goo事務局に問合わせ中だったのですが、昨日、回答と修正しましたという報告をいただきました。
goo側によりますと、原因は
リンク先をgooブログの記事にしすると、何らかの要因で指定したURL内にgooIDが2箇所記載されてしまうため
リンク先が正常に表示できない
ということでした。
なお、gooブログスタッフブログ でも修正されましたという報告があるようです。
http://blog.goo.ne.jp/staffblog/
情報
作者: Lisa Kleypas
ジャンル:恋愛
種類:ペーパーバック 一般書
YL:6.7
ページ数:373ページ
語数:100523語
お気に入り度:☆☆☆☆☆
ストーリー
1820年代、London。のどかな田舎育ちの作家、Sara Fieldingは、次回作の情報収集のためLondonを訪れていた。そこで、二人組の暴漢に襲われて殺されそうになっていた一人の男性を救う。護身のために持っていたピストルが役に立った形だ。
助けた男性を連れ、言われるまま向かった先はLondonで最大の賭博場Craven's。彼はその賭博場の経営者Derek Cravenだった。
Saraは本を書くための取材をしたいと願い出て、店のへの出入りを許可される。
Saraには婚約間近のPerryという恋人がいたが、店に出入りするうち、Perryとは全く正反対の、複雑で危険な香りのするDerekのことが気になって仕方がなくなる。一方、Derekも素直で純粋なSaraに惹かれていくものの、何度も彼女を冷たく突き放し、遠ざけようとする。
感想
Then Came You('10/4/17) では言及しませんでしたが、Lilyの親友としてDerek Cravenが登場しています。Lilyに気があったDerekですが、Alexとくっつけようとあるお膳立てをするのです。こっちから読んだら、Then Came Youのネタばれかも。LilyとAlexもこの話に登場してるんですが、知り合いが出てきた感じがしてなんだか嬉しい。その後そうなってるのか~というのも知ることができて・・・。Lisa Kleypas、うまいことやるな~って思いました。
Derek、今回またしてもSaraを遠ざけ、あきらめようとします。自分のような人間は彼女にふさわしくないと思って・・・本当に好きな人には手を出さず、遠ざけるのは彼なりの思いやりなんでしょうか?
そんなDerekですが、やっぱり悪(わる)です。Derekにとって女なんて欲望を満たすための道具か、金のためか、成り上がるための手段でしかないという人生を送ってきてるんですから。娼婦の母親に排水溝で生み落とされて捨てられたという、悲惨な生い立ちのせいもあるでしょうけど・・・。愛情を知らず、子供のころから生きるために盗みは当然のこと、墓の遺体を掘り起こしてお金を稼いだり(医者や医大生に解剖用として売るらしい)、貴族のご婦人のベッドのお相手をしてお金を得、さらにその夫を脅して店を開くための資金を貯めたという・・・ま、手段を選ばないタイプ。今や大富豪。
そんないわくつきの危ない男を好きになってしまうのが、田舎のお嬢様という感じの、まっすぐで純粋で、世間知らずで無鉄砲なSara Fielding、25歳。ベストセラー作家でもあります。悪そうで荒っぽい人を好きにになってしまう人っていますよねぇ~なんで?案外、情熱的で、Derekをも包み込める人かも、って中盤以降思いました。Derekを冷静に分析している感じ、彼の本質を見抜いていたのかな?私も前半は乱暴で命令口調で、命を救ってくれた人に対してこんな横柄な態度はないだろう、と思っていたんですが、後半、彼の人となりが分かってくると・・・見方がちょっと変わります。
もはやすべてを手に入れているDerekですが、実は内心どうにもならない虚しさを抱えています。Saraはそんな心の隙間を埋めてくれる存在のはずですが・・・。冷たく突き放しても、どうやってもSaraに惹かれてしまい、普段は荒っぽいのに、結局のところ彼女に対しては、超や~さ~し~い~。ああいう人がこうなるか・・・という終盤の激変にはメロメロになる女性も多いはずです。お手上げ。