有田芳生の『酔醒漫録』

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オバマの訴える「変化」を日本でも

2008-01-05 10:16:36 | 人物

 1月4日(金)2008010401000575 朝から連載原稿を書き、第1稿を終える。締め切りは今日だが、一晩寝かして、明日朝いちばんに完成、編集者に送る。気になっているアメリカの大統領選挙予備選。民主党のオバマ候補に共感がある。アイオワ州民主党員集会ではヒラリー・クリントンに勝利。順当だと思う。政治家としての高い資質を伝えてくれるのがオバマなのだ。母は白人、父親はケニアで生まれた。ハワイで生まれ、父がハーバード大学に独りで向かい、その後は別れたままのオバマ。父はケニアで再婚、事故死する。母も再婚しインドネシアでオバマは育つ。そして再びアメリカへ。デーブ・スペクターに聞いたところ「あちこちで暮らしていたのがいんですよ」と評価する。オバマの流麗な演説はまるでヒップホップを聞いているような心地よさがある。それに比べるとヒラリーの演説はザラリとした感触だ。澄んだ声と濁った声。演説とは何か。人の心に届く言葉は天性のものなのか。それとも修練によるものなのか。オバマの語る姿を見ていてそう思うのだった。46歳の大統領候補。心のなかでは葛藤もあった。それを乗り越えたオバマは、キング牧師が語った「今しかないという強烈な切迫感(fierce urgency of now)」に駆り立てられたのだ。予備選ではヒラリーが惨敗の第3位。全米では支持率1位がこの結果。予備選でオバマが勝利したキーワードは「変化」と「希望」。イラク戦争で疲弊したアメリカの刷新を求める若者の心をつかんだ。ヒラリーは医療制度改革だけに絞った戦略が失敗。オバマはイラクからの全面撤退を訴える。世論調査では大統領に「したくない」のはヒラリーが4割、オバマは1割。8日にニューハンプシャー州でオバマが勝てば、アメリカ史上はじめての黒人大統領が生まれる可能性が高まる。日本の政治にも連動するのは、変化=真の改革が必要なこと。田中康夫代表が執筆したチラシ原稿を読む。7日の午前7時から杉並区荻窪駅前で行う街宣ではじめて配布する。「新しい日本宣言。」2008年版だ。