冬によせて

2019-12-04 22:11:08 | 折りに触れ思うこと

雪と風と冷えとトリプルのパンチで北の大地は大荒れ、明日も続く様だ。 道東だけがエアポケットに入っているようで晴れ。 それでも道路状況は、先日の雨交じりの湿った雪が凍ってしまったのでかなり悪いようで、生協のお兄さんも危なかったですと話していた。 冬は、私の様な出不精も、危険な冬道というキーワードで正当な理由になるみたいな気にる  冬は一番嫌いな季節なのに、流れのまま冬の中に取り込まれて行くしかない。 そのくせ何の抵抗もなく慣例のように冬を迎える準備をする。 正月用品を買ったり注文したり、そのための用意や心づもりをする。 来年のカレンダーも戴いたり喪中の葉書も届いた。 またこの季節だと実感しつつ観念もする、だって暮らすしかないのだから。

子供の頃、わざと硬雪の上に乗って歩き、時々ズボッと片足が埋まるのが面白かった。 勤めていた頃も、仕事を終えてお風呂へ入って帰る夜道で、洗い髪がバリバリにしばれて、滑って転んで持っていた洗面具が吹き飛んで、そんな一つ一つが笑い転げる程おかしい出来事だった。 思い出すと、自分にもそんな楽しいと感じて生きていた時代があったんだなと。 子供だったから、若かったからなのか、冬の暮らしや冬の情景のあれこれが一番鮮明に覚えている。 いつから春が大好きになりいつから冬が大嫌いになったんだろう、分からない。 

 


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