かつてはゴビ砂漠の中で1本の針を探すような思いでアニメ作品から百合シチュエーションを探していたのも今は昔、もはや萌えアニメで百合要素のないものを探す方が難しいほどです。
この世の春を謳歌している百合男子な僕ですが、一方で「青い花」など百合を正面から扱った作品はそれほど大きな広がりにはなりませんでした。
一つのジャンルが要素として様々に取り入れられた結果メインの方が廃れてしまう、今日はそんなお話がテーマです。
近未来の世界観やロボットもの、宇宙モノなどSFは映画やアニメやマンガに要素として盛り込まれることの多い一方、ひところのブームに比べるとSF小説それ自体はあまりヒット作に恵まれていません。
理系の王様といえばなんといっても数学です。
物理や工学などおおよそどんな理系学科も数学的思考力がなければお話になりません。
にも関わらず当の数学自身はあまり人気がなく、失礼ながら大学でも数学科を志望しようものなら周りから不思議がられてしまいます。
ギリシャ時代には学問の王様だった「哲学」も今や現代批評の一分野になった感があります。
テクノもクラフトワークやYMOが全盛の頃は人気のジャンルだったはずです。
今もクラブミュージックとしては確たる位置を保ってはいるものの、再びJポップの舞台で陽の目をみるのはパフュームの登場まで待たねばなりませんでした。
逆に一般では、こてこてのJポップからラップのトラックまで至るところでテクノ的技法が使われています。
一概には言えませんが、ポピュラーになりすぎるとホンモノが希薄化してしまうようなそんなこともあるようです。
宗教を興した教祖達が教義で偶像崇拝や聖典の翻訳を禁じた理由もそのあたりにあったのかもしれません。
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