あるBOX(改)

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元噛ませ比国人ボクサー、日本人カメラマンのマネージメントで世界へ!

2003年05月20日 | 生活
日本のリングには、日本人ホープの「噛ませ犬ボクサー」として送り込まれる東洋人選手が ひきも切らない。
フィリピン人ボクサー、ランディ・マングバット選手も、そんな選手だった。
97年にタイの世界ランカーにTKO勝ちしてランク入りし、アジアを中心とした地域タイトルも奪取した。しかし、所属ジムは経済的理由から世界タイトルマッチを興行するはずも無く、手っ取り早く金になる日本人ホープとの試合を組んだ。

そんなジムの空気を察したのか、マングバット選手の戦績には覇気のない判定負けが続き、いつの間にか「噛ませ犬」のような選手へとなっていた。

そんなジム経営が続く筈もなく、マングバット選手は所属ジムの破産という現実に見舞われてしまう。故郷に帰って日雇いするしかない、と同僚数名と船の手配を済ませたマングバット選手は、ある知人宅に挨拶に向った。
その知人とは、ジムの取材をきっかけに親しくなった日本人写真家の村山幸親さんである。
村山さんは、本当は現役を続けたいと訴えるマングバット選手の気持ちに打たれ、マネージャーを引き受ける事になった。

取材するまでボクシングには無関係だったカメラマン村山氏。マングバット選手の同僚を含む「脱・噛ませ犬ボクサー達」は、マネージの為に学費保険を解約した村山氏の愛嬢の名前を、この誇り高き精鋭達のチーム名に冠した。「チームMicca」の誕生である。

ここに新米マネージャーと元噛ませ犬ボクサーの戦いが始まった。
戦意が甦ったマングバット選手は連続KOを続け、WBCインターナショナル・フライ級王座(WBCタイトルは日本でも認められた世界タイトル、「インターナショナル王座」は、その下部王座)を獲得。
防衛を重ねながら世界ランクも上昇、兵庫での「凱旋試合」こそ、元世界挑戦者に判定で敗れたが、奇しくもこの敗戦で それまで挑戦打診にも色よい返事がなかったタイ人世界王者から挑戦OKの返答があった!

ここに、WBCフライ級タイトルマッチ「ポンサクレックvsマングバット」が実現する事となった。日時は6月6日。会場はタイ南部ソンクラ県のビーチ・リゾート。

「チームMicca」にはHPもあり、アドレスはhttp://www.geocities.co.jp/Athlete-Samos/7058/pinoybox413a_001.htm(当サイト=ARU・BOXのリンクからも おいでになれます)
更新こそ まばらですが、チーム結成の成り立ちは私の陳腐な紹介文の比では無く。
また、こちら(pinoybox)のHPではスポンサー募集もされており、1度訪れて見られては如何でしょう?

ボクシングファンなら百も承知の紹介文ですが、これは新着日誌を御覧になってる一般のGoo会員の皆様向け。 

しかし、グラビア・アイドルから比国ボクサーまで、なんと節操のない我が応援日誌でしょうか(爆笑)!

◆5/19(後楽園ホール)の試合結果
○4R
津崎隆平 TKO3R 蛯沢 走
遠藤克太 TKO4R 加川達志
篠崎生思郎 KO2R 金子洋輔
室伏督雄 TKO3R 中尾勝富
○東日本新人王予選Sライト級4R
清田広大 TKO1R 竹山 昭
○B級トーナメント5R
三島光雄 判定 山沢健治
○8R
石田貴章 TKO7R 沢藤 誠
○10R
山中大輔 TKO8R タット・トーレス
○日本Sライト級タイトルマッチ10R
江口慎吾 TKO5R 佐々木基樹

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