池川亜矢子の行住坐臥再び

独り言、のち猫、時々身体のこと

信頼しているからこその『指摘』~指導について②~

2017-03-07 01:48:14 | 仕事、身体

土曜日からヨガマスタースクールが始まって、集中力半端ない・・・
参加者の皆さんだけでなく、育成にも意識を向けなくてはな時期なので。
この2日間ほど食べたら寝るのみでした、はは。
ま、気楽な仕事なんて、そりゃないさ、慣れる、慣れる
今日もご飯後、即寝・・・ちょっと頭を整理したくてお風呂準備しながら書いてます。

さて、以前に口頭指導についてアップしたんですが。

その口頭指示の中でも3つを使い分けてます。

①具体的かつ端的に伝える
②現状を伝える
③質問する

今日は、この②について。

私の個人的な考えですけども
この口頭指導、全て伝えきってはいかんのです。

過保護で相手の可能性や自立性を潰しちゃうんです。
自分で出来ることなのに、考えたらわかることなのに。
それらを全て指導として伝えきることは、指導者のエゴのような気がするんです。
でも、伝えきってしまうのは、実はとても楽で。
そして、全て伝えるということは、相手を信頼していないのでは?とも思うんです。

ただただ、言われた通り動いて、間違っていたり、自分には負荷が強かったりすることって沢山ある。
そして、それを体感して修正する力をつけなければいけない。
その力さえつけば、どんな指導者に当たっても、自分の体を守れるし育てられる。

その体感覚を養って欲しいと強く強く思います。

だからこその②です。


『膝、曲がっているよ』、『足の向きが違いますよ』と現状を伝えるだけの時もある。
自分で気付けることだから、よく感じて、よく見てね、ってことです。

シンプルに言うと、『指摘』という言葉になると思うんですけど、この言葉って二面性があって。
大事なことを伝える&欠点や間違っていることを伝える、この相反した意味がある。
私は前者の意味合いで使っているのですけれども。
この伝え方や伝える対象を洞察して見抜かなければ後者の意味で捉えられがちで。
言われた方は、気分を害したり、やる気が出なかったりしますよね。

だから、この『指摘』に関しては、参加者と指導者との信頼関係が成り立っているか?が大きなポイントです。

そう普段のレッスンの積み重ねが物を言うわけですな。

だから、この『指摘』の手法を使わない指導をされている方が多いように感じます。
もちろん、その方なりのポリシーがある場合だってあるでしょう。
でも一番は、気分を害されると困るってことじゃないかな。
最近、すぐに何でもクレームだもの。
指導者が偉いとは思わないけど、命を預かっている時間は諦めて委ねて欲しいわ。
あれ、脱線しそうだ。

ってことでね、『肘、曲がってるー』とか『それ違う!』って伝えた時には

あなたには自分で気付いて修正出来る力があるはず、頑張れ!!

ってことです。

信頼してるんです、あなたを。

それを忘れないでください。

人は皆、可能性を秘めている。

また、そのうち③についてアップします(いつだよ!笑)