日々、あんのん。

からだの育ちの凸凹、学習のスタートラインにつけない人のもっと学びたい、発達したいを応援します。

搾取。

2017-07-07 22:34:56 | 発達応援
 今日は久しぶりに牛乳やヨーグルト、野菜、お肉を買って、冷蔵庫に入れました。

 「このお肉は、今日明日使わないかもだから、そんなときはーーー」と、冷蔵庫の説明書をどれどれどれ。
冷蔵庫もドアの表面がタッチパネルのようになっていて、確認しなくてはいけないような感じです。
冷凍しても切れる機能とか、サクサク使いこなすには時間がかかりそうです。

 講演会というのは、人をお呼びして、話しをしてもらいますね。
呼ぶほうとしては、ぜひ、この方にお話ししてもらいたい、そして、聞いてもらいたい!
との気持ちでお呼びするものと思います。

 私も3月にこよりさんと花風社の浅見さんをお呼びして、講演会を開催しました。
それぞれ、日々の予定やお仕事がある中、それぞれのお時間を割いて、
南の果てに来ていただくのです。

 それ相応の覚悟は必要でした。

 それでも、その頃私にお子さんを預けてくださった保護者さんが、
日々、療育や習い事にお子さんを通わせて、保護者さん同士の付合いに余裕なく日々過ごされている姿に、
こよりさんの子育てのお話は、何かのヒントになるのでは…、と思い、
来ていただけないか、浅見さんを通して話していただいて、
講演会を開催することができました。

 そのこよりさんのブログを読んで、
こよりさんがそれまで講演会などで受けて来た扱いに、驚愕と憤りでいっぱいになりました。

 多病息災発達障害者こよりの日常

 こよりさんが一緒にお仕事をされていた方には、
先日亡くなられた佐々木正美さんというとても有名な先生もいらっしゃいます。
支援をする中で、巡り会うことも多々ある著書の先生ですから、
私の本棚にも以前、佐々木先生の本はありました。。

 また、こよりさんに講演を依頼されていたのも、
私のような名も知れない、一個人ではないところの方々と思われます。

 それで、このような扱い!

 人の時間をわざわざ割いて、呼び立てて、話しをさせて、さようなら。
女子会、有志のお茶会ではないと思うのです。

 講演が終わり、一緒に壇上にいた方の見送りをし、
自分は自費で、迷いながら帰路につく、こよりさんのその心持ちを思うと、胸が締め付けられます。

 発達障害の当事者や凸凹っ子を育てる保護者さんは道具ではありません。
それぞれに生活がある、暮らしがある、時間や都合もある、人です。

 「世の中の理解を!」と声高く叫ぶ前に、
それを叫ぶ人たちに、社会や仕事を理解しているのか、問いたいものですね。

 私が関わる、凸凹っ子の親御さん方が頼りにしている協会や会が、
こういう搾取を普通のことと、平気でしていないことを祈るばかりです。

 そんな感覚では、子どもたちを社会に羽ばたかせる感覚は育たないと思うのですよ。

 色々と、ため息な七夕です。


 

コメント
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