日々の泡

こころに浮かんでは消え、消えては浮かぶ
日常のありふれた風景をスケッチ

大本命

2016-11-22 15:14:14 | 映画・音楽
今朝の地震、驚きました。ちょうど一週間前、レンタルスタジオでのレッスンを終えて受付に行くと、受付の人が、「ねえ、これ見て。すごい雲でしょ、いまさっき撮ったんだけど。」「これ、地震雲じゃない?!」と言って、みみずが逆立ちしたような、天にむかって伸びていく、不思議な不思議な写真を見せてくれたのです。「ニュージーランドの地震のあとだったよね、東日本の。」「宮城方向だよ、怖いね!」と話していたばかりです。人間は、自然にはかないません。

さて映画の話に戻りましょう(笑)ワタシのいきつけの映画館、土曜日から上映作品が変わるのですが、今週は、大変なのです!観たい作品がたくさんあるのに、どれも一週間限定の上映ぞろい。さて、どうしましょう、という感じ。(さすがのワタシも、映画ばかり観てるわけには・・・・汗)
まあ、優先順位をつけて・・・・
「アスファルト」これ、ワタシの観たい1位でした。
アスファルト
観てきました。もう、ビンゴ!!!!!です。ちょっとおとぎ話っぽくて、心が暖かくなって。大好きです。3つの別々のストーリーが、同じ団地の中で進んでいきます。どうしてこんな素敵な話を思いつくのかな。監督、若いです。なんと、息子さんが出演していました。驚きます。(監督の演技論を息子にしゃべらせてる!)キャストがみんなみんな素晴らしい。ヘドヴィックでロックスターだったマイケル・ピットが・・・すごい役(笑)面影ですぐにわかりました。大きくなったね!日本でも阪本監督が「団地」という映画を作りました。ワタシ、夜景なんかも、見るといつも思うんだけど、「きれい!」って思ってる光のひとつひとつを見れば、全部が違うもの、の集合体なんだよね。それを考えると、(ただそれだけで)なんかぐわーっ、っていう感情が溢れちゃったりするんだけど、「団地」もそんな場所。ーひとりひとりが別の人生を生きている。(孤独であったりもする。)でも、ふとした拍子に、(他人と交わって)おもいもかけないことが起こったり、短い非日常を味わうことになったり。考えてみれば、それこそが、創作の原点?とか、「ドラマ」の意味?ーそんなことが、幸せ。って、まったく素敵なことだと思う!おすすめ作品!!!★★★