株式会社オフィス総合研究所

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中小企業IT経営力大賞2010受賞記念講演会

2010年03月26日 16時17分47秒 | 異業種交流会
中小企業IT経営力大賞2010


昨日、中小企業IT経営力大賞2010受賞記念講演会に出席した。

これは、ちゅうごくIT経営応援隊事業の一環として行われいるものである。

はじめに、中国経済産業局 電子情報産業担当参事官の平井信義氏より

挨拶があった。

続いて(社)中小企業企業診断協会顧問の高島利尚氏より

「変革期を勝ち抜くIT活用の視点」と題して基調講演があった。

中小企業IT経営力大賞の受賞企業から見た成功のポイントとして

1.経営環境などの状況認識と目指す方向を明確にする

2.IT経営の推進プロセスを知る(各プロセスの狙いを知り、参考にする)

3.人の知恵を集める(社内の人材、社外の人材)

4.あきらめないで継続する

とのこと。

続いて、受賞企業の記念講演があった。

はじめは、

「岡山青果食品協業組合におけるIT化による業務改善への取り組み」

と題して、岡山青果食品協業組合の齋藤一夫氏と(株)両備システムズの

山田史倫氏による講演が行われた。

岡山青果のホームページ

1次システムは、組合事務の合理化で2人職員減、請求業務-100時間/月

入金業務-50時間/月という効果を上げらたとのこと。

2次システムは、組合員の労働条件の改善で組合員の労働時間を1500時間/月

の削減ができたとのこと。成功要因は、「検討委員会」に役員、課題意識を持った

組合員、ITコーディネータ、ITベンダー、に「ITに詳しくない組合員」を

加えたことと、理事長が権限を委譲してくれたこととのこと。次システムとしては、

組合員(八百屋さん)とお客さんとをWEBでつないで、直接注文ができるシステム

を構築する。

次は、「中小企業のパワーは多能工化とIT活用による」と題して

鳥取県金属熱処理協業組合の渡辺英人氏による講演が行われた。

とりねつのホームページ

この組合は、鳥取県との連携により大規模な設備投資を行い、あらゆる熱処理

を可能にし、付加価値を上げていったとのこと。

ISOを取得したのが契機となり、トータル人事制度も取り入れて、

職員のモチベーションを上げていったとのこと。

それとともに、全工場にLANを張り巡らし、どこからでも社内外の

情報を入手、共有できる情報をシステムを構築されたとのこと。

どちらの事例も組合なので、組合員との受発注の効率化というのが

共通する課題であった。

その先に組合員とお客様の連携があるのだと思う。

その後、交流会が行われた。

島根県、鳥取県の産業振興機構や中小企業団体中央会の職員の方や

システムベンダー、ITコーディネータの方が参加し、楽しく交流をした。

             交流会の写真

安西事務機ホームページ

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