日々の泡

こころに浮かんでは消え、消えては浮かぶ
日常のありふれた風景をスケッチ

でもね・・・part2

2013-08-10 10:50:56 | ダンス
この話には続きがあるんだ。。。。

いくらTAPを習いにNYに来ているからといって、TAPが上手なわけでも、ダンサーとしてプロを目指してるわけでもない自分が(TAP始めてからも、継続してレッスンに行けてたのは2年くらい?)
いきなり、ホテルの一室のようなTVの収録現場で、タップの世界でいったら神様みたいな人たちが踊るのを、ほんとに間近、目の前で見れちゃうというのは、(そして、エキストラのような任務?もあった)少し時間がたって冷静に考えたら、やっぱりものすごーく驚きだった。例えば、小さい頃からバレリーナになるためだけにレッスンを続け海外に勉強しにいったり、コンクールで入賞するような才能あふれた人でも、簡単にモーリス・ベジャールとふれあえたりするものだろうか?最低でもプロであるという条件は必要とされるのでは?
TAPって、なんて素晴らしい世界なんだ、って感動してしまいました。こんな経験ができる人生が自分を待っていたなんて...想像すらできませんでした。山形でダンスなんて見た事なかったのが、いきなり!ですよ~。上京後との、すごすぎるギャップ(笑)

ワタシがこの経験で得たものって、最近ふりかえって反芻することが気がつくと多いんだけど、
自分が感動してたものの核の部分を自分に問いかけると、あの時も、今も決してタップの技術ではないんだよね。ワタシがたまらなく惹かれてるのって、それぞれのマスターの人間としての生き方、その生き方がそのまま現れているのが・・タップ。であるからして、決してこのふたつを分けることはできないんだよね。それと、マスター同士が存在する時につくり出す空気!!これは、お互いの才能を認め合って同じ世界を生きるものとしての・・・そういう人間同士が出会った時にしか生まれない素晴らしい世界なんだよな~~~(溜め息)

ワタシは、たまたまタップという特殊ともいえる世界に幸運にも出会うことになったから、人生の早い時期にこんな自分の日常からは想像もつかない世界があることを知ってしまった(しまった、なのか?!笑)
だけど、もっと驚くべきことは、TAPを皮切りに・・・それが、決してTAPの世界だけに存在するものではない、という当たり前といえば当たり前のこと、にも遭遇してしまう。演劇、音楽、映画、絵画・・・・それは、とっても幸せなことで、それは疑いの余地がないんだけど

どうしてこんな経験ができたのか。
運がよかった、かもしれない。自分の努力も少しはあった。
でも、それだけじゃない、って、、、自分が一番知ってる。
その時、その時に、与えてくれた人がいた。
ワタシは、若さに甘えて、与えてもらうばかりで。ほんのちょっとでも返せたらよかったのに。
(どうやって返したらいいのかわからなかったし、今でもはっきりした答えは見つけられない。)
・・せめて、返したいと思ってる自分を伝えることができたら、って。

人生は予測がつかなくて、面白い。できるのは、今を生きることだけ?・・・・な~んて、ね。











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