スチャダラBOSEの本。
単行本(ソフトカバー): 232ページ
出版社: 双葉社 (2008/12/3) 価格1500円
和製ラップの創成期に登場したグループ、スチャダラパー。
そのMCボーズが、「モノを捨てよう」と苦悩するドキュメント本。
ほぼ日刊イトイ新聞に掲載された
「BOSEとインタビュアーの永田氏との対談」
普段からなかなか部屋を片付けられないBOSE。
部屋に溢れるCD、本、漫画、グッズ、ガシャポン、ゲーム、
服、ビデオなど・・・
どうして捨てられるのか、インタビュアーとともに考えていく。
もう・・・ね。
「ご同輩!」「仲間よ!」「同士よ!」「鳩よ!」
・・・てな感じですよ。
特に「録画したビデオ」の項の
「ガキの使いはつい録ってしまう」の一節は
「私もそうです」と思わず手を上げてしまいました。
もう、毎週予約の設定済みなんですよ。
野球の延長とかあってもイイように余裕を持って・・・
で、「黒バラ」とか録られてたら「イラッ」としたり
するんですよ。
大人の事情でBOSEはそこまで書けないだろうけど
きっと思いは同じのはずですよ。
「山ちゃんやめへんで」と「バス釣り」は、さすがに
残さないけどね・・・ってのも同じな筈だ。
・・・な筈だ!
そんで、DVD-RAMとかにダビングしても
ビデオが捨てられなかったりするんですよ。
BOSEは実際そうなんですよ。分かるよ、オレも
そうだよ!
すごいのはBOSEだけではなく知人宅のレポートも
ある事。
しまおまほ御一家、リリーフランキーのマネージャー宅を
訪ね、「人と物のあり方」へと思考を巡らすボーズ+編集者
+読者・・・・。
「集めてる者は、見たがる他人に見せた時点で恍惚となり、
報われる」・・・そんなくだりでは、「そうだ!」と膝を叩く。
※我が家でも、ジョージ・マイケルの話題でクイーン・
トリビュートの時期と「カレの死」が重なり、ジョージは
凄まじいテンションで「愛にすべてを」を歌ったエピソードが
のぼった途端、 「映像があるぞ!」とCS録画したDVD-
RAMをあさりまくり、とうとう連れの前で簡易上映会を
行ったカタルシスは素晴らしいモノだった・・・
ああ、ダメだ。
一向に捨てられない・・・・。