宇宙の彼方から

自然の不可思議な森羅万象に揉まれる自分や他人の有り様を見つめる。

拉致の顛末

2009-08-02 21:22:02 | 北朝鮮
一回目の訪朝時で安倍さんが、金正日さんに対して失礼をしたことは事実ですよ。そこでなにがあったのかは知りませんが、その時点で北朝鮮は安倍さんを憎むべき相手と断罪しているのですからね。
仲良くすべき会議に出席するに当たって小泉さんは「一切笑顔は出さない」とメディアに宣言して行きました。このような対応は、自分自身の思惑から出たのか?誰かからの入れ知恵なのかは定かではありませんが、私は,安倍さんが要求したのではないかと思っています。
仲良くするべき会議に笑顔なしなんてふざけた話です。
安倍さんの嘘とは?・・・・何ですか?


安倍さんがどのような嘘を付いたのか・・・・誰でもいいから教えて欲しい。
私は二回目の訪朝では、謝罪は謝罪でも、拉致家族を帰さなかった事に対する謝罪だと思っていますが、安倍さんの嘘が原因だとすると、その嘘とやらが重大です。
小泉さんが約束を破った事によって失敗を自覚して、謝罪をする事に対しての安倍さんの自分との考え方の違いを見せ付けられて、以後の入閣要請を断った経緯からして、安倍さんが強く小泉さんに謝罪を止めるよう進言したのではないかと、私は思っていた。
安倍さんに嘘を付かれた謝罪であるならば、入閣要請を小泉さんがする由しもなし・・・・まして、後の総理応援など考えられず。



拉致家族→拉致被害者
嘘を付かれた結果の謝罪である筈はない・・・・と、思うが・・・?
嘘を付かれて北朝鮮に謝罪までしての安倍さんへの入閣要請は有り得ないと思うのが自然・・・・なのだがなあ・・・・
ハバロフスクまで行って謝罪をしようとした、そこまでの行為に対して、安倍さんが小泉さんに義憤を感じたのではあるまいか、と思うが・・・・・
その結果の入閣要請の断りの方が、辻褄が合うのだが・・・・・
すでに安倍さんはこの時点で(総理になる以前で、すでに)北朝鮮から疎んじられているのだから、一回目の訪朝時に何かあったのだけは確かと思う。


当時ほとんどの国民が、約束があったことは理解していた。
ただマスコミが、拉致キャンペーンを大々的に行った関係で、後には引けなくなっていて、結局まつたけのお土産も官僚の誰かが持ち帰ったとか、で、うやむやだし、・・・・ただマスコミを押さえ込んだのは安倍さんかも知れぬ。
だから安倍さんは、添え者ではなく、結構活躍していたのだ。
小泉さんのハバロフスク行きにはさぞかし立腹したであろう・・・・小泉さんも流石に元首同士の約束を反故にしてしまっては、後ろめたい思いがあったのであろう、小泉さんは右翼だが、安倍さんはそれにも増して極右だから、北朝鮮に謝罪などもってのほかである。それが閣僚の就任要請を固持した原因であろう・・・・


同伴した安倍さんがなかったと言えば、官僚はあったとは言えなくなる。しかし、すぐさま意味も無いと思えるハバロフスクへ行けば、ちょっと訳知りの人ならば、謝罪、と読める・・・だがマスコミは一切封印する、キャンペーンの責任もあるからだ。わざわざ日本のドジ、失策を世間に晒すこともなし。小泉さんは、マスコミに乗せられてしまった自分を悔いたであろう・・・・しかし、それからはマスコミを利用することになる。マスコミも総理を乗せてしまって後ろめたかったんじゃないのかな・・・・・随分協力している。

それは違う、拉致被害者ではなく、拉致家族たちだ。
彼らが「絶対帰さない!」と言った。
しかし、北朝鮮は拉致被害者たちのことを思って一時帰国の約束をしたのだ。
子供たちは朝鮮人として生きている。拉致被害者も拉致前の日本での年数と、北朝鮮での年数がほぼ同じくらいになってしまっている。
青年期の記憶のほとんどを北朝鮮で過ごしているのだ。その違和感は本人たちでなければ理解できないだろう。
子供時代の記憶は、ホン僅か・・・・
果たして、日本に帰ったのが良かったかさえ、疑問がつく。
まあ、お金には不自由しない生活を得られたのは、良かったであろうが・・・・・
人間は、何処へ行っても、何処を生活の拠点にしてもそれなりに生きて行くものだ。
生まれてみんなが親元で暮らし、一生を終えるとは限るまい。それぞれが独立して離れて暮らす者の方が遥かに多い。
ロシアで生きる者もいれば、ハワイに永住してしまう者もいる。
家族を人質に・・・などと斜視で見るべきでない。斜視で見るから心が歪むのだ。
監督者は約束の履行のために帰さなければならない役目を負っていたのだから・・・・

安倍さんをそんな程度にしか見ないのであるならば、大した人物ではないことになり、官僚に入れ知恵されただけなら、官僚の田中さんが悪知恵が働いている事になってしまうが・・・・・そんな解釈なのかな?
バカな話だ!誰がそんな話を信じるかね・・・・
安倍さんは相当の策士だよ。
策士の危険を日本の国民が嗅ぎ取ったから、参議院選挙に敗れたのだよ。
大多数の国民は忘却しても、一角の知識人たちには、記憶の隅にある筈だ、あなたが理解しているくらいだから・・・・
みんなその業界の人間は知ってるよ、知っていてもそれを蒸し返す事はしないだろ、自民党の右翼議員から責められて、田中さんがしどろもどろになった場面をみんな見ているし、前後の状況を鑑みて見れば誰だって見当が付く。何のために北朝鮮の監督官が暫く何日も日本にいたと思っているんだ。
何回も帰るように促してもいたんだが、日本の係員たちが近づくことのできないようにそれを阻止していたんだよ。あんまりわかっちゃいないな・・・・・


安倍さんは変な声が上がるので,鎮める意図でそう言ったのだよ。
何か変に誤解しているな、何処からの誰からの情報なのかね?
日本側も帰すように促す監督官の役目を分かっているから、拉致被害者たちを囲って合わせないように邪魔していたんだよ・・・・・
みんな知っていたの!・・・・・分かった!・・・・
だから、小泉さんが「こりゃいかん!」とばかりに自分からか、又は、誰かに諭されてか、田中さんと一緒にハバロフスクまで慌てて謝罪しようと飛んで行ったのだよ、それが気に食わなかったのが極右の安倍さんなのだ。
その結果、アジア外交がメロメロになってしまったのだ。分かったかい・・・・これが事実。