先日、子猫のミルクボランティアレッスンに行ってきました。
講師は、鹿児島市内の獣医師浜崎先生。
ル・オーナペットクリニックの先生です。
ミルクボランティアというのは、本来ならば母猫と過ごす時期の子猫、特に乳飲児の子猫が色々な事情で母猫と過ごせなくなった場合、母猫がわりに育てるボランティアです。
母猫と過ごせなくなる理由は、人に捨てられたり、誤って母猫と引き離されたり、様々です。
私がミルクから育てた子は、1匹だけ置いていかれたのか、中学校の体育館にいた子猫でした。
ところでこのミルクボランティア。
一般のお家で乳飲児を拾った場合はもちろんですが、その他でも必要とされている場所があります。
それは「動物愛護センター」です。
近頃は、殺処分をなくそうという取り組みがどこも盛んです。
遊び盛りの子猫は貰われて行く場合もありますし、成猫さんも相性の良いお家を待つ機会もあったりします。
ところが、乳飲児の子猫や臍の緒もついたままくらいの子猫が愛護センターに持ち込まれることもあるそうです。
母猫と一緒なら、成長を待って譲渡会などでお家を見つけることができます。
でも、数百グラムしかない乳飲児の仔猫だけ保護されても、職員の方も面倒を見ることはできません。
特にこの春先〜夏の仔猫の生まれるシーズンは、たくさんの乳飲児の子猫が持ち込まれますが、衰弱したり、ミルクを飲む力がなかったりで、命を落としてしまうことも多々あるそうです。
それは、子猫の頃は数時間おきにミルクが必要だけど、そんなに子猫にかかりっきりにはなれず、結果、子猫が衰弱死してしまうのです。
そんな子猫を減らすために、一般にミルクボランティアを募って、少しでも救える命を増やそうという取り組みが鹿児島市内では始まるようです。
私が住む地域でも、「ミルクボランティアさんお願いします」という呼びかけをインスタで見かけることがあります。
去年は1日だけ、ミルクボランティアを引き受けました。
小さな子猫の命をつなぐお手伝いができればいいな、と思います。