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Evenig Class(Penguin Readers 4)

2010年04月14日 | ★YL4
情報
作者:Maeve Binchy
ジャンル:ヒューマン
種類:ペーパーバック、GR
YL:4.0
ページ数:69ページ
語数:18000語
お気に入り度:☆☆☆☆

Penguin
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ストーリー
Ireland、Dublin。家庭では家族との間に距離を感じている教師のAidan Dunne。仕事では真面目にやってきた彼、時期校長に就任できるかもという淡い期待を抱いていた。
ところが次の校長に選出されたのは彼ではなく人気者Tony O'Brien。落胆したAidanだったが、代わりにevening classを開くことになった。内容は一般向けのイタリア語講座だ。
一方、結婚してしまった愛する人Marioを追ってイタリアへ行き、Sicilyに26年もとどまり続けたNora O'Donaghue(Signora)。Marioの死をきっかけに再びIrelandへ戻った彼女だったが何の当てもない。そこへイタリア語の講師をしてみないかというAidan Dunneの依頼を受け、二人はイタリア語講座を開講する。

感想
同名小説の簡約版。
メインは7人といった感じですが、全体として、総勢20人以上の登場人物が織りなす群像劇です。イタリア語講座に集まるワケありな人々。それぞれのストーリーがバラバラのようで実はあちらこちらでつながっていて、不思議な縁があります。世の中って狭いねーという意外なつながりが特に面白かったです。
いろいろな理由でイタリア語を学ぶ人々。Signoraの力量もあって真面目に学び、力をつけていく生徒たち、目標や自信を得て、少しずつ変化していきます。
それにしてもSignoraはもったいない、特に何も書かれてはいませんが、Marioの愛人なの?一緒になれる見込みもなかっただろうに、Marioの奥さんとその子供たちの成長を見守る26年ってなんだったのでしょうか?生徒を引き付けて、やる気にさせるような能力があるだけにもったいない気がしました。
人生の負け組といった感じの人たちや、長年我慢に我慢を重ねてきた人たち、この人たちの問題は解決するのだろうか?果たして幸せは訪れるのだろうか?といったところですね。

彼らの問題がすべてすっきり解決していくわけではありませんが、読んでいくと、この話がどこへ収束していくのかすごく気になります。やや物足りないところもあって、ちゃんと原作を読んでみたい気がしました。

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