OKっていうのも結構びっくりしましたし…。



楽しかったので、また来年も行きたいです。
帰りの電車は、たまたま快速が来たので、あっという間に地元の駅に着いてしまいました。
近いと本当に楽だなあ…(しみじみ)
コメント (8)
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写真で見るイージス艦あたご

2008-02-21 | 自衛隊
先日、あたごの事故に関して記事を書いた折には、当ブログにいつになく多くのアクセスをいただきました(^^;)
それだけ多くの方が、この事故に関して関心をお持ちだということがわかりましたが、それがいい事なのか悪いことなのかはわかりません。

私は海自好きなので、艦艇を見学する機会も多いのですが、一般の方はこれまで護衛艦に関心すら持っていなかったかも…。

昨年6月にはあたごを見学する機会に恵まれ、レポをこのブログに書きましたが、そこでは紹介しきれなかった写真を今回掲載することにしました。(一部重複)
「艦橋って、こんな風になってるんだ…」
とか、
「外を見るとこんな景色なんだ…」
ということを感じていただければ幸いです。

昨年3月の就役から3ヶ月もたっていない、存在自体が誇らしかった頃の「あたご」です。



これは'07.2月、就役前の「あたご」(177)と、MD改修工事に入った「ちょうかい」(176) ※三菱重工長崎にて

ここから'07.6月の一般公開時の写真になります。

艦内に入り、いよいよ見学、というところ


前甲板から艦首を臨む(速射砲よりもさらに前方から撮影)

 
左:艦内ラッタル・艦橋は5階建ての建物と同じ高さに相当するため、その分の階段(はしご)を登っていく
右:艦橋右側のウイングより艦首を臨む(左端に望遠鏡がかすかに写っています。目視はここで行なわれているのです)


艦橋左ウイング後部の双眼鏡
紺色のシャツを着た方の脇に、探照灯があります。
両舷に設置されており、今回の事故で衝突後に点灯した光というのはコレ。


艦橋内部(右後部より撮影) 操舵桿が見えます。


速力指示盤(正式名称は…?)
スクリューの回転や、速度の指示に関してはここにあるスイッチで対応
(別の場所にある「応急指揮所」にも同じものがあるので、艦橋では指示だけ行なうのかも…当方素人のため詳細不明)


艦橋後部にある戦闘態勢表示盤(使用中のシステムはランプが緑から赤に変わる)


艦橋前部左寄りにはディスプレイとして「てっぱち」が置かれていました。
(ジパング好きにはたまらない、艦長と副長のものが…^^;)


艦橋前部右寄り(ジャイロコンパスとレーダー画面=地形確認用?が写っています)


艦橋を降りて、ここは艦長室付近。新造艦なので、記念楯などはほとんどない


後部甲板とへり格納庫(これまでのイージス艦にはヘリ格納庫がありませんでした)


「あたご」を降りて、後部より見るとこんな感じ
右舷側に吊るされた内火艇も見えています。


…改めて写真を見てみて、“事故当時、ここはどんな状況だったんだろう?”という思いに駆られました。
いつもは単純に「やっぱ新しいなぁ~!かっこいい!」と、ウキウキしながら眺めるところを…。

来年の観艦式にはあたごも参加するのだろう、と当然のように思っていたけれど、それはもう無いんだろうな…。
コメント (2)
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あたご海難事故の衝撃

2008-02-19 | 自衛隊
朝テレビをつけたら…
「イージス艦が漁船と衝突」というテロップと、アナウンサーの沈痛な表情がいきなり目に飛び込んできました。

「え…?!」

寝起きで働かない頭を、懸命に働かせましたよ。
…場所どこ?
…どの艦?
…ぶつかっただけ?

1分1秒を争う朝のこの時間帯に、耳をそばだて画面を凝視してしまいました。
真っ二つに折れたという漁船が映し出され、海保の巡視船が見えている画面。
聞けば早朝、千葉の野島崎沖での衝突だったということ。
艦名は…「あたご」

えええ~~っ?

…場所柄、「きりしま」かと勝手に思い込んでました。
いや、別に「きりしま」だったらどうこうという話ではありませんが(^^;)
「あたご」はハワイでのテスト帰り(新造艦なので、イージスシステムを正しく扱えるかどうかの試験をアメリカで行なう)で、横須賀に向かっていた矢先の事故だったそうです。
テストの為ハワイに行っていたことは知っていましたが、もうとっくに帰ってきているとばかり…。

なんか…ものすごいショック。。。
別に私は自衛隊関係者でも何でもないんですけどね…。
なだしお事件の再来か?と、いろいろな意味で胸が痛くなりました。

現状、原因は調査中とのことですが、あたごの右舷には接触の傷が…
海上衝突予防法に規定されている「避航船の原則」では、相手の船を右側に見る船舶は衝突を避けるため直進せず回避するよう求めており、今回の事故はあたご側に回避責任があるとの見方…。
「大型艦ってそう簡単に止まれないし」って、あたごを弁護したいけど、そういう状況ではないようです。

「常識では考えられない事故」と関係者の間で言われているそうですが、本当にその通りですよね。
水上レーダーの他、当然目視での確認は行なわれているはず…。
(夜間はライトをつける決まりになっているので、本来双方が普通に見えるでしょうし)
体験航海(←もちろん「あたご」のではないが)でも、艦橋脇のウイングで、それはもう念入りに確認作業が行なわれているのを見ましたよ。

私はあたごが大好きなだけに、今回の計り知れない“汚点”にショックを隠しきれません。
(部屋の壁にある海自カレンダーは未だに1月のあたごです)
艦長・航海長は、左遷どころか刑事責任まで問われる可能性があるのかな…。

漁船に乗っていた親子も、とにかく早く見つかって欲しい。
我々外野は、事態を見守ることしかできません。


←横須賀一般公開時のあたご(左側:艦番号177)

* 07/6/3の一般公開レポはこちらです。
コメント (6)
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10/28 自衛隊観閲式(その2)

2007-11-01 | 自衛隊
観閲官(福田総理大臣)訓示後、観閲行進が行なわれます。
まずは徒歩部隊。

防衛大学校学生隊です。

防大学生の観閲行進は、これほど正式なものではありませんが防大ツアーに行った時に年に2回ほど行なわれる観閲行進を見たことがあるので(それに開校祭でも、行進は行なわれていますしね)それほど珍しいものではないけれど、そのあとに続く防衛医科大学生隊の行進は珍しく思いました。

白いポーチ状のものを持っているのが医学関係らしさを醸し出しているような…。

こちらは空挺部隊。

ヘルメットも水色だし、そこに描かれた翼のマークがそれっぽい感じ!

海上自衛隊部隊です。

先に海曹の集団がいたのですが、やっぱり海といえばセーラー服なので海士の方の写真を掲載してみます。
足元が気になりますが、パンツ(この場合、“ズボン”と言うべきか?)の裾をソックスの中に入れるのが行進の際の正式な装いなのでしょうか。

航空自衛隊部隊です。

微妙に青っぽいスーツに白(銀?)の飾緒付。
…今年から空自の制服が新しくなったとか「MAMOR」に書いてあったような気がしましたが、これがそうなのかな?

他には普通の陸自や女性自衛官の部隊などもありました。


そのあとには観閲飛行が行なわれました。
観閲官の直上、かと思いきや少し離れたルートを飛んでいた…。
確かにあのくらいの位置が見やすいのかもしれないけど…。
←えーっと…;

陸自ヘリ、海自ヘリ&航空機、空自戦闘機が次々と飛んでいきましたが、写真はほとんでピンボケ状態(^^;)
←海自US-1
周辺の市街地をかすめて飛んでいく関係もあるせいか、かなり高いところを飛んでいきます。
やっぱり同じ観閲飛行でも、去年の観艦式の飛行とは大分イメージが違いますね~。
(本番日は飛ばなかったけど)


引き続いて車両部隊の行進です。
見慣れない車両がたくさん…!
全部は紹介しきれないので抜粋で写真を掲載してみます。
←92式浮橋

←87式自走高射機関砲(ガンタンクみたい…)

←88式地対艦誘導弾発射機(まさにハープーン!)

←90式戦車

観閲行進が終了すると、式もほぼ終わり。

国旗降下が行なわれた後に、黒塗りの車が複数台現れて観閲官その他を乗せ、そのまま行ってしまいました…。
観閲官退場で観閲式終了です。
(まだ時間はお昼過ぎ…早っ!)


そこで今度は、観閲式メインエリアの裏手で行なわれている装備品展示の方へと行ってみました。

観閲行進で見た車両が、立て看板+自衛官付きで展示されています。


他にも小銃器関係があったようですが、そこに辿り着かないうちにメインエリアで音楽演奏が始まってしまいました。
先週わざわざこの場所まで聴きに来た、“大砲を使ったコンサート”がまた行なわれるのです。

…また、って言い方は変か(^^;)
本来この式典で行なわれるべきものですからね。
とにかく「大序曲1812年」を聴くために会場へ戻ってみると、おおっ!大砲(105ミリ榴弾砲)がとても間近ですよ!

観閲式典が終わり、席を立った方も多いので座席にも余裕があり、難なく座って鑑賞することができました。
(券の色は、ここでは関係なし!)
しかし…ほとんど目の前でドカンドカンと撃ち出された音を、生で聴きたいがために耳を塞がなかったら、後で耳がキ~ンと痛くなり、それが猛烈な頭痛へと変わっていったのには参りましたわ… orz

でも、すっごい迫力で本当に面白かった!
また3年後も聴きたいですね。
(観閲式は海・陸・空の持ち回りなので、3年に1度のお楽しみなのです)

今回、貴重な体験をさせていただいたYBさんには本当に感謝しています。
海には及ばないけど、迷彩柄の方もなかなか楽しいですよ!

※トップの写真は「89式装甲戦闘車」です。
コメント (1)
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10/28 自衛隊観閲式(その1)

2007-10-30 | 自衛隊
ブログのお知り合いYBさんに声をかけていただき、28日に陸上自衛隊朝霞訓練場で行なわれた自衛隊観閲式に行ってきました。
←パンフレット(A5サイズ)

入場券の一般公募がなく、また“陸自”ということもあり、「別にいいや~」と思っていたイベントだったのですが、お誘いがあればもちろん参加したい!
唯一、台風だけが心配の種だったのですが、あっさりと通り過ぎていき、当日は台風一過の晴天に恵まれました。

観閲式参加に関する知識がなかったので、前日に調べてみたところ、座席にランクがあり、譲っていただく「緑」のチケットで入れる場所は「土手」で「立ち見」だとか…?
…え!!
大雨で地面がぐしゃぐしゃになっている中を、押し合いへし合いの状態で何時間も立ってへろへろになっている私…という図が思い浮かびましたが、実際には芝生の生えた土手に(これは本当に土手でした・苦笑)ベンチが用意されていて、なんとか座ることができました。
←右側が土手(と、ベンチ)

実はそれも、東武東上線・和光市駅に朝7時半着、という時間だったからなんですよ~!
(一応、9:30までに会場入りせよ、と券には書いてありますが…7:00開場なので熱心な方は開門と同時に…)
ぎりぎりに入場した方は、やはり立ち見or土手にシートを敷いての見学ということになっていたみたい。

が、座れたのはいいけれど、緑エリア自体が会場の端もいいとこ。
目の前には待機状態の陸自車両が何重にも置かれていて、これが出発しない限り何も見えないじゃないの…(^^;)
←戦車、とか(知識なし)
な、なるほど~!緑券ってそういうことなのかぁ~!

とはいえ、確かに最初の入場&整列は全く見えませんでしたが、それら車両に乗り込む自衛官の整列やら行進の事前練習などが、裏手でこっそり行なわれる様子を目の前で見ることができてとても面白かったのですよ。

それに本当に陸自はきびきびしてる。
別に海自がだらだらしているというわけではないけれど、やっぱり見た目違うんですよね~。
(見慣れてないからそう感じるだけなのか?)

そうこうしているうちに、今回の観閲式に参加する陸・海・空の自衛官と学生の入場が始まりました。
(見えてないけど、アナウンスと音楽で知った…。車両の隙間から少しだけ見えたかな、っていうレベル…;)
←ほんとに「ちらり」

自衛官の参加人数は4,000人強。すごい!
そのあと、観閲式観閲官(福田総理大臣)ほか来賓の入場です。
これもオープンカーと黒塗りの車が通ったのが、ちらりと見えただけ。

観閲官訓示の最中だったか記憶が定かではないのですが、倒れた隊員の方がいたようで、背負われて退場されていったのを目にしました。
雲1つない天気で、気温も25度くらいまで上がっていたせいかもしれません。
自衛官も暑さには弱いらしい?

その後、いよいよ車両部隊が動き出します。
受閲行進を行なうために、次々と出発していく装甲車やオートバイ。


おお、視界がいきなり開けたよ!
立入禁止ロープもゆっくり外されて、車両が置かれていた位置まで出てもいいことになりました。
相変わらず観閲官がいる紅白垂れ幕は遥か彼方の方ですが、受閲行進は随分近くで見ることができそう!

まずは防衛大学校学生の受閲行進です。


…ということで次回へつづく。
コメント (4)
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10/20 自衛隊の大砲を使ったコンサート'07

2007-10-22 | 自衛隊
陸上自衛隊・朝霞駐屯地訓練場で行なわれた「自衛隊の大砲を使ったコンサート」に行ってきました。
3年前の陸上自衛隊・観閲式の時に演奏され、好評を博したため、今回演奏会の運びとなったそうです。

広報センターHPにUPされていたちらしを見ると、演奏されるのは

・チャイコフスキー作曲「大序曲1812年」
 (フランス軍に勝利したロシア砲兵部隊の活躍を表す大砲の音が、楽譜に指定されている)
・ベートーベン作曲「ウェリントンの勝利」
 (火縄銃の射撃音が織り込まれている)
・宮川泰作曲「組曲宇宙戦艦ヤマト」
 (ゲストの松本零士さんに敬意を表して?)

の3曲です。
通常は大砲の代わりに大太鼓やシンセサイザーで代用するそうなので、屋外で実際に大砲を撃って曲の1部とする演奏は滅多に聴けるものじゃない。
…それに、演奏は置いておいても、バンバン大砲を打ち鳴らす様子はなかなか見る機会がないしね!

13:00開演ということだったので、少し余裕を持って出掛けたつもりでしたが…
広報センターから会場までシャトルバスが出ると書いてあったのに、係の人は「ここから10~15分ですから」歩けと言うし…。


当然セキュリティチェックも行なうし、会場へ着いたらもう13:20になっていて、演奏も聴こえてきている状態…。
“うわ~、始まっている…”と思ったら、ドカンドカンと発砲音→演奏終了。

え、まさか終わった???!


28日に行われる観閲式仕様に作られた会場に、すっかり気を取られていたら、肝心の演奏が終わり、しかも観覧席はぎっしり埋め尽くされて、何重にもなっている人垣の後ろの方にいる私って…(涙)

が、急遽観客を入れていなかったメインスタンドの方に立ち見客を入れてくれることになり、無事に座ることができました。
しかも、どこからか「開始が遅れたのでこれからですよ」という説明の声が…。
お~、さっきのはリハーサルだったらしい!

①「ウェリントンの勝利」
全然聞いたことない…と思ったら、日本初演奏ですって。へ~!

足軽の扮装をした人たちが大勢配置されていると同時に、ライフル銃みたいなのを構えた少年工科学校学生がいて、どっちが撃つんだ?と思ったけど、当然ライフル銃の方でした。
作曲された年代の銃のイメージが火縄銃ということで、足軽は火縄銃つながりでのパフォーマンスだったのかも。

②「組曲宇宙戦艦ヤマト」
演奏の前に原作者の松本零士さんがゲストで登場、挨拶をされました。
練馬区東大泉にお住まいとのことで、ご近所のよしみということもあるのでしょうか。
主題歌とエンディング曲(真赤なスカーフ)は歌付きで!

③和太鼓演奏
自衛隊の和太鼓チーム、朝霞自衛太鼓・武山自衛太鼓の皆さんの共演です。


④「大序曲1812年」
楽譜に忠実に(大砲のパートは文字通り“CANNON”と書かれているとか)、4門の105ミリ榴弾砲(りゅうだんほう)で曲中約30発が轟きました。

やっぱりすごかった~!
演奏ももちろん良かったけれど、ちょっと遠くて見えにくかったせいもあり、大砲の方に目は釘付け…。
いつ来るか?っていう緊張感もあり、楽しかったですよ!

⑤アンコール曲(曲名…すいません;)

以上でコンサートは終了。
短い時間でしたが、珍しい音楽(と、音)を聴けただけで充分満足できました!
そして、この場所。
陸上自衛隊の観閲式会場ですねぇ…。

観客を一般公募していないので、その場所に足を踏み入れることができただけでも良かったかな、って思いました。

そして私は、“祝・陸自イベント初参加!”ってことで(*^-^*)


帰りに、やはり広報センターへ寄ってみました。


私がここへ来るのは約半年ぶりですが、今日はコンサート帰りの観客が溢れかえっていて、前回とは比べられないくらいの人・人・人!


お土産売り場も、商品に近寄れないほどの人垣と会計待ちの長蛇の列でした…。
映像を見ながら人が少なくなるのを待って買ったおみやげはこれ!

海自カレンダー(2300円)と、おなじみパンの缶詰・観閲式バージョン(360円)
このカレンダーは、去年横須賀で購入をためらって、買おうと決意した時にはどこにも売っていなかったという1年越しの代物なのです!
お値段はアレですが、予定が書けるし写真はきれいだし、やっぱり買ってよかった…!
ただ、ここ広報センターでは海バージョンが1番売れてなかったのが結構気にはなりましたが…。
埼玉っていえば、入間か朝霞ですからね。
妥当な結果ですよね。

この日の観客数は、約6000人だったそうです。
(すげ~!)
皆さん、お疲れさまでした。
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