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新人記者研修

2006-04-06 11:07:29 | Weblog
 昨日は日帰りで札幌に講演旅行をしてきた。北海道新聞から新人社員研修の講師として呼ばれたのだ。

 「道新」も懐が深い。私がこれだけマスコミに対して厳しい見方をしていても、会社の将来を担う新入社員研修に招いてくれる。何人かいる講師の一人かと思って出かけたのだが、外部からは私一人であった。

 担当者は、講演前の談笑時間に「豊富な取材体験から大いに刺激してやってください」と言ってくれたので、パレスチナやサラエボ取材のヴィデオを見せたり、新聞記事の読み込みなどをまじえて持ち時間の1時間半を使って目一杯刺激させていただいた。

 早速、今朝、記者職の一人から「感謝の気持ちと決意を伝えたくて」とメイルが送られてきた。事前に担当者から渡された「新入社員の素顔」と題した紹介文書を見ると、その記者は、「長年の夢であった新聞記者になれることの喜びを忘れずに日々精進したいと思います」と書いている。

 パートナーにメイルが送られてきたことを言い、(メイルを見せずに)送り主を当ててごらんと、「新入社員の素顔」を見せた。

 彼女は難なく送り主を当てた。彼に目が行った理由を聞くと、「記者への強い想い」「他人への思いやり」を挙げ、そして「学生時代、韓国、台湾、沖縄を歩き、現地の学生たちと交流」「他の企業で広報担当をしてきた」経験もポイントになったと答えた。そして、酒好きの彼女らしく、「友人達とのほろ酔い談義」を挙げることも忘れなかった。

 早速この記者に、これから彼がどのような苦難に直面するか、それを乗り越え、どんな記事を書いてくれるか楽しみにしている旨の返事を送った。私は講演の中で取材対象(協力)者との距離感、どんな状況にあっても余裕を失わないことの重要性を強調していたが、メイルの送り主は、その点をしっかり理解して答えを出してくれたことになる。

 それにしても「人との出会い」、特に「若者との出会い」には心が躍る。良い出会いに感謝!

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