日々、あんのん。

からだの育ちの凸凹、学習のスタートラインにつけない人のもっと学びたい、発達したいを応援します。

柔らかい手。

2016-04-04 11:35:35 | 日記
 今日の早朝の仕事は、予想外のバッタバタでした。

 トラックの台数が増えたことで床材が滑りやすいところでの作業もしなくてはならず、
積込む荷物を積んでいるドーリーがするするする~っと滑ってしまうことや、
月、火と積込みがないトラックがあったのですが、
そんな連絡を受けていない私たちは荷物を探しまわったりと、
てんやわんやの新年度のはじまりでした。

 ドライバーの方々も受け持ち地区が変わりてんやわんや。
「新年度だね~~~」と我々積込みおばちゃん軍団は眺めるのでした。

 先週で終わった、朝ドラ「あさが来た」、毎日お昼の再放送を楽しみに観ていました。
その中で、あさの旦那さん新次郎さんがなくなる前に、
あさが新次郎さんの手を取ると、新次郎さんが
「柔らかい手」とあさの手のことを口にするシーンがありました。

 この言葉を聞いて、私は父のことを思い出して、じんわりしていました。

 7年前に亡くなった父は、家が好きで、
膵臓がんだとわかってしばらくは入院していましたが、
点滴がはずれると、自宅療養に切り替えていました。

 そして、寝る前にいつも母と握手をして、
「また、明日!おやすみなさい。」と挨拶を交わしていたようでした。

 そんなある日、父が私に、
「いつも握手する和さん(母のこと)の手が、ふわふわ柔らかいのは、
僕がそんなに苦労はさせなかったということだね。
まぁ、手柄とか自慢だとは言わないけれど、
そのふわふわした手と握手をすると、そういうことを思う、ということ。」
と天井を見ながら言いました。

 そのことを母に話すと、
「ねー、お父さんはいつもそんな言うよ。
『手をがさがさにさせんかったのは、僕の功労。
まぁ、苦労知らずの手ということだからね。』ってさー。
お父さんのヘマで色々あったのにねー。」と笑っていました。

 そんなことを朝のドラマを観ながら思い出し、
アロマトリートメントをするので手は大事にしていますが、
手って、そうかぁ、大事なんだなぁ~、そうかぁ…と、
ひとりじわぁっとすることでした。


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