■運輸多目的衛星が静止軌道に、愛称は「ひまわり7号」
■運輸多目的衛星新2号(MTSAT-2)の静止化完了及び愛称について(気象庁)
気象庁の勝利。まさかMTSAT-2までひまわりの名を冠するとは思わなかった。
これで公募名「みらい」は完全に無かったことにされてしまったのか……。
まぁ、気象衛星なんて大事な衛星が航空管制機能と同居なんて状態自体が異常なわけで。
静止衛星軌道はリソースが限られているから、できるだけ省スペースというか有効利用しよう
という考えは理解できるけど、やはり素直に考えれば異常だと思う。
運輸多目的衛星新1号(MTSAT-1R)の航空ミッションの準備状況について(国交省)
新1号は、気象衛星機能は問題が無いけど、肝心の航空管制機能はボロボロ。
3月までに立ち上げたいみたいだけど、不具合内容から察するに厳しいんじゃなかろうか。
こういう場合に、個別の衛星なら廃棄して新衛星という手段も取れるんだけど、こういう相乗
り衛星の場合、相乗りしているもう片方の機能が寿命にならない限り、放置せざるを得ない。
これが運用開始前の航空管制機能だから良かったようなものの、気象衛星機能が死んでいた
らどうするつもりだったのだろうか。
やはり、気象衛星は独立した衛星の方が良いと思う。
まぁ相乗り止む無しとしても、せめてミッションに共通性のある相手と組んで欲しいものだ。
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