有田芳生の『酔醒漫録』

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「新党構想」報道について

2009-11-17 09:44:32 | 新党日本

 11月16日(月)091116_20480001 当事者ゆえに一般論として書かねばならないときもある。なぜなら当事者だからというトートロジー(同語反復)。「新しい保守の結集」(亀井静香)を目指して、新党日本、国民新党、「平沼グループ」が協議との報道がいっせいに流れた。ここで言われている「保守」がいまや「革新」の対立概念でないことは、亀井静香さんの「死刑廃止」論や、「モラトリア厶」政策、チェ・ゲバラを尊敬しているという信条から判断しても明らかなこと。田中康夫代表にもお伝えしたことがあるが、そもそも戦後政治のなかで「新党」を呼称として5年以上も続いたケースはない。日本新党の「寿命」も2年7か月だった。新党日本と国民新党は「郵政民営化」に反対して2005年8月に結成。したがって歴史は4年を超えている。国民意識のなかに「新党」の賞味期限があっても不思議ではない。それゆえに「進化する新党」は一般的にはありうる。しかしその軸となるものは何か。たとえば拉致問題へのアプローチなども、当然のことながら国家観が深くかかわってくる。国会で記者団に問われた田中代表は、新党構想を打診されたことを認めたうえで「私としては『急に言われても』というところで話が止まっている」(「毎日」16日付夕刊)と答えている。「心鏡払拭」して沈思するばかりだ。原稿の推敲をしてから新橋のクリニック。朝日新聞まで歩き、新書編集長の岩田一平さんと打ち合わせ。久しぶりに「久原」で一献。


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3 コメント

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色々な新聞を読み、昨日寝ながらそもそも「新党」... (北海道 小野卓也)
2009-11-17 12:55:34
色々な新聞を読み、昨日寝ながらそもそも「新党」ってさあ…なんて有田副代表の記された内容と同様のことを考えていました。
昨日、次年度分のサポーターとして送金した身分としては、どのような未来の形になろうとも有効に活用していただきたいと感ずるところです。
ただ、報道だけを見れば、そのお話が本当になると、平沼グループとの共通項って何かなあと考えるところはあります。
しかしながら、元をただせば選挙制度のことになってしまうのですが、現実的な視点で考えますと現在の小選挙区制において、小意見を反映させるためには小規模政党の結集は必要なのではと考えてもいました。
今後、党の存続、また違う形に変わろうとも、新党日本の政策や考え方が国政、地方に反映可能なシステムを願うところです。

【偽装がばれたでござるの巻き】 (TTT)
2009-11-17 20:07:21
【偽装がばれたでござるの巻き】
やっぱりボロが出ましたね。
脚本演出財務官僚の
八百長試合でした
というか偉そうな肩書きのお人形さんを並べた人形劇?

事業仕分けで極秘マニュアル=財務省の視点を指南-政治主導に逆行・行政刷新会議

― 査定マニュアルは、事業仕分け前に「参考メモ」として仕分け人に配布され、事業ごとに「論点」を提示し、問題点などが個条書きされている。マニュアルに従えば、対象事業に詳しくない仕分け人でも、厳しく問題点を指摘できる仕組みだ。
 ―
(詳しくない素人でもできるんだったらバイトでええやん?
ちゅうか国民舐めとるやろ~!!)
http://news.livedoor.com/article/detail/4455336/
「新党構想」のニュースを読んで、思ったのは、こ... (いちサポーター)
2009-11-18 03:05:26
「新党構想」のニュースを読んで、思ったのは、この3者が果たして同じ国家観を共有できる(している)のだろうか?ということでした。(特に、新党日本と平沼グループ)

経済・社会政策や郵政問題などで、亀井代表には、新党日本にも、平沼グループにも共感するところはあるのでしょうが、なんとなく違和感が拭えません。

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