お芝居☆コンフィダント・絆

渋谷のパルコ劇場で三谷幸喜演出のお芝居、
コンフィダント・絆を観てきました。



内容がフランス有名画家の
ゴッホ、ゴーガン、シェフネッケル、スーラの４人の物語。
まだ無名の頃の４人が共同で借りたアトリエで
個性溢れる画家達の夢や苦悩などを描いたものです。
とても好きな画家達が題材なのでもちろん期待大です

三谷幸喜の作品なのでやはりコメディーなのか・・・？
と思ったけど、まぁコメディーを交えてのお涙頂戴作品。
ちょっとガッカリでした

この４人の話は有名な話だし、物語として膨らみもない。
もちろんコメディー部分では笑いもしたけど
先が分かってしまい、あまり感情移入できなかった。
友人も「話が薄っぺら。」と言い放つ始末

救いは４人の役者が個性が出ていて演技が素晴らしかった事
話がどうこうより、この４人の演技が見られて良かったな



特に中井貴一のお芝居は初めて観たけど
やはりオーラがあって存在感は抜群。
点描画の天才と言われるスーラの神経質な性格も見事に演じていた。

またゴッホ役の生瀬勝久は
感情の起伏が激しくワガママな性格を見事に表現。

ゴーガン役の寺脇康文も
荒々しいけど優しく、男らしい所はとても格好良くウットリ

シェフネッケルはそんなに有名ではないけど
無名時代の画家達の中心として難しい役どころを
相島一之が切なく演じていました。

この４人に加え、中心となる女優が
パリの踊り子として可愛くて歌も上手だった。
そんな雰囲気の中、やっぱり出た出たがりの三谷幸喜

お芝居は始まったばかりだし
これから練られて行く部分も多いと思いますが
三谷幸喜ファンにはたまらないお芝居だと思います

コンフィダント・絆の公式ホームページ