11月21日、鹿児島のコンディショニング講座も来週末に迫ってきました。
いつもはお子さんとの参加をどうぞ!としている鹿児島の講座ですが、今回は午前中は大人の方のみ、午後はいつもの通りお子さんとどうぞ、という形にしています。
さて、午前中の講座は、10月に佐賀で行われた「発達過程をたどり直すコンディショニング」のvol2です。
どうして発達の過程を大人の方々にたどり直してもらうのか?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
赤ちゃんが生まれてからどんな動きをしていくか、その動きの中でどんなことを獲得していくか、ということはたくさんの本や動画で知っている方もたくさんいらっしゃることと思います。
私たちだって、かつて赤児の頃にはそうやって色々な動きをして、拍手喝采浴びながら大きくなって今があります。
かつて私たちも本や動画のような動きをしていたかもしれませんが、残念ながら記憶にありません。体には刻み込まれているのでしょうが…。
そうなのです。かつてやったはずで、体に刻み込まれているだろうからとやってみるとできないのが赤ちゃんの動きです。
その動きを自分が抜かしていたのか、加齢とともに体が硬くなったからか、何なのか、案外できないのが赤ちゃんの動きです。
でも、栗本さんの講座で、赤ちゃんの動きの再現をすることが目的ではありません。
そもそも赤ちゃんも子どもも、大人の動きを見て分析して「なるほど、そうやるのだな」と動いているわけではなく、自分のできる動きをやることの繰り返しの中で、少しずつ、でもダイナミックに動き、自分の五感で色々なことを感じているのだと思います。
少し大きくなると、周りの子どもたちと自分の動ける範囲の違いに気がつき、集団の中で動くことを億劫がるようになることはあります。
それでも、それぞれの子どもたちが自分の動きを感じながら動きのバリエーションを増やそうとする姿は、学校の短い休み時間にもよく見る光景でした。
大人になった私たちは、動くというと運動と結びつけて、体を柔らかくしたいとヨガやストレッチの動画や教室に通ったり、うまい人のマネをすることで、動きを獲得しようと努力しがちです。
それはそれで良いことなのだけど、それを子どもたちに当てはめて、指導していくのは、またちょっと違うことのように思います。
今回、午前中の講座では、指示される動きについて、体はどんな状態か自分で自分の動きを感じて、小さい子どものときのように、「できる」、「できない」ではない純粋な体が動くということを見つめて欲しいなぁと思います。
それを感じると、子どもたちの動きを「できてる」「できてない」で見ることから離れて見ることができると思います。
定員30名です。
あと半分ほどお席がありますので、奮ってお申込みください。
お申込み先は
annon.okiraku ★gmail.com(★を@に変えて)
よろしくお願い致します。