有田芳生の『酔醒漫録』

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伊波洋一さんを支持するーー菅直人首相と普天間移転問題

2010-11-24 09:35:51 | 参議院

 菅直人首相と日本酒を酌み交わしながら余人をまじえず3時間ほど話しあったとき、沖縄の普天間飛行場移転問題についても聞いた。菅さんは夏休みに大城立裕さんの小説「琉球処分」(講談社文庫)を読んだ。社民党の照屋寛徳議員は、10月13日の衆院予算委員会で「あの大著を最後まで読破しましたか」と質問、菅さんは「夏休み、少し時間がとれましたので、そのときに文庫本の上下巻を読み終えることができました」と答えている。

 琉球処分とは、1879年に明治政府が巡査や歩兵など600人で首里城に乗り込み、473年も続いた琉球王国を消滅させたことをいう。照屋議員はこの歴史的事実を引いて、普天間飛行場を辺野古に移転する5月28日の日米合意を踏襲する菅政権を「平成の琉球処分」だと批判した。そのやりとりを私に紹介した菅さんは「平成の琉球処分という言い方にはまいったね」と真顔で語った。

 民主党の代表選時、菅さんから普天間移転問題で何度か電話をいただいた。「総理という立場では言えないことがあるんです」と何度も語る菅さんに私は「ニュアンスでも語らなければ伝わりませんよ」と伝えた。普天間飛行場移転について「菅プログラム」があることを知った私はそう言わざるをえなかった。その「ニュアンス」を照屋寛徳議員の予算委員会での質問で語っていたので、ここに速記録を引用する。

「この合意に多くの方が反対であることは承知をしておりますけれども、少なくとも、そこからスタートをした話し合いをしなければ、話し合いの立場があいまいなまま、混乱が一層継続するというふうに考えまして、私としては、五月二十八日の日米合意を踏まえて、そして同時に、負担の軽減に全力を挙げるということを申し上げたつもりです」

「県民の皆さんの反対を踏みにじる形で強引に推し進めることは、やるべきとも思っておりませんし、そういう形でできるとも思ってはおりません」
 
菅さんはオバマ大統領との会談もふくめて「時間」を味方につけようとしている。沖縄県民の負担を軽減するための調査を行っていることも知らされた。県知事選挙が終われば沖縄を訪問し、そこで新知事に提案するのだろう。普天間飛行場の移転先は、アメリカの基地再編戦略に沿ったグアムにあると判断しているはずだ。私はそう判断している。だからこそアメリカの軍事戦略に詳しく、一貫してグアムあるいはテニアンへの移転を主張し、行動してきた伊波洋一候補が県知事選挙で勝たなければならない。菅首相が普天間飛行場移転問題で新たな方向性に踏み出すためにも伊波勝利がどうしても必要なのである。


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7 コメント

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有田さんは、菅さんを擁護なさっておられるが? (長岡)
2010-11-24 10:33:13
有田さんは、菅さんを擁護なさっておられるが?

私は、菅さんの、政治家として、リーダーとしての資質に問題があると思っております。
政治家、特にリーダーは、筋を通す、人間で無ければお話になりません。

いくら、言葉で、飾っても、菅さんは、民主党の代表選の時から、鳩山前首相に、
国民に、中国に、アメリカに、ソ連に、この筋を通していません、卑怯者です。

その中で、一番、重要だったのは、国民に問うた、民主党のマニフェストの大幅な変更です。
マニフェストの変更を、したいならば、衆議院を解散して、総選挙選をするのが筋です。

私は、そんな、人間の言うことは、全て嘘としか思えません。
これは、法律よりも、もっと重要で大切な、正義の話しです。

日本に、この正義と言う言葉か無くなりつつあります。
もう僕は菅氏を”変節菅”としてしか信じていないか... (田村 秋生)
2010-11-24 11:36:23
もう僕は菅氏を”変節菅”としてしか信じていないから「県知事選」の結果へのコメントがどういうものか、想像できます。伊波候補が勝ったら勝ったで、逆ならそのように。
秘かにでも「伊波氏勝利」を望んでるなら、岡田幹事長の党議員の応援規制はトンデモナイ「政権交代」時の変心で、もう民主党サイトは読んでいません。岩上氏Ustの取材映像の方がどんなに政権交代した国民を励ましてくれることか!
(仙波元警官にしてから「小沢氏しか居ない」と、偽装事故にされないよう気を配って阿具根市応援に立っています。)

元小泉・麻生政権時の「内閣官房副長官
補(安全保障など担当)」を務めた柳沢協二氏の発言を、東京新聞11月22日(月)社会面P24で記事にしています。
「米海兵隊は沖縄どころか、日本にいる必要はない」「”沖縄に米軍は必要”と結論付けた鳩山前首相の<抑止論>は、時代遅れ」「米国への政治的従属を続ければ、基地負担は消えない」と言っています。(※何故現役の時に持論を主張しなかったのか?に「与えられた課題をこなすだけで精いっぱいだった」と。)

自民系と言われる人でさえ、明確な発言です。それは、検察批判(改革)についても、民主議員より真っ当な論を言ってるのは、先入観あった僕にはオドロキな位の”目から鱗”です。
そうでしたか。 (アーサー)
2010-11-24 12:19:26
そうでしたか。
菅さんもそのころはまだ、仙石の毒気にはまってなかったんですね。当時は何としても普天間の問題と知事選を乗り切るのが最大課題でしたからね。
そこで、いっきに前原が先陣を切り、岡田がフォローして尖閣問題をひきおこし、日本人にまだまだある民族意識の血を煽り、中国脅威論でナショナリズムを煽り、メディアを煽る民主党の中で最大権力を握った千石のストーリーになるわけですよね。
仙石は普天間問題のすり替えに、こんな行き当たりばったりのやり方が、自分達の想定外なこんな事がつぎつぎに起こりうる事まで想定して行動していたとは思えませんよね。
ましてや、沖縄県民の心や気持ちを分かるはずがないですね。
そんな男達が今や日本のリーダーですよ、また独裁者、仙石は法務大臣という権力までも手に入れました。寒気がしますね。
またぞろ、誤った歴史が繰り返されない事を祈るばかりですよね。
普天間移設問題の方向性について、総理という立場... (パステル)
2010-11-24 15:21:01
普天間移設問題の方向性について、総理という立場では言えないことがあるんですという菅と総理だから言わねばならんという小沢さんでは決定的に政治家としての資質の違いがある。総理として言えないという総理を持つ国民は不幸です。直接の責任は民主党の議員に取って貰いたい。
前略 (川島弘三)
2010-11-24 15:56:48
前略

昨日の北朝鮮による韓国への砲撃を考えると、日本には自衛隊しかいなくなることを想定すると、脅威である。ますます基地移転の可能性は少なくなってきている。

確かに、沖縄の皆様には基地負担が大きい事実もよくわかる。
私が住んでいる近くに自衛隊の支処があり、自衛隊のヘリが往来し、普通のヘリに比し格段に大きい爆音がする。たった一機でもこのような状況にあり、ちょっとは普天間基地周辺の人の気持ちもわかる。

沖縄県知事選にてどちらが当選しても県民の民意は、昨今の状況から決まっているように思われる。鳩山氏が寝た子を起こしてしまい、マッチの役割だけ担って、ポンプは他人任せにしてしまった。

しかし、ウルトラDの妙案があればよいが、困難であろう。辺野古移転が無理なら、現状維持ということにならざるを得ないように思える。何とも難題である

いまさら言うてもしょうがないが、沖縄の生い立ちから、戦後琉球国として独立するという生き方もあったように思っております。その方がよかったと思っている人もいるのではないでしょうか。たとえば、観光立国。

いずれにしろ、管さんに妙案があることを期待します

草々
ブログ「お玉おばさんでもわかる政治のお話」の管... (お玉おばさん)
2010-11-25 16:38:34
ブログ「お玉おばさんでもわかる政治のお話」の管理人をしております。伊波洋一さんの著書「普天間基地はあなたの隣にある。だからあなたとなくしたい」の編集をお手伝いさせていただきました。今回の有田さんの記事、うちのブログ読者みんなに読んで欲しくて紹介させていただきました。なんとしても、伊波さんに勝っていただきたいです!!
 沖縄は、その地勢的な位置から、グローバルな国... (五十嵐茂)
2010-11-25 20:38:33
 沖縄は、その地勢的な位置から、グローバルな国際政治の中で県民の意思とは無関係な耐え難い負担をたえず負わされてきた。アメリカの日本侵攻は沖縄をまず占領することだった。
 沖縄の歴代保守政治は、やむを得ない側面を持ちながら、永遠に続くかのようなその体制に蟻の穴を開けるような対応によってのみ戦後をしのいできた。本心を隠した本土自民党政権との折衝は「彼らの言うことは信じられない。約束したことを簡単に覆す」と言わしめた。その状態がもう65年間続いて来たのだ。
 伊波洋一候補は「私は、県民の先頭に立って日本政府にも、アメリカ政府にも、アメリカ議会にもしっかりと沖縄の立場を主張し、県内移設を断念させてまいります。ともにこの選挙に勝って、そして、新しい沖縄を創っていこうではありませんか」ときっぱりと言う。ここには迷走は寸毫も無い。鳩山首相をそれを理由に集中豪雨のように非難した、産経をはじめ読売新聞、週刊現代などの諸君は、この「ブレのない」伊波候補をいまこそ応援しなければならないと思うがどうだろうか。ところがどっこい彼らの紙・誌面に沖縄知事選の「お」の字もない。とことんダラなやつらだ。
 菅さんが沖縄県民の「負担の軽減に全力を挙げる」と言い、「県民の皆さんの反対を踏みにじる形で強引に推し進めることは、やるべきとも思っておりませんし、そういう形でできるとも思ってはおりません」と言うなら、おのずから方向は明らかである。
 沖縄の立場で主張することは、それが決して日米同盟を揺るがすことではなく、鳩山さんも言っていた「新しい時代の日米同盟」の一歩を踏み出す戦後史で初めての日本の首相になると思うが、ぜひ決断して貰いたいものだ。それをやるためには時間をかせげばいい。解散などする必要は絶対無い。政権転落前の自民党もそれを立派にまっとうした(笑)。それが政治というものです。
 そして付け加えるなら、この時とばかりに、嵩にかかって、言ったもん勝ちのような菅さんへの中傷非難には私は合流したくないと思う。

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