日々、あんのん。

からだの育ちの凸凹、学習のスタートラインにつけない人のもっと学びたい、発達したいを応援します。

次男ちゃんとの学習。

2016-05-10 21:53:16 | 発達応援
 鹿児島は雨降り、曇りが続いています。
このまま梅雨に突入するのではないか、と思うくらいです。

 積込みの仕事でも、汗が背中を流れます。
まだ、風薫る5月がはじまったばかりなのに~~~~!

 梅雨やら夏やらが思いやられます。

 今日は年長さんの子とフォイヤーシュタインでした。

 この年中さんは、次男坊の末っ子さんです。

 学校で仕事をしているときから思っていたのですが、
長男、長女って、慎重でおっとりしていて、ちょっとおりこうさん。
でも、どうかすると、自分で判断するのを躊躇して、マイペース過ぎるところもあったり、
打たれ弱いところがある、ナイーブさん。

 次男、次女って、頭の回転が速くて、ちゃっかりもの。
でも、どうかすると、我を通すし、振舞いがずるいというか、小賢しい感じのところがあったり、
打たれ強くてたくましい感じ。

 大雑把にいうと、そんなような印象がありました。

 この年中さんも私の印象に漏れず、
頭の回転は速いし、一度言ったら、ぱっとできて、注意されるのは嫌いなタイプです。

 そんなこの子がはまってやるのが、
「スケッチブックいっぱいに1分間のぐるぐる」

 

 条件は、
鉛筆を折らない、
鉛筆をスケッチブックから離さない、
テーブルにはみ出さない、
目はスケッチブックからはなさない、
なるべくスケッチブックいっぱいに、真っ黒になるくらいに書く、
というもの。

 テーブルにはみ出したくないけど、ギリギリのところまで行って、
「カタン」と鉛筆がテーブルに接触する音がすると、
「あ!」っという顔をしながら、「でも、まだ1回だからね!」と言いつつも、
とても悔しそうです。

 また、はじめは左手がスケッチブックに添えられていなくて、スケッチブックが動き放題でしたが、
「まだ、年長さんだけど小学生のような手の使い方できる?
小学生はね、ノートが動かないように左手でノート押さえるんだよね。」というと、
「できる!」といって、左手を添えています。

 小学生の兄がいるので、この子にとっては、
「小学生ができることをする=兄と一緒!」ということが、
モチベーションになるように感じました。

 そして得意な点群ではスイスイとやっていきます。

 

 しかし、不得意な言葉の分野の課題では、
すっかり疲れて、見守ってくださっている保護者のところへ何度も行って、
パワーをチャージしていました。

 それでもできないと、問題用紙に当たりまくり、
逃げて「まゆたんのかばかばかばかば…」と言い続け、
注意すると耳をふさいで「わーわーわーーーーー」と言い続けます。

 ああ、私もしたよ、そんなこと…、と懐かしがってもいられないので、
本人を取っ捕まえて、「問題に当たるな!」というものの、
聞く耳持たず、ワーワー言い続けていました。

 あとは、注意しても聞かず、
さりとて、話しはしたい…、という感じで、
「まゆたんのぉ~、もみにょもにょもにょ…」と言いながらチラ見する状況だったので、
子どもに体遊びを吹っかけて、くすぐったり、笑わせたり、「食べちゃうぞー!」と襲いかかると、
大笑いタイムになります。

 子どもは自分が悪い、と思ているのだけど、
謝りどころをつかみ損ねて、いつまでも意地になることがありますよね。
長男長女たちは、けっこう素直に「ごめんなさい」と本心や否やは別として、すぐ言う印象がありますが、
次男次女たちは、「『謝ったら負け」と思っているのか!?」と思うくらい意地を張る印象があります。


 そんなときは、私は体をくすぐったり、
「家に連れて帰ろう~!」と持ち上げて小脇に抱えて離さなかったり、
そんな遊びをしながら、子どもがこちらに話しやすい環境にしていきます。

 そうしていると、まったく違うことで遊んでいるのに、
子どもの口から「さっきは、ごめんなさい」と言ったり、
こちらの話しをじっと聞く態勢になったりしてきます。

 頑固だけど、この変わり身の早さも次男ちゃんの魅力だよなぁ~と今日も思ったことでした。

 次回から、問題に当たらず、きちんとする!と言っていましたが、
どうなることやら、楽しみなことです

 

 
 
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